いつも長距離乗る前日には、一通りチェックするポイントがあるのですが、久々に幽霊ペダリング現象が起こっていたので、直しました。
幽霊ペダリングってなんじゃ??という人のために。
幽霊ペダリング
これです。
アウター×トップにしてクランクをぶん回して、クランクから手を放す。
クランクから手が離れているのに、クランクは後輪の回転につられて勝手に回ってます。
ロードバイクはピストではないので、当然固定ギアではなくフリーがあります。
この幽霊ペダリングは、当然異常です。
幽霊ペダリングの危険性
これは一度経験してから注意していることなんですが、
長い下り坂をペダリングを止めて進んでいたときのこと。
この幽霊ペダリングが起こっている異常な状態をイメージしてください。
幽霊ペダリング=後輪の回転に伴って、チェーンが正回転方向に進んでいる状態ですよね。
その状態でペダリングを止めていると、前に進もうとするチェーンを足で止めているので、チェーンが弛みます。
私のチェーン落ちしたケースですが、これが起こっていることに気が付かずに、下りから平坦に変わるタイミングでシフトチェンジとペダリングを開始したところ、FD付近で詰まっていたチェーンが暴れて、FDを巻き込んでチェーン落ち。
FDはとんでもない方向に曲がってました。
なので非常にマズイ状態です。
幽霊ペダリングの解消方法
たぶんこれが起こりやすいのは、マヴィックのFTS-Lタイプのラチェットです。
それ以外はどうなのかよくわかりません。
マヴィックのFTS-Lタイプのフリーボディなら、ここに注油するだけ。
この白い樹脂部分に注油です。
ちなみにメーカー指定は、ここはマヴィックのフリーボディオイルです。
当サイトでは、ショップの勧めもあって、RESPOのチタンスプレーを使ってます。
ちなみにですが、普通のチェーンオイルなどはNGです。
ゴムと樹脂への攻撃性が無いオイル限定なんで。
スプロケ外して、フリーボディ取って、いったん汚れを拭きとって、注油。
メンテ後はこの通り。
ちなみにマヴィックの場合、グレードが高いホイールとか、ディスクブレーキ用ホイールは全てインスタントドライブ360になっているので、そっちの構造はよくわかりませんw
あくまでもFTS-Lタイプのやり方。
他社ホイールだと、この現象は起こりにくいらしいですが、幽霊ペダリングが発生しているときは、ショップで見てもらったほうがいいと思いますよ。
スタンドでクランクを回して、供回りがあるか確認しますよね。
そのクランクを手で止めると、チェーンがガッと弾むように動きます。
私はこれで痛い目にあって以降、ここは要注意項目にしてます。
乗車前の点検
乗車前のお手軽点検ですが、私がやっているのは以下の通り。
・空気を入れる
・変速チェック(&供回りの有無)
・バイクを軽く持ち上げて、落としてタイヤをバウンドさせる(異音の確認)
・時々、ヘッドの緩みの確認
変速チェックと同時に供回りを見てますし、タイヤをバウンドさせるのも一瞬で終わるし。
タイヤをバウンドさせてガチャガチャいうときは、何か緩んでいます。
こういうチェック方法をルーティーン化すれば、異常を察知しやすいですね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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