先日の読者様の報告の続きです。

2.Y字交差点について
場所:小平警察署上宿交番のある小平上宿交差点です。
よくあるY字交差点で右上から左上に右折する方法がさっぱりわかりません。
この交差点のようですね。
Contents
Y字路と自転車
つまりはこの交差点で、こういう方向に行きたいのだと思います。
ここについては横断歩道があるので、横断歩道を使って渡るのがどう見てもベスト。
右折なので2段階右折が義務ですが、右上から来た場合、転回しようにも反対側に回ることになるのか、でもそうすると道路横断になってしまいますし。
さっぱり分からないので交差点にあった交番で話を聞きました。
「出来れば横断歩道を使ってほしい」(まず歩道に上がり、Y字右上にある横断歩道を使って真ん中に行き、Y字左上にある横断歩道を使って歩道に入ってそれから車道に移る)とのことでした。
実際はそうするしかないですが道路交通法上の正解は?と伺うと原付はそのまま右折しているし、実際にそのまま右折しても取り締まることはないですと言われました。
警察もまあまあ本音を語ってしまうというか。

自転車なんてその程度の認識なんでしょうね。
これについては先日の記事でも触れたように、警察官が豪快に逆走していることもあるし、歩道を爆走していることもある時代。

この交差点は横断歩道がありますが、仮に横断歩道が無い場合はまあまあ困ります。
ムリしてもいいことが無いので、そのまま一旦通過して、どこかで横断歩道を渡って戻ることになると思いますが・・・
よくわからない交差点の鉄則
正直なところ何が正解なのか不明な交差点とか、そこそこあります。
この交差点で二段階右折と言っても、
第三十四条
3 軽車両は、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、交差点の側端に沿つて徐行しなければならない。
交差点の範囲の決め方っていくつかあるんですよね・・・
交差点=2以上の車道が交わる部分なのですが、垂線を使う決め方と、延長線を使う決め方と。
そうするともうわからない。
意味わからない位置に停止して二段階右折待ちと言っても何のこっちゃになるし、どのタイミングで飛び出すのかすらわからないので、横断歩道が無いときはそのまま通過してどこかで横断して戻るしかない。
以前ダブル左折レーンの話を書いた時に、

こういう声も頂いてました。

これは私がすべきことではないですが(笑)、正直なところネット上のマップでそういうのを書くのはオススメしません。
というのも、交差点の構造とか車線数、横断歩道の有無とか信号機の配置とか、変更になることもある。
変更になったのに、旧マップで線が引いてあると逆に危ない。
ある程度臨機応変に対応できる能力も持ってないと後々苦労すると思うのですが、分からんときは常に左端に寄って、横断歩道を使うのがベターです。
この原則でほぼカバーできます。
強いて言うなら左に寄っていると高速道路の入り口に吸収される可能性だけはありますが、そこだけ注意していれば問題なし。
けど警察の本音って凄いですよねw

さらっと本音を語ってしまってますが、これだから自転車の違反は減らないし印象が悪いままだとしか思えず。
違反の自転車を無駄に擁護するような奴もいるし、そういう奴に限って法律を理解していなかったりするので面倒だなと思うことも多々ありますが・・・
これが鉄則。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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