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97億税収が減っている世田谷区。

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ふるさと納税についてはいろんな意見がありますが、もはやカタログショッピング化しているのも事実。

東京都世田谷区は二十二日、二〇二三年度のふるさと納税制度に伴う区税の流出が前年度比十億円増で、過去最大の九十七億円に達したと発表した。二二年度から対策として返礼品を拡充して寄付を呼び込んだが、その効果も吹き消す損失で、保坂展人区長は「大変ショック。このままなら百億円、百五十億円と進む。耐えられない」と国による制度の見直しが必要と訴えた。

 

ふるさと納税 過去最大97億円流出 世田谷区長「耐えられない」 国による制度見直し訴え:東京新聞 TOKYO Web
東京都世田谷区は二十二日、二〇二三年度のふるさと納税制度に伴う区税の流出が前年度比十億円増で、過去最大の九十七億円に達したと発表した。...
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あまり実感が沸かないから?

ふるさと納税って返礼品を受けとる分、普通に住民税を納めるよりもお得になるわけですが、高収入な人ほど寄付金控除の額が大きいのでたくさんふるさと納税可能。

 

世田谷区は一年間で97億の税収減だそうですが、理屈の上では世田谷区の行政サービスに回せる資金は減ります。

 

区立の学校になにかする予算とか、道路ガー!とか、福祉ガー!とか。
まあ、目に見えて行政サービスが落ちたと感じることは少ないだろうし、それなら自分の利益を追求してふるさと納税に行くわな。

 

あまり知られていない話ですが、ふるさと納税で減収になった住民税のうち75%は、国が地方交付税という形で補填します。
じゃあ世田谷区の減収分97億のうち75%が補填されるならいいじゃないか!というほど単純な話ではなくて、

東京都23区については、地方交付税不交付団体なので全く補填されない。

川崎市なんかも同じです。

 

けど、小さな区において税収が97億減っても区全体の予算からみるとアレなんですかね。

目に見えて危機感が出ない限りは

まあ、目に見えて行政サービスが落ちたと感じるような危機感が出ない限りは、ふるさと納税をする人は増える一方かと。

 

区立中学校の窓ガラスが割れたけど「カネがないから直さない」と言われたとか、区が管理する道路が陥没したけど「今カネないからまた今度ね!」と言われたとか。
区役所に行ったら蛍光灯のほとんどが抜かれて省エネ体制になっていたとか、夏場にエアコンが効いてないとか目に見えて行政サービスが落ちない限り誰も危機感なんて感じないだろうし、ふるさと納税する人が減ることもないでしょう。

 

ふるさと納税でタイヤがあるのはだいぶ違和感がありますが、


不思議ですよね笑。

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