ちょっと前にクラファンにて、ALL-WINGS EVO4ホーネットなる怪しいサドルが販売中と書きましたが、

このサドル、ビックリしたことに売上は1846万を超え、購入者は989名(12日16時現在)。
いやはや凄まじいなあ…
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このサドルの注意点
このサドルはUCIルールに適合してないためレースで使えないことや体重制限があることが注意点ですが、メーカーサイトが更新されていた。
All-wings bike saddles-evo4 Super HornetGCN JAPAN : 「真是一個劃時代的座墊!!」承襲evo3戰隼的強大基因,並再強化其功能性,evo4超級大黃蜂實現全方位設計,車褲已不再是必需品。
バイクをひっくり返したときに、地面に直置きするなと。
シートクッションの表面は焼付塗装を施してあり、道路や壁など硬いモノに直接接触すると塗装が剥がれ落ちる可能性があるため、何らかの下敷きを置いてくれとある。
パンク修理などでバイクをひっくり返すときには注意かも。
あと、バイクを壁に立て掛ける際も気をつけたほうが良さそう。
サドルバッグを装備できるのかについては、正直現物合わせしないとわからないですね…
まあ、サドルレールがあるので取り付けは可能だと思うけど、サドルバッグは似合わない予感w
ちなみにいくつかメーカーサイトにFAQが載ってましてちょっと興味深いところを。
寒くて乾燥した気象条件下での使用に関する注意事項
サドルのナイロン素材は、水分を吸収すると非常に強くて弾力性のある物理的特性を発揮します。寒くて乾燥した気候の地域では、サドルが0度に近いかそれ以下の低温/相対湿度40%未満の低温に長時間さらされると、ナイロンは徐々に水分を失ったり凍結したりして、硬くなって破損しやすくなります。サドルの翼を手で軽く押して、硬くて弾力性がなくなったことに気付いた場合は、破損の危険を避けるためにサドルに乗らないでください。ユーザーは、サドルを40〜50度のお湯に30分〜1時間浸すと、サドルは柔軟で弾力のある状態に戻ります。
★★★熱湯は使用しないでください★★★
All-wings bike saddles-FQA鷗翼專利腳踏車座墊榮獲2017年台北國際發明展鉑金獎, 2018年國家發明創作銀牌獎, 2019年起陳列於國立科學工藝博物館, 由國家列冊永久典藏與展示, 英國及日本GCN報導給予極高之專業評價
たぶんこのサドル、セッティングは難しそうな予感がしてますが、購入した人は頑張ってベストポジションを探していただければ。
本当に成功するかは
このサドルはクラファンでは大成功の部類に入りますが、製品としてヒットするかは今後継続して売れるかなのよね。
今まで「一発屋」のような製品はいくらでもあったわけで、一発すら上がらない製品も数多くあったけど、一発止まりの製品も多い。
けどアレよね。
おそらくこのサドルを購入した人は、直感的に面白そうと思っているのだと思う。
こういう奇抜な製品が売れるか売れないかはなかなか興味深いけど、それだけサイクリストの「ケツ問題」は根が深いのかもしれません。
どんなサドルでもセッティングが悪ければ無意味なので、ケツ問題を抱えるサイクリストには「まずはセッティングの見直し」をオススメしてますが、怪しいサドルが約1850万とはなかなか夢がある話だよなあ…
気にいる人が多いか少ないかはヤフオクやメルカリをチェックするとだいだいわかる。
商品のデリバリー後、ヤフオクやメルカリに大量出品されていたら…
その意味では、気になるけど様子見した人もいるのだろうか?

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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