フルクラムには既にウネウネ系リムを採用したSHARQ42がありますが、ここにきてさらにリムハイトを上げたウネウネ系リムSHARQ57を発表しました。
Contents
フルクラム SHARQ57
https://www.fulcrumwheels.com/en/wheels/road-bike-wheels/sharq57
既に存在するSHARQ42はリムハイトが42~47mmのところ、SHARQ57は57~62mmとしている。
この投稿をInstagramで見る
| SHARQ42 | SHARQ57 | |
| 重量 | 1440g | 1520g |
| リムハイト | 42~47mm | 57~62mm |
| リム内幅 | 25mm | 25mm |
| リム外幅 | 29.8mm | 29.8mm |
| 適合タイヤ | 29~76mm(2-Way Fit) | 29~76mm(2-Way Fit) |
| スポーク数 | 24/24 | 24/24 |
SHARQには2ウェーブ・リム、つまり2つの波をイメージしたリムが採用されていて、ノーズ付近には規則的・対称的なウェーブを、サイドには非対称なウェーブが設けられている。
これにより空力性能の向上とハンドリング性能を最適化したとしてますが、
風洞試験と路上試験では、30mmタイヤ、時速45キロでSHARQ42と比較して空力が10%よいらしい。
なおリムハイトが高い分、SHARQ42と比較してハンドリング性能は「1%」低下するものの、同じリムハイトでウネウネリムではないSPEED57と比較した場合にはSHARQ57のハンドリング性能は6.3%向上する。
空力とハンドリング性能を追及するにはウネウネ系リムが有効なことを示していると言えますが、ホイールメーカーがウネウネ系リムを採用したがるのは空力とハンドリング性能のバランスを考えたときに現状での最適解と言えるからなのかと。
ウネウネ系リムは特許云々でいろいろ争いもありましたが…
高ハイトですが
実質的に60mmハイトのホイールなので使うシーンは限られてくる、というわけでもなく、
重量面ではSHARQ42に軍配が上がるものの、トータル性能としてみるとSHARQ57はオールラウンドに使えるのかもしれない。
リム内幅が25mm、30cタイヤが前提というのは10年前からしたら考えられないことですが…
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


コメント