報道とはなんなのか考えさせられる事案ですが、

これさ、真相はこれ。
こういう構造(Googleマップより)。画像左側で3車線道路同士が合流して4車線になってる。左下から合流したら道路の左端に到達するまでに右側の車線を走らざるを得ない。画像左端にある横断歩道を渡ろうにも左折したら逆走になる。知ってれば一旦降りて横断歩道という選択もあろうが初見では無理でしょ。 https://t.co/CAd9JTwczX pic.twitter.com/0AvDWiVkUK
— akimi_o @名古屋 (@akimi_o) August 21, 2025
要は変形Y字路から合流すると、電動キックボードはこうなるしかない。
ところで、このように合流するのが「交差点の右折」なのか?という疑問が生じる。
なお交差点自体には信号はない。
これ、最近警察庁の解説書をみていて知ったのですが、この場合は「交差点を直進」になるらしい。
これは合流角度、信号の有無、車両通行帯境界線、中央線などを総合的にみると双方直進(というより合流)扱いになるんだけど、特定小型原付が左側端又は第一通行帯を通行しなくても違反にならない理由は18条1項又は20条3項でいう「やむを得ない場合」にあたる。
以前記事にした気がするけど、普通に自転車で通行していたらいきなり左側から合流車線が現れて第三車線を走らされるような構造がありまして。
それも「やむを得ない場合」にあたる。
けど、おかしな切り抜きをして報道するメディアがいるわけで、問題の本質を全く捉えてないのよね。
なお初見で左側に横断歩道があることに気づけるか?という話になりますが、正直酷。
こんなのいろいろ方策はあるのよ。
「自転車や特定小型原付は左手の横断歩道を利用」という看板があるだけでも変わるし、車道の逆走扱いにならないよう誘導するための構造を作ることもできるはず(一例でいえば横断歩道に誘導するためにわずかな区間を自転車道、しかも自転車一方通行にするなど)。
この国はメディアが問題をわかってないことが最大の問題なのかもしれません。
このケースで必要なのは取り締まりではない。
まあ、この状況で特定小型原付が左側端に進路変更するのはかなり難しい。
そして「違反だ!取り締まりしろ!」と考えるドライバーがいるのも問題で、「構造的に仕方ないし安全に左側端に行かせてあげよう」とする精神がなければムリなのよね…
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


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