先日紹介した、急にビンディングペダルの固定力が上がってリリース出来なくなる話。
意外と同様の事例の方がいまして、せっかくなのでご紹介を。
元ネタの方から
元ネタはこちら。
管理任様の言う通り異物の存在が原因だと思って間違いないと思います。
個人的に水溜まりの上を走るのが嫌なので、自転車を手持ちして水溜まりを歩くと高確率でビンディングに泥が付着します。
そうなるとかなりリリースしがたい状況になります。
もう慣れたので泥が付いたら、その場の草やら地面やらで削り取りますが、これくらいの泥で?とも思思いますが。。。
前に相談いただいたとき、結局は原因不明だけど直った!ということで、何らかの異物が付着していて、解除されたときに異物が飛んだのではないかと思っていました。
泥程度でもリリースが困難になるとのことですが、ロード用ペダルは排泥性とか特に重視してないので、しょうがないのかもしれません。
こういうのは、やはりMTBペダルが最強なんでしょう。
原因は、やはりクリートか
まずは、TIMEのペダルでリリースが困難になったという方から。
右はめて、走り出して左ですが、しばらく乗ってなくて久しぶりのライドのときなどは、左をガチャガチャすることがあるのでそのせいでしょう。減ってくるとクリートを水平にはめられず、ほんとに微妙に斜めって踵までハメてしまうことがありました。踵がバネ全開状態ではまるので捻っても抜けない。パチンと音がしない。
まあ、左が早く削れて行くのは確かなことです。
ただこれ私の場合、むしろ緩くなる方向だったので、このようになったことがない。
TIMEのペダルですが、何かの拍子に斜めに嵌ることはあります。
変な位置で嵌ったときに、こうなる可能性もあるということです。
さて、そのことをお世話になっているプロショップでお話したところ、LOOKクリートに限った事かは不明ですが、クリートの縁?外周部にバリ?等が発生することで外れにくく
なることがあるようです。管理人様の考察にもあるように、着地した時に付着物あることも影響します。
なかなかクリートの手入れまで気が回りませんでしたが、そんな体験をしてからは時々クリート外周のバリ取りなんかをするようになりました。
クリートの磨耗から、バリのようなものが出来て、それがペダルとの間で邪魔するということのようで。
確かに、クリートを手入れするという感覚って、正直なところ交換以外では考えもしない人が多いかなと・・・
私は何度もやらかしてますが、クリートが緩んでいることに気が付かず、やたらリリース角が大きくなったと思ったら、なぜかクリートを止めているボルトが一本行方不明とか・・・
クリートが磨耗すると、TIMEだとやたらクリック感が無くなってきて、緩い感じになります。
それが交換の目安なんですが、場合によってはササクレが変なところに嵌って、リリース困難になることもあるようなので、磨耗してバリみたいになっているときは、除去したほうが良さそうですね。
もちろん、一番は新品に交換するほうです。
あと、やはりクリートのグリップが剥がれて・・・という方も。
LOOK KEO BLADE2(16N.m)+KEOグリップ(グレー)で2段階右折しようと信号を渡りきったところでリリースしようとした際、突然左足が外れなくなりました。
結論から言いますと、私のパターンではクリートのゴムが外れかかっていてペダルの中で悪さをしていたみたいです。
左足(リリースする足)が上死点だと力が逃げて外れにくいので、下死点で踵を上げ気味にして勢いをつけて力いっぱい捻ってリリースしました。
自転車を降りてペダルを確認しましたが問題なく、クリートのネジの緩みかと思いクリートを確認したところ、地面に接するゴム2箇所が外れかかっていている以外は特に異常がありませんでした。
そのまま目的地まで行って帰ってきたのですが、その後現象が出なかったのでKEOグリップのゴムが外れかかっているのが原因と判断しました。
貧乏性が出て消耗したクリートを使い続けたのが良くなかったですね。
それからは勿体ないと思っても早めにクリートを交換するようになりました。
KEOグリップのクリートで、グリップ部が剥がれて引っ掛かって・・・という話ですね。
そうそう剥がれるものではないと思うのですが、これも乗る前にチェックしたほうが良さそうです。
剥がれかけなら、取ってしまうかクリート交換がいいかと。
クリートの汚れを落とす
クリートを洗浄するという人はほぼいないでしょうけど、乗る前と乗った後に、簡単にチェックしておいたほうが良さそうな。
ビンディング嵌める前に必ず確認・・・というのはさすがに現実的ではないので、泥道とか濡れた道を歩いたあととか、草むらを歩いた後とかは、念のため軽くシューズ裏を見ておいても損は無い。
クリートって、限界まで使おうとする人は多いと思います。
実際、多少ササクレみたいになっても、使えればいいやという人は多いはず。
おかしなデッパリがあることで、ペダルとの間に挟まってリリース困難に陥る人もいるので、ササクレ・バリは見つけたら排除。
磨耗し過ぎの場合は、新品に交換したほうがいいですね。
LOOKのKEOグリップのクリートの場合は、グリップ部の剥がれかけにも注意を。
それにしても、私の予想をはるかに上回る方々から、事例の報告を頂きました。
結構あるあるの事例なんですかね??
LOOKの説明書でも、クリートをちゃんと観察しろよ的なことが書いてありますが、正直ノーマークな人は多いはず。
外れなくなるとパニックになるでしょうから、乗る前には靴底を観察。
これがベストなんでしょうね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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