カンパニョーロのHYPERON ULTRAといえば、何年も前に廃盤になったローハイト軽量ホイールでしたが、なぜかここにきて同じ名前のHYPERON ULTRAがディスクブレーキモデルとして復活しました。
しかもリムハイトは37mm。
昔のハイペロンといえば、リムハイトはF19md、R21mmのローハイトモデル。
同じく「ハイペロン」の名前を冠したHYPERON ULTRAとは?
カンパニョーロ HYPERON ULTRA
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いきなりですがスペックから。
重量 | 1240g |
リムハイト | 37mm |
リム内幅 | 21mm |
リム外幅 | 26.7mm |
スポーク数 | 21/24 |
ベアリング | CULT |
対応タイヤ | クリンチャー、チューブレス |
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まず気になったのはリムハイト。
往年のハイペロンといえば、ローハイトリムでしたがボーラWTO33よりも高い37mm。
カンパニョーロの説明によると、機敏性を向上させるために特定したリムハイトが「37mm」なんだとしています。
ボーラWTO33との比較はこちら。
ハイペロンウルトラ | ボーラWTO33 DISK | ボーラ ウルトラWTO33 DISK | |
重量 | 1240g | 1485g | 1385g |
リムハイト | 37mm | 33mm | 33mm |
リム内幅 | 21mm | 19mm | 21mm |
リム外幅 | 26.7mm | 26.1mm | 27.4mm |
スポーク数 | 21/24 | 24/24 | 24mm |
イマイチよくわからないのは、リムハイトが低いボーラウルトラWTO33ディスクよりも軽いこと。
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Campagnolo HULC テクノロジーにより成型されたリムとありますが、それはボーラWTOも同じ話。
どこでこれだけの軽量化を図ったのか…
若干気になるのは、スポーク数。
ボーラWTOディスクシリーズはフロント、リアともに24本にしていますが、ハイペロンウルトラではフロントが21本、リアが24本。
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そもそも昔のハイペロンと同じくG3組ではないというところが一つのポイント。
リアは2クロスパターンにしてあります。
ボーラWTOが「空力」をメインにしているのに対し、ハイペロンウルトラは機敏性を重視しているのかもしれません。
ホイールのコンセプトとしては昔のハイペロン同様に「軽量性」を全面に打ち出したモデルなので、登りを意識したホイールという点では往年のハイペロンと同じと言えます。
ハブボディはアルミ。
フルクラム スピード25
フルクラムには昨年登場した「スピード25」というモデルがありますが、

こちらは名前の通り、リムハイトは26mm。
名前の通りなんて書きましたが、なんで「スピード26」ではないのかは知りません。
ハイペロンウルトラは37mmなので、スピード25ともまた方向性が異なるホイールなのかなと思うところ。
スピード25の重量は1285g、リム内幅21mm、スポーク数24/24なのでまたちょっと違うけど。
ハイペロンが「復活」というのは驚きましたが、昔のハイペロンと比べてリムハイトは大きく異なるものの、「方向性」については昔のハイペロンと同じ。
まさかニュートロンまで復活させる…なんてことはさすがにないのかな。
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