SPECIALIZED Divergeが大幅モデルチェンジへ!ジオメトリから読み解く新型グラベルロード。

スペシャライズドのグラベルロード、DIVERGEがフルモデルチェンジを果たしました。
フューチャーショック2.0とか目玉もあるわけですが、フレームのジオメトリが大きく変わったことのほうが大要素なんじゃないかと思うわけです。

フレーム改善へのアプローチ法としては、なかなか大胆にジオメトリを変えてきたなと思ってまして。

ジオメトリの大きな変更点

ジオメトリの大きな変更点ですが、リーチが長くなったこと、チェーンステイ長が拡張、ヘッド角が減少、などが共通事項でしょうか。

リーチ、フォークオフセット、ステムなどをピックアップしてみます。
(サイズ58は多くの人が関係ないと思うので除外)

旧48新49旧52新52旧54新54旧56新56
スタック569mm571mm574mm577mm592mm592mm613mm610mm
リーチ360mm365mm367mm374mm373mm383mm379mm392mm
トップ長524mm529mm532mm542mm549mm558mm561mm573mm
フォークオフセット55mm55mm55mm55mm50mm55mm50mm55mm
ステム70mm80mm90mm90mm100mm100mm100mm100mm
ヘッド角70.8°70°71°70.5°71.9°71.25°72.5°71.75°
チェーンステイ419mm425mm419mm425mm421mm425mm421mm425mm
ホイールベース9971019100410261004103210111042

共通事項としてはリーチを長く取る方向にして、チェーンステイ長の拡張などとも含めて、ホイールベースを長く取る方向性ですね。
ここがバイクの安定性を高める一つの工夫です。
新型DIVERGEでは、太いタイヤでステアリングがモッサリしないよう、ヘッド角をやや寝かせる方向にして、フォークオフセットを増やしてフロントセンターを長く取る一方、ステムを短くして、ステアリングを向上させる方向にしたようです。

で、旧型DIVERGEでは、BB下がりを85mmとかなり大きく取っていたわけですが、新型DIVERGEではBB位置がやや上昇。
BB下がりは80mmになりました。

これにより、荒地でもペダルが地面と接触しない効果もそうですが、ペダリングをよりダイレクトにするという効果もありそうです。
ちなみにBB下がり80mmでも、グラベルロードの中ではかなり下がっているほうです。

BBが上昇した分、サイズ56以外ではスタックハイトを上げているので、相対的なハンドル落差は大きく変化していないかもしれません。
BB位置が上がる=同じ人間ならサドルが上昇しますので。

チェーンステイ長の拡張は、タイヤクリアランスとも関わってくるわけで、タイヤクリアランスは700cで47mmまで。
650Bでは52mmまで対応するとなっています。

勝手な予想ですが、前作DIVERGEでは、BB下がりを【やり過ぎた】のではないかと思ってまして、いくら太いタイヤを履くとは言え、85mmのBB下がりも凄いなと思ってました。
BB位置をもうちょっと上げて、それでいて同じような軽快な走りを目指した結果なのではないかと勝手に推測しますが、いろんな報道を見る限り、短いステムで最適化するような話も書いてあるので、ステムは短め推奨なのかもしれません。

そう考えると、今までどおりのリーチの目安でフレームサイズを選ぶとおかしくなるのか?という疑問もややあったり。

Future Shock 2.0

スペシャライズドといえばフューチャーショック機構で、フロントフォークの振動を減衰するわけですが、Future Shock 2.0採用。
油圧ダンパーでトラベル量20mmを確保しながら、オン・オフの選択も可能。

舗装路とオフロードで使い分けたい機能ですよね。

SWAT内蔵型ストレージ

ダウンチューブ内に、小物が入れられるようになってます。
工具類やパンク修理用の道具、補給食などをダウンチューブに内に入れることが可能なので、余計な荷物を背負うこともない。

ダウンチューブというのがポイントですよね。
重心を最も下げることが出来る場所ですから。

こういう機能は地味に嬉しいポイント。

異彩を放つ一台

スペシャライズドのグラベルロードは、前作DIVERGEでもBB下がりが85mmと異彩を放ってました。
他社のまとめはこちらにありますが、

BB下がりとタイヤサイズの関係性。

いくらタイヤが太いグラベルロードとは言え、BB下がり85mmって凄いなと・・・

新作DIVERGEでは、BB位置がちょっと上がって、BB下がりは80mm。
リーチを長くしてステムを短くする方向という、新しい方向性を打ち出してきたので、どんな乗り味になるのかかなり興味津々なんですが・・・

実際のところ、日本ではグラベルロードよりもロードバイクのほうが主流です。
グラベルロードってどれだけ売れているのかよくわかりませんが、グラベルロードと一言で言っても、各社とも結構違います。
オンロードしか走らないならグラベルロードを選ぶのはちょっと違うかなと思いますが、舗装路もオフロードも走りたいなら最強の一台になるかもしれません。

こちらがラインアップです。

車種フレームコンポ値段(税別)
S-WORKSFACT 11r carbonフレームセット45万
PRO CARBONFACT 9r carbonSRAM Force eTap AXS70万
EXPERT CARBONGRX RX817 Di250万
COMP CARBONGRX RX81042万
SPORT CARBONFACT 8r carbonGRX RX81030万
COMP E5E5 Premium AluminumGRX RX60023万
ELITE E5GRX RX40017万
BASE E5クラリス11.5万