前に書いた気づきベルの話について。
歩行者目線からコメント頂きました。
気づきベルを「気づけベル」「どけどけベル」という人は自転車乗りの立場で考えられている方が多い印象です。ルールとマナーを守るサイクリストとして安全確保の責任を相手に転嫁するベルのようなものは許せないというお考えなのかと感じました。
翻って歩行者の立場からすると、音もなく後から接近してきていきなり追い越していく自転車は非常に怖いです。その点気づきベルを付けている自転車は近づいてきているのが分かるので安心感があります。
追い越す際に声をかけるという方もいらっしゃいますが、音もなく後ろに現れた自転車の人から声をかけられたら二重に驚きます。
川沿いの遊歩道を歩くことが多い立場としては、歩行者の横を減速せずに駆け抜けていく自転車はベルをつけているいないにかかわらず多いです。
特に歩道を走る自転車はすべて気づきベルを付けてほしいとさえ思っています。
ブログ主様のような安全意識の高い方は、歩行者にも配慮されているのでしょうが、それでも自転車と人が混在して通行せざるをえない道が多くある現状からすると気づきベルのような自転車の存在を早くから知らせてくれるものには有用性があるように歩行者の立場からは感じています。
歩行者目線
いろいろと捉え方は様々あるでしょうけど、歩行者目線で気づきベルがあったほうが助かるという意見でした。
ただこれ、逆に考える歩行者もいるはず。
このほかに【どっちでもいい】という意見があるとして、三者三様の捉え方になるんじゃないかなと思ってまして。
気づきベル問題って肯定派と否定派に分かれることが多い案件だと思ってまして、結局は自転車乗りの立場でも意見は分かれますし、歩行者の立場でも意見が分かれる。
答えは出ない・・・
そもそも論
川沿いの遊歩道=サイクリングロードを指しているのだと思いますが、そもそも論で言うと、ベルがどうこうとかの前に、歩行者のすぐ横を爆走するロードバイクがいることが大問題なはず。
私が思うにですが、気づきベルが免罪符的な使い方されて、
減速しなくても問題ないぜ!
こういうバカがいることが問題なんじゃないですかね。
前の記事でも書いたように、気づきベルを使っていて、歩行者がいたらきちんと減速して、安全が確認されてから追い抜いていくロードバイクについてはむしろアリかなと思ってまして。
減速したくないからオマエラ気づけよ!みたいな使い方については、シネバイイノニと思ってます。
先日紹介した、歩道でフラフラママチャリに乗っている高齢者に気づきベルがついていた件。
あれも本来の意味でいうなら、
けど乗ることを規制する法律も無いし、ジジイがフラフラしながら歩道を走る結果になる。
そういうのは万が一の事故で巻き込まれる歩行者は悲惨なので、ジジイなりの自己防衛策として気づきベルを付けているのかなと想像します。
もしかしたらご家族が付けたのかも知れないですが、わかりません。
気づきベルが付いているし、歩行者を最優先させて徐行するなど危険なプレイをしないというのであれば、別に構わない気がしてます。
しかし
上で書いたのは理想論に過ぎなくて、
このように考える人も当然いる。
要は結果重視なのか、その経過重視まで考えるべきなのか?という違いなのかもしれません。
結果重視論者の考えって、結局は事故って無いならオールセーフみたいなものです。
歩行者の横スレスレを爆走しようと、小さな子供がウロウロしているすぐ横を爆走しようと、事故さえ起きてないならOKみたいな考え。
経過まで重視する人なら、歩行者がいれば徐行して安全な距離を保ってから追い抜くとか、小さな子供がウロウロしているなら、その子供がこっちの存在に気がつくまでは追い抜きしないとか。
これって車とロードバイクの関係でも同じだと思うんですね。
この関係性ではロードバイクが交通弱者になるわけですが、結果しか重視しない人であれば、ロードバイクの至近距離を追越ししても、事故さえなければオールOKとしか考えない。
経過まで重視する人であれば、自転車がふらつく可能性なども考えて、安全な側方間隔を取って追越しする。
車に至近距離で追越しされて激オコしているロードバイクがいたとします。
その人は当然、歩行者を追い抜くときには車間を取って安全な速度で追い抜きするはず。
まさか、歩行者のスレスレを時速40キロで追い抜くなんてしているなら、至近距離で追越しする車に怒る理由が無い。
因果応報の原則というか、自分がされたくないことは他人にもしないというのが大原則なんでしょうね。
で、気づきベルの話。
気づきベルを使っているし、サイクリングロードで歩行者がいたら十分減速して、側方距離を取って追い抜きするというなら、別に構わないと考えます。
けど、気づきベルがあるから大丈夫みたいな暴走する奴が出てくるから、好きになれない。
サイクリングロードってやっぱトラブル多いなと思うのは、例えばこういうのですよ。
・減速してといってもしてくれないから、ダート舗装にして強制減速させる例
・何らかの恨みを持った人が、サイクリングロードにクギをばら撒く事例
・自転車に向かって突っ込んでくるヤバイ人の例
・自転車が優先されていると勘違いしている奴向けに、名称を変更している事例
考え方 | |
マトモなロード乗り | サイクリングロードって、歩行者がたくさんいて危険だし、ロードバイクがマトモに走れる場所ではないよね |
勘違いしているロード乗り | サイクリングロードは、信号も無いからガンガン飛ばせるし最高だ! |
休日と平日でも違うでしょうけど、休日のサイクリングロードってどこもカオスだと思うのですが・・・
前に荒川でクギのばら撒き事件があったわけですが。
アレに対して憤慨して清掃活動をした人が、サイクリングロードで爆走したり並走したりしていれば、そもそもオマエがそんな走り方するから恨みを買ってそうなったんじゃネーノ?とすら思ってしまう。
サイクリングロードは道交法上の道路なので、並走禁止ですし。
(いわゆる私有地に当たる部分も道交法上の道路です)
私の感覚では、気づきベルを使っていようと、歩行者がいれば減速して安全に追い抜きますし、あってもなくてもたいして変わらないというのが本音。
歩行者目線で気づきベルが合ったほうが助かるという意見は、たぶんですが、そもそも川沿いの遊歩道を爆走する奴がいるからそう思うのだろうなと。
みんなが減速と徐行をしてくれるなら、不要でしょうし。
爆走したいならサイクリングロードではなく一般道へどうぞ、が本来あるべき姿なのかもしれません。
まあ、世の中にはヤバイ奴なんていくらでもいるので、ヤバイ奴は気づきベルでもつけて早めに気が付ける体制にしてもらったほうがいいのかなと思う面もあります。
こういうどうしようもない奴とか。
ホンキでヤバイ奴については正直なところ更生出来る余地もないので・・・
そういえば昔、ウエーイ!みたいに車内ではしゃいでいる学生??が運転する車が、第二通行帯から駐車場に向かって左折してきてビックリしたこともあります。
お前らは楽しいのかもしれないけど、喰らったほうは死んでしまう・・・
こういうのもそうなんですが。
12日の初公判で男子大学生は「事故を起こしたことは申し訳なく思う」としたうえで「時速100km前後で曲がることを危険だと思っていなかった」と述べました。
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同乗していた女性が四肢麻痺になって苦しんでいるそうですが、別の報道では、同乗していた女性は危ないからやめろと言ってたようですね。
時速100キロで曲がれると思うほうがおかしい。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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