最近TPUチューブがそこそこ普及してますが、個人的にはあまり信用していなかったりします。
耐熱性もそうだし、値段的にも…
ただまあ、きちんと検査しているという点ではちょっと良さげなのが、Magene EXAR TPUチューブ。
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Magene EXAR TPUチューブ
TPUチューブっていろんなところから出ていて信用できるものなのか怪しいものもありますが、最近はピレリやヴィットリアからも出てますよね。
Magene EXAR TPUチューブについては、耐熱性の検査を公開してます。
【テスト方法】
直線速度12.5km/hで走行し、ゆっくりとブレーキをかけ、リムのブレーキ位置の温度が240℃になるまで監視し、この温度で10秒間保持する。その後、ブレーキを解除し、リムの温度が60℃以下になったら、テストを繰り返す。このテストは合計3回繰り返す。
テスト終了後、タイヤの空気圧をチェックし、インナーチューブの外観をチェックし、24時間後に空気をいれて気密性を再テストする。
EXAR TPUチューブはこのテストにクリアしたが、競合の他社製のTPUチューブはこのテストをクリアできなかった。
EXAR TPUチューブMagene EXARは、製品および技術の研究を通じて、高品質の自転車パーツを提供するために常に課題に立ち向かい、改善を続けるビジョンを持っています。 そのビジョンのもと、従来のゴム製インナーチューブ ...
少なくともこの検査方法では、他社製のTPUチューブより耐熱性では安心できるのかと。
ただまあ、アルミリムとカーボンリムの放熱性の違いやリスクを最小限に抑えるためには、ブレーキを当て効きのまま長時間みたいなプレイは避けたほうがいいかと思う。
熱に弱いことから「カーボンリム+リムブレーキ+ラテックスチューブ」は基本的に禁止されてますが、「アルミリム+リムブレーキ+ラテックスチューブ」という組み合わせは何ら禁止されてない。
けど、アルミリムでも長く当て効きさせてラテックスチューブが溶けた事例を聞いたことがあるので。
個人的にはそこまでアルミリム+ラテックスチューブの組み合わせでは気にしたことがないけど、TPUチューブも懸念されるのはリムブレーキの場合はブレーキ熱だし。
そういう意味ではディスクブレーキ派の方はうらやましい。
なぜか安い
これ、なぜか安くて1650円(税込)です。
重量は36g。
個人的には超軽量チューブってさほど興味がないのですが、なんだかんだ軽量化は漢のロマンだし、TPUチューブ派には選択肢が増えたという点では朗報なのかもしれません。
チューブ選びは何を重視するか次第なので、コストなのか耐久性なのか軽量性なのかは人それぞれ考え方は違うでしょうけど。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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