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「事故で横転した」と「救助のために横転させた」では全く違う。

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相変わらず推測に推測を重ねてますが、

この事故は「加害車両が横転した」のではなく、「救助のために加害車両を横転させた」が正解。

衝突した自転車(手前)と救助のために横転させた軽乗用車=20日午前10時15分、宇都宮市上戸祭2丁目(画像は一部加工しています)

宇都宮、20日朝の重体事故 意識不明の母親、重傷の男児の身元判明|下野新聞デジタル
20日午前に宇都宮市上戸祭2丁目の市道交差点で乗用車が自転車に衝突した事故で、宇都宮中央署は20日夕、意識不明の重体となっている自転車の女性の身元を

つまり運転レベル向上委員会が語るような事故ではなかったことになる。
なお自転車の位置にしても、自転車が前方に投げ出されたのか、自転車も下敷きになっていて、横転させ救助した際に「自転車を取り出して放り投げた」のかすら不明。

 

また、被害者が下敷きになっていたそうですが、救助のために横転させた方向を考えても運転レベル向上委員会が語るような事故ではなかったんだろうなと想像してしまいますが、理屈の上では自転車の横断方向が右→左の場合でも左→右の場合でも起こりうる。

 

わからないので「あらゆる可能性がある」としか言えないわな。

 

ところで運転レベル向上委員会は判例を挙げてますが、

運転レベル向上委員会から引用

仙台地裁判決はこちらに書いてある通り。

自転車と横断歩道の関係性。道路交通法38条の判例とケーススタディ。
この記事は過去に書いた判例など、まとめたものになります。いろんな記事に散らかっている判例をまとめました。横断歩道と自転車の関係をメインにします。○横断歩道を横断する自転車には38条による優先権はない。○横断歩道を横断しようとする自転車には3...

原告は、道交法38条1項が、横断歩道における歩行者及び自転車の優先を定めているから、自転車にとっても横断歩道上は聖域であると主張する。しかし、同条項は、横断歩道を横断する歩行者と自転車横断帯を横断する自転車を保護する規定であると解され、横断歩道上を横断する自転車について、歩行者同等の保護を与える趣旨とは解されない。もっとも、本件歩道は自転車通行が許されているにもかかわらず、本件交差点には横断歩道のみが設けられ、自転車横断帯は設けられていないことからすれば、本件歩道上を走行してきた自転車がそのまま横断歩道を進行しようとすることは自然な成り行きということができ、かかる道路条件に照らすと、本件交差点を左折しようとする車両においても、本件歩道上を走行してきた自転車が本件横断歩道を横断することがあり得ることを想定して、より十分に注意を払うべきであったということができる。

 

仙台地裁 平成29年5月19日

うちの記事で引用した部分をまんま使っているのですが、そもそもこれなんで「本件歩道は自転車通行が許されているにもかかわらず、本件交差点には横断歩道のみが設けられ、自転車横断帯は設けられていないことからすれば、本件歩道上を走行してきた自転車がそのまま横断歩道を進行しようとすることは自然な成り行きということができ」という説示なのかというと、仙台地裁の事故現場歩道には「自転車通行可」の標識があるからです。
判決文を読んで引用したようには思えませんが、要はこの裁判の論点は「自転車通行可の標識がある歩道から横断歩道に進行する場合、自転車の扱いが変わるのか?」なのよね。

 

なので報道の事故とはあまり関係がない。

 

ところで、推測で事故を解説するリスクについては何度も取り上げてますが、

【元海上自衛隊幹部が苦言】T-4墜落
著書「海上自衛隊潜水艦最強ファイル」ニコ生:元海上自衛隊ユーチューバー。政治・軍事・国際・経済・憲法など話題のニュースをわかりやすくお届けします!サブチャンネル:
①正確性の欠如
②関係者への配慮
③調査妨害
④社会の混乱

わからないものを推測する必要なんてどこにもないし、むしろ害なのよ。
普通に考えて欲しいんだけど、事故態様が全然違う場合、当事者からすれば「デマを流された」としていい気分になるはずもない。
「こういう事故があった。左折して横断歩道を通過しようとする場合は確認しよう」みたいな一般論ならわかるんだけど、運転レベル向上委員会の話はそうではない。

 

ところで、このように推測で解説するということは、自身が事故を起こしたときにも同じように推測で解説されることを容認していることになる。
全然違う内容にして解説されようが気にしない人なのか?
それとも事故を起こさないという自信があるから関係ないのか?

 

ちょっと前に自動車教習所の社長が事故を起こしてましたが、個人的にはアレは一種の教訓だと捉えた。
道路交通についていろいろ語ってきた私が事故を起こしたら、何の説得力もない。
自動車教習所の社長が事故を起こしたら、同じなのよ。

 

あの事故報道をみて「気が引き締まった」というのが正直なところですが、運転レベル向上委員会の人の解説からはそういう雰囲気を全く感じない。
残念ながら、人間は必ずミスをする。
ミスをすることを100%防ぐことはできないことを認めた上で、ミスをしないようにより注意して運転しないといけないわけですが、

 

「事故で横転した」と「救助のために横転させた」ではずいぶん違うんだよね…
推測系YouTuberの問題点はここ。

コメント

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