そういえばこの件について。
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チェーンが割れやすいポイント
とあるチェーンメーカーの方に言われたのですが、チェーンはプレートの「穴」にピンを打ち込んで連結しているわけですが、ユルユルの穴にスカスカのピンを打ち込んでも無意味なので、キツキツの穴にギリギリのピンが打ち込まれる。
穴には常時負荷が掛かっているので、酸やアルカリに晒されてクラックが入りやすいのはピンホールの付近だと。
確かに実例もそんな感じですね。
アルカリ剤で洗浄して切れた人のチェーン再掲しときますね。パッキパキやで。 pic.twitter.com/H0FVI1IPJt
— 和泉チエン Izumi Chain (@ChainIzumi) May 19, 2021
『変な音がするんですけど?』と、ご来店のお客様
確認のため動作チェックを行い作業を進めていくと、チェーンが割れているではありませんか‼😲
お手入れの際、何を使ってどの様な方法で洗浄をされているのか?とても怖くて聞けませんでしたが、お客様の安全のため注意喚起をさせていただきました。 pic.twitter.com/WgcAzZevXx
— サイクルショップ オシガモ (@bicycleoshigamo) November 20, 2022
当たり前の話として、チェーンメーカーは長年の知見でこういう事例を普通に経験しているから「酸やアルカリはやめて!」というわけで。
「アルカリに強いチェーン」というのも、わざわざ特殊なコーティングをしないと持たない環境があるから求められるのでしょう。
まあ、「アルカリに強いチェーン」としながらも「アルカリ洗浄しないで!」と注意書きする理由もなんとなく見えてきます。
まあ。
他人が何を使おうと知ったこっちゃないですが、チェーンメーカー全てが「酸やアルカリはダメ」と書いているくらいだし、シマノに聞いてみたら「アルカリなら全て避けてくれという趣旨」とのこと。
知った上で使うのは自己責任ですし、他人が何を使おうと知ったこっちゃないですが、知らないまま使うことと、知った上で自己責任は意味が違うと思っているので記事にしておきます。
しっかり水で流せば大丈夫だと考える人もいるでしょうし、水で流してもアルカリ成分がきちんと落ちたか証明するのは困難とも言えるし。
結果論で問題さえ出なければOKの人もいれば、リスクがあるなら避けたい人もいるだろうし。
結局、何を使おうと自己責任なんですよ。
チェーンって多段化が進みどんどんどんどん薄くなり、変速時の衝撃やペダリング時の引っ張りなど様々な負荷が掛かる場所ですが、どんどんどんどん薄いものを求めるのは漢のロマンです。
なんとかオリジナルさんとか、脅威の薄さですもんね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
チェーンのピンに常に力がかかっているなら応力腐食割れの3大要因の中でユーザーが出来る事って酸やアルカリを回避するだけなんでしょうね(にわか知識)
それはそうと薄いのは漢のロマン・・・そう言い聞かせながら頭頂部を見ることにしますw
空気抵抗も減りますし!
コメントありがとうございます。
そっちの薄さはロマンではないです笑