コーダブルームは軽量アルミバイクが得意というイメージで、クロスバイクでは圧倒的な軽さを誇るモデルもあります。
コーダブルームの軽量アルミロードというと【FARNA SL】だったのですが、これが進化してモデルチェンジし【FARNA SL2】となったようです。
FARNA SL2ではFARNA SLとはフレーム設計が異なるようで、乗り味もだいぶ違う、全く別物のバイクという話です。
そして驚くことに、FARNA SLではカンパニョーロのコーラスを搭載したモデルもあります。
Contents
FARNA SL2 のラインアップ
今回のFARNA SL2ですが、コンポ展開はアルテグラ(R8000)、105、ソラ(R3000)、カンパニョーロのコーラス、ポテンツァ、ケンタウルの6モデルの完成車になっています。
で、まずはカンパニョーロのコーラス完成車から見てみましょうか。
FARNA SL2-CAMPAGNOLO CHORUS
まず、前作のFARNA SLではフレーム重量が1100g、アルテグラ完成車で7.4キロと軽量性を誇っていました。
SL2に進化して何が変わったのかというと、フレームの軽量性はそのままだそうです。
リア三角を小さくして反応性を高めたことや、ダウンチューブの形状が変わって【硬いアルミを使った加速のSL→バネ感を活かした加速のSL2】へと変わっているとのこと。
前作の【SL】よりもシートステーの位置が下がりましたね。
この形状は最近多いですよね。
今まではトップチューブ、シートチューブ、シートステーが一点に集まるような形状のフレームばかりでしたが、シートステーの位置を下げているフレームが急増中。
こちらが前作のFARNA SL(2017モデル)。
2017年モデルまではシートステイがトップチューブの延長にありましたが、2018年モデルのFARNA SL2ではシートステイの位置が下がりましたね。
これでリア三角が小さくなっています。
完成車についてくるホイールが、シャマルミレです。
国内定価168,000円(税抜)のホイールがついてきます。
シャマルミレはアルミクリンチャーホイールの中では、フルクラムのレーシングゼロナイトやマヴィックのキシリウムプロエグザリッドなどと並んで最高峰といっていいでしょう。
よく【完成車についてくるホイールは安物だから買い替えしたほうがいい】と言われますが、すでに最高峰のホイールがついているため、買い替える必要性が全くありません。
このスペックはすごいの一言。
今のところ、まだパーツスペック詳細が明らかになっていませんが、FARNA SLでは軽量パーツにこだわっていたので、SL2もそうなるのではないでしょうか?
FARNA SL2 アルテグラ
こちらはアルテグラ完成車。
重量は7.4キロとアルミ完成車では群を抜く軽さ。
パーツスペックはこんな感じ。
フレーム | 6011アルミ |
フォーク | フルカーボン |
STI | アルテグラ |
クランク | アルテグラ 52/36 |
FD | アルテグラ |
RD | アルテグラ |
ブレーキ | アルテグラ |
ホイール | シマノ WH-6800 |
タイヤ | MAXXIS COLUMBIERE 700×23C |
重量 | 7.4キロ |
定価 | 210,000(税抜) |
販売サイトではアルテグラが【6800】と掲載されていますが、これはR8000の間違いだと思います。
またホイールのアルテグラ(WH-6800)はすでに廃止されて、ほぼ同じホイールとしてWH-RS500に変わっていますが、ここら辺がどうなっているのかはよくわかりませんでした。
<追記>
どうやらアルテグラの後継ホイールのRS500で決まりのようです。
コーダブルームのサイトが、まだ2018年モデルに完全に切り替わっていないのですが、スペックはFARNA SLと基本は同じ模様。
ちなみにアルテグラ(WH-6800)とWH-RS500の違いはこちら。
http://roadbike-navi.xyz/archives/1720
FARNA SL2 105
Khodaa Bloom(コーダブルーム) 2018年モデル FARNA SL2-105 SHIMANO 105 (ファーナSL2 105)[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]
こちらはコンポをシマノ105にしてパーツスペックを抑えながらお手頃価格にしたモデルです。
パーツスペックはこんな感じ。
フレーム | 6011アルミ |
フォーク | フルカーボン |
STI | 105 |
クランク | 105 52/36 |
FD | 105 |
RD | 105 |
ブレーキ | 105 |
ホイール | シマノ WH-RS61 |
タイヤ | MAXXIS COLUMBIERE 700×23C |
重量 | 7.8キロ |
定価 | 165,000(税抜) |
FARNA SL2 ソラ
Khodaa Bloom(コーダブルーム) 2018年モデル FARNA SL2-SORA SHIMANO SORA (ファーナSL2 ソラ)[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]
軽量アルミフレームのSL2にあえてソラを投入してきているところが面白いですね。
2018年モデルでは、そこそこのフレームにソラという組み合わせがいくつかあります。
これはソラがモデルチェンジして以来、ソラの質感がよくなったためにフレームの質に負けない出来という意味なのではないでしょうか?
ビアンキのセンプレもソラ完成車がありますし。

ホイールにはシマノと書かれていますので、シマノの最廉価RS010あたりでしょうか??
こちらもパーツスペックは不明なので、後日追記します。
FARNA SL2の完成車のまとめ
今のところわかっている完成車スペックですが、以下の通りとなります。
コンポ | 定価(税抜) | ホイール |
アルテグラ | 220,000 | WH-RS500 |
105 | 175,000 | WH-RS61 |
ソラ | 115,000 | ? |
CHORUS
(コーラス) |
470,000 | シャマルミレ |
POTENZA
(ポテンツァ) |
300,000 | ゾンダ |
CANTAUR
(ケンタウル) |
250,000 | ゾンダ |
フレームとフォークは同じでしょうから、コンポとついているパーツ次第でだいぶ値段が変わりますね。
とにかく低価格でよく走るロードバイクが欲しいなら、あえてソラ完成車を買って、別にホイールをゾンダを買ってきてつけるというのもありかもしれません。
Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット
重量 | 1596g(ペア) |
リムハイト | F25mm、R30mm |
対応タイヤ | クリンチャー |
23cタイヤ | ×(25C以上) |
スポーク数 | 16/21 |
対応スピード | シマノ8-11s |
人と違うバイクが欲しいなら、あえてカンパニョーロのコンポがついているモデルに行くのもあり。
ケンタウル完成車でもホイールがゾンダというのはお買い得感がありますね。
コーラス完成車まで来ると、どこかパーツを変更しようとも思わなくなるほどの完成度。
下手にパーツ変更するとスペックダウンになりかねないレベルに達しています。
ただし、お値段はだいぶ上がりますよね。
現実的なラインで見ていくと、やはりシマノコンポ完成車、特にソラ完成車と105完成車あたりが人気が出そうな予感です。
どうしてもカンパに行きたい人は、ケンタウル完成車あたりが売れ筋になりそうな予感です。
今期はケンタウル完成車がほかにもありますよね。
ビアンキのスカンジウムフレームのFENICE PROにもケンタウル完成車があります。
【今だけ!予約特典付き】Bianchi(ビアンキ)2018年モデル FENICE PRO CENTAUR (フェニーチェプロ)Campagnolo カンパニョーロ CENTAUR ケンタウル[アルミフレーム][ロードバイク・ロードレーサー]

FARNA SL2の完成車スペックはわかり次第追記します。
今期はどこのメーカーも良さそうなアルミフレームが集結していますが、その中に食い込んできそうなのがコーダブルームですね。
前作とはフレームがマイナーチェンジして走りが変わっているという点も注目です。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント