なかなか興味深い記事が出てまして、ホイールメーカー「Scribe Cycling」の実験によると、5mmのカーボンスポークとAlpina Ultralite Aero steel spokeを比較した空力実験では、スチールスポークのほうが空力が良かったらしい。
ただし加速時の反応性や軽量化はカーボンスポークが勝り、高周波の振動を自然に吸収するためダンピングもカーボンスポークが上だとする。
まあ、Alpina Ultralite Aero steel spokeって調べた限り2.0-1.5-2.0mmらしいので、

5mmのカーボンスポークと比較すればそうなるのは当たり前な気もしますが。
これらの結果を受けて「スチールスポークがよい」という話をScribe Cyclingがしたいのではなく、空力特性を改善したカーボンスポークの開発に注力し新しく販売予定のホイールに採用されるらしい。
ところで、カーボンスポークのホイールは最近、中華系ブランドで活発な気がしますが、それはカーボンスポークの特許を持つ中国メーカーが関係する。
理屈の上ではカーボンスポークが優位と言えるんだけど、わりとややこしいのは「ホイールが硬すぎて合わない」という人も一定数いること。
要は過剰剛性になる場合があり、必要な剛性は人により違うのだから最後の最後は相性でしかないのよね。
以前「もはやスチールスポークは時代遅れでいずれ淘汰される」みたいな言説で語る人がいたんだけど、
そうはならないでしょう。
剛性は高けりゃ高いほどいいという話ではないのはフレームでもシューズのソールでも言えること。
とは言え、以前よりカーボンスポークが注目されているのは事実。
ところで、スポーク素材はスチールやカーボンのほかにアルミもあれば、ザイロン繊維のような特殊ホイールもある。
アルミスポークは意味がないんです!と力説し、いろいろあって自爆して滅亡したブランドがあった気がしますが、良くも悪くもアルミスポークのホイールは減ったのも事実。
思うに、ディスクブレーキ化でスルーアクスル化したことで駆動剛性が高まり、アルミスポークを必要としなくなったのではないかと思うのですが、
そのわりに「カーボンスポーク採用で剛性アップ」みたいな話が出るところを見ると、カーボンスポークを採用するためのコストが以前より低コストなのか、アルミスポークにはないメリットがあるだけなのかはわかりませんが、アルミスポークっていつの間にか消滅してしまいましたよね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


コメント
だいぶ前ですが、ゾンダ(スチールスポーク)とシャマルミレ(アルミスポーク)で比較して、ゾンダのほうが空力がいいとの実験結果を見た覚えがあります。
スポークの幅が空力に影響するワケですが、カーボンスポークの場合、組む本数を減らせるようなのでそのあたりを加味した結果なのかは気になりますね。
剛性に関しても組み方やスポーク長(リムハイト)で変わるでしょうし奥深いですね。
コメントありがとうございます。
ソンダとシャマルで差が出る…どのくらいの差なのか気になりますね。
ちなみに実験条件はわかりません。