大手自転車店のイエローハット、いやY’sロードの記事に疑問があるのですが、
ワフースピードプレイペダルは、スマートトレーナーなどで有名なワフーから発売されているビンディングペダルです。ビンディングペダルとは専用のシューズで脚とペダルを固定するシステムです。スピードプレイの場合は真上から押し込むように踏み込み固定します。踵を外側にひねれば外すことができ。所謂引き足を使うことで使う筋肉の分散やペダリング効率を高めることができるのでレーサーだけでなく、ゆるポタ勢にもおすすめです。
そりゃゆるポタでもスピードプレイで問題ないけど「おすすめ」なのかと聞かれたらわりと疑問。
たぶん一般的イメージのゆるポタならSPD(SPDはシマノの商標です)のほうがおすすめなんじゃないかと…
私の悪い癖で深読みしたり裏読みしてしまうのですが、これは「(ゆるポタだと嘘をつかれてガチ乗りに付き合わされた)ゆるポタ勢にもおすすめです」という意味なのではないか？と勘ぐってしまうわけでして。
ゆるポタ詐欺
ゆるポタ詐欺とは「ゆるポタだと聞いたのにガチライドだった」という状態。
このような乖離が起きる理由ですが、
「オレにとってのゆるポタ」と「他人にとってのゆるポタ」が乖離するから詐欺に遭う。
普段300キロ走る人にとっては150キロは短距離だし、普段40キロで巡航する人にとっては35キロ巡航はゆるポタ扱いになりかねない。
けどわりとこのトラブルは聞く。
実際のところ以前参加した某グループライドでは、経験が浅い女性ライダーが後々不満を言っていたけど、走行レベルが違う人同士が一緒に走ると起きやすい。
もうね、事前に確認するしかないのよ。
「ゆるポタ」なんてアバウトな表現ではなくて、何キロくらいで走るのか？スピードはどれくらいなのか？を。
けどややこしいことに、サイクリストはS気質な人が多い一方、M気質の人も多い。
S気質な人が仕掛けてきた「ゆるポタ詐欺」に対して、M気質の人がヒイヒイ言いながら喜んでいることもあるわけで。
それはそれで一つのプレイとしては成立しているからいいのだろうか。
◯◯詐欺
イケメンと聞いていたのに非イケメンだったとか、軽作業と聞いていたのに重労働だったとか、緩やかな登り坂と聞いていたのに激坂だったとかよくある話ですが、
「私にとってはイケメン」⇔「他人にとってはイケメンとは限らない」
「私にとっては軽作業」⇔「他人にとって軽作業とは限らない」
「私にとっては緩やかな登り坂」⇔「他人にとっては激坂」
イメージの乖離なので、具体的に確認するしかないのよね。
具体的に聞いても答えをはぐらかす場合は、確信犯的ゆるポタ詐欺の可能性が高まる。
確信犯的ゆるポタ詐欺だとわかった上で参加するのはM気質強めとしか言えないけど、それはプレイとしては成立しているから問題ない。
スピードプレイが「ゆるポタ勢にもおすすめ」なのかは謎ですが、
「(ゆるポタだと嘘をつかれてガチ乗りに付き合わされた)ゆるポタ勢にもおすすめです」
のように何か付け加えると違和感がなくなる。
まあ、ゆるポタにスピードプレイで何ら問題はないのですが、たぶん世間一般がいうところのゆるポタにはSPD(SPDはシマノの商標です)のほうがおすすめなんじゃないかと…
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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