先日書いた記事なんですが、うちの父と同じだ!と読者様からメール頂きました。

さて、記事にありましたが、「いくらで直る?」もう、まんまうちの父と一緒です。。。
某有名なミニベロに乗っているのですが、先日パンクしたと聞き、私の行くショップを勧めてしまいました。
後日、父からは高い!ぼったくりだ!俺はパンクを直したいだけだったんだ!との連絡がありまして。パッチで直ると思っていたようなのですが、新品チューブ代が掛かったことが嫌だったようです。しかも、チューブは自前で持って行っていたそうなのですが、古くてチューブ表面に亀裂が入っているほどボロボロだったため、これに替えることはできないと言われたのも腹が立ったようでして。。。「なぜ使えないんだ。まだ大丈夫だろ?」といったそうなのですが、パンクリスクも含めて説明され、替えられないことは当然だと思いますし、ショップ側もパンクする可能性のあるチューブに替えるなんて、事故でも起こされたらかないませんもんね・・・まあ空気入れただけで割れそうな感じでしたが。
私からも説明しましたが、「お前はいい自転車に乗ってるから対応が違うんだ!」「ロード以外は相手にしないのか!?」など、よくわからないことを喚かれまして・・・すごく丁寧に対応してもらったじゃんと思いつつも、これ以上言うと危険だったので何も言いませんでした。
なかなかだなぁと・・・
工賃の話
過去にも工賃の話を書いていますが、この記事、なぜか常時それなりの数のアクセスがあります。

ロードバイクを趣味として乗っている人と、ママチャリの人では感覚の乖離が大きいように感じます。
またスポーツサイクルに乗っていても、ママチャリ感覚の人と趣味性が高い人でも感覚の乖離が大きいのかも。
例えばなんですが、私のケース。
シフト&ブレーキケーブルを全て交換して、かつバーテープを新調したときに工賃込みでいくらくらい掛かったかというと、15000円ちょっとだったと記憶しています。
これを高いと感じるか、安いと感じるかですが、まずワイヤーはデュラエースグレードにして、バーテープはリザードスキンズにしてこの値段なので、実はクソ安い部類です。
定価で見るとこんな感じですし。
シフトケーブルセット | 4,638 |
ブレーキケーブルセット | 4,297 |
リザードスキンズ バーテープ | 4,290 |
工賃 | 7,000+消費税 |
合計 | 約21,000 |
※シマノパーツが値上げされる前に交換しているので、微妙に誤差が出ます。
ワイズロードの工賃表を見ると、シフトケーブル交換(前後)、ブレーキケーブル交換(前後)はそれぞれ3,520円(税込)になってます。
なので工賃だけで7,040円。
さらにバーテープの工賃も掛かるなら1,760円が加算。
工賃だけで9千円近くしているわけですが、そんなもんだろというのが私の感覚。
デュラワイヤーにしてリザードスキンズ巻いてもらって15000円ちょっとで済んでいるので、かなり安かったというのが私の感覚です。
けど例えばですが、趣味ではなくママチャリ感覚でスポーツサイクルに乗っている人がいたとして。
ブレーキワイヤー全部変えないとダメですねという話になると、シマノの一番安いブレーキケーブルセットだとだいたい1100円くらい。
スチールワイヤーです。
かつバーテープ巻き直しで工賃が掛かるならワイズ工賃だと1,760円。
ブレーキケーブルを交換する工賃が3,520円なので、合計で6千円超えます。
バーテープを新調するなら、安いバーテープでも1000円程度は加算される。
私の感覚では、そんなもんだろと思うわけですが、高いと思う人もいるのかもしれません。
私はバーテープ巻きがどうにも苦手なので、ショップに頼るのがベストと考えてます。
ワイヤー類も慣れた人にやってもらったほうが確実ですし。
高いとは一切思いませんが、高いと思うなら自分でやれというだけの話にしかならないんですよね。
感覚の乖離
他人を働かせているので工賃が掛かるのは当たり前の話。
ただまあ、ワイヤー交換工賃で3,520円というワイズロードさんですが、ロード乗りの感覚でいうと適正価格でも、素人さんからすると高い!と思う人もいるのでしょうか。
パンクの件についても、値段が高いと思うなら自分でやりましょうというだけの話。
慣れたらチューブ交換なんて難しいものではないですが、自分で出来ないなら他人に頼むしかない。
チューブ交換の工賃なんて千円程度。
チューブ自体も千円程度。
税込でも2000円ちょっとで収まる話。
これくらいの値段でゴネたくはないなと・・・思ってしまいます。
読者様のお父様には大変失礼な話ですが、何らおかしな点が無い適正価格なんですよね。
けど、適正価格と思っている人と、適正価格を知らない人の間では乖離が生じうる。
お客さん側もある程度勉強していないと、やっぱこういう乖離って生じるんだろうなと思うわけです。
特にママチャリ専門店だと、工賃表に【パンク一箇所 1000円+税】くらいに書いてあることは多い。
この工賃は、パッチ修理一箇所なら1000円で直るという話であって、1000円でパンクが直るわけではありません。
チューブがダメならチューブ交換になるし、タイヤもダメならタイヤ交換になるし、リムテープがダメならリムテープ代と工賃が発生する。
パンク1000円というところしか見えていないから、乖離が生じるのではないかと・・・
ショップの人も、これで高いだボッタクリだとか騒がれても、困惑する話。
ほとんどのプロショップと呼ばれるところではパッチ修理自体してないと思いますし。
いろんな人がいるなぁと思いますが、ショップの人がいくら説明しても、謎の固定観念が強すぎると文句にしかならないのかもしれません。
文句を言うなら自分でやれ、他人にお願いしたなら感謝をというところなのかと。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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