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正しいボトルケージの選び方。フレームサイズが小さい方は要注意!

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ロードバイクに乗る上でボトルとボトルケージは必須のアイテムですが、いろんな種類があり、価格差もあります。
高いほうが何かいいことあるの??などと聞かれたりしますが、なんでこれだけボトルケージに種類があるのでしょうか?

ボトルケージの基本

まず、原則として自転車用ボトルの場合、ボトル自体の太さは同じです。
なのでどのボトルケージを買っても、どのボトルを買っても、装着自体は可能。

 

その上で、素材の差、取り出し方の差などがあります。

素材の差

ボトルケージの素材は、大きく分けるとカーボン、樹脂、金属の3つです。

 

素材によって何か性能が変わるのかというと・・・単にボトルを保持する性能だけいうなら、何ら変わりません。
重量の差と見た目の差だと思えばいいので、好きなデザインを選べばいいだけ。

 

重量が軽い順に、カーボン、樹脂、金属となりますが、必ずしもこの順序と言うわけでもないので、重量にこだわる方は一つ一つ確認するしかありません。

 

だいたいの目安ですが、

素材 重量の目安
カーボン 20g前後
樹脂 40g前後
金属 50g前後

それほど大きな差ではありませんが、クライマーなどで少しでも重量を落としたい人は、超軽量のボトルケージを使う人も。

 

こちらはTNIのJUST7というカーボンボトルケージですが、


http://www.trisports.jp/?q=catalog/term/345

 

重量が7gなので、製品名もJUST7という超軽量ボトルケージです。

同じく9gのJUST9というものもあります。

ここらへんだと、かなり肉抜きされて軽量化されているので、常用するにはちょっと耐久性は心配かもしれません。
比較的使っている人が多いなと思うのは、ELITEのボトルケージでしょうか。

 

私も使ってます。

このあたりはフレームカラーに合わせて選ぶといいでしょう。

ペットボトルを使いたいか?


https://topeak.jp/cage/wbc03400.html

 

ロードバイク用のボトルはペットボトルよりも太いので、ボトルケージにペットボトルを入れると、相当ガタガタします。
なのでペットボトルを使いたい人の場合は、トピークのモジュラーケージが定番。
これだと、下についているダイヤルを緩めれば、太さを変えることが可能。

 

縦出しか?横出しか?

ほとんどのボトルケージは、縦方向にボトルを引っ張って取り出します。
ですがフレームサイズが小さい場合などは、縦にだとボトルが引っかかって取り出しづらい、もしくは根本的に装着不可能な場合すらあります。

それを解消するために、横方向に取り出せるボトルケージもあります。


https://topeak.jp/cage/wbc09300.html

 

こちらはトピークのニンジャケージSK(ライトハンド)。
右手で横に取り出す形です。
逆のレフトハンドもあります。

この手のタイプは各社から販売されています。
ボトルケージ定番のELITEでもPRISMシリーズが横出しタイプ。

空気入れやサイクルコンピューターでお馴染みのレザインにも、FLOW CAGE SLというサイドプル式があります。

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ゼファールのサイドプル式は、結構安い。

 

このタイプでの要注意ポイントなのですが、恐らくほぼ全てのメーカーのものはダウンチューブに装着することを想定した場合の【レフトハンド】【ライトハンド】だということです。
シートチューブに装着する場合、フレームに付ける向きが変わるので、ダウンチューブで右取り出しのものをシートチューブに取り付けると、左取り出しになってしまいます。

 

そのためどちらでも同じ方向から取り出したい場合、左タイプと右タイプの両方を買うことになるので注意です。
間違っても右タイプ二つにすると、ダウンチューブとシートチューブで取り出す方向が変わってしまいます。

 

トピークのデュアルサイドケージの場合だと、

https://topeak.jp/cage/wbc07000.html

 

これはアルミ製ですが、上下を反転させれば左右どちらからでも取り出し可能というものです。
左右の指定があるタイプと、このように両面使いのものがあるので、ここもまた要注意ポイント。


フレームバッグと干渉する場合

最近はグラベルロードを使ってバイクパッキングする人もいるわけですが、フレームバッグを付けた場合、どうしてもバッグとボトルが干渉してしまい、うまく取り出せない問題が発生します。
そういう方に最適なのは、上で挙げたような横出しタイプもそうなんですが、マグネット式という変わり種もあります。

パチンとマグネットでくっつくタイプ。
あまりメジャーな存在ではありませんが、フレームサイズが小さい場合などでも使えそうです。
専用ボトルと専用ボトルケージ以外は使えませんので、ボトルの選択肢では制限が掛かりますが。

フレームサイズが小さい人の場合

フレームサイズが小さい場合、どうしてもロングボトルが使えなくなるなど制限が掛かることもあります。
先ほど挙げたような横出しタイプにするのも一つですし、マグネット式にするのも一つの方法ですし、トピークのALT-Position Cage Mountsのようなものを使って、ボトルケージの位置を変えることも出来ます。

 


https://topeak.jp/cage/ywb03400.html

 

ただし一般的には、横出しタイプにする人が多いのかなと。
フレームサイズが極端に小さい場合は、シートチューブ側に取り付けボルトすらない場合もあります。
そういう場合、サドル後ろに取り付ける人もいなくは無いです。


http://www.trisports.jp/?q=catalog/node/8276

 

トライアスロンだとむしろこっちに取り付けることも多いですが、ロードだとそれほど多くはありません。
サドルバッグが取り付け出来なくなるなど、制限が掛かってしまうので、ジャージのバックポケットに入れる人もいるかも。

結局は見た目でOK

超軽量のボトルケージなどだとさすがに耐久性はないと思うので、そういうのは常用するにはオススメしません。
定番どころのELITEとかはカラーバリエーションも豊富なのでオススメです。

トピークのモジュラーケージですが、しっかりダイヤルを締めておけば、ペットボトルでもガタつくこともありません。
見た目はレーシーではないので、好みは分かれるでしょうけど、ペットボトルでもガタつかないのは魅力的。

 

なのでボトルケージを選ぶ際にチェックしたほうがいいポイントは、

チェックポイント 選ぶべきタイプ
フレームサイズが小さい 横出しタイプ推奨
ロングボトルが取り出せるかどうか 取出しが困難な場合は横出し、もしくはボトルケージ取り付け箇所を変えるか(ポジションマウントなど)。
重量 気にする人はチェック
フレームバッグを使いたいか 横出しタイプやマグネット式など

最後は見た目オンリーです。
極端なほど超軽量のモデルの場合、ボトルの保持力も弱い場合もあるので、超軽量タイプは決戦用と割り切ったほうがいいかもしれません。




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