ちょっと前に、シマノの11速デュラエースとアルテグラのクランクが点検&必要に応じて交換になるとアナウンスされましたが、シマノのディーラーズマニュアルとしてショップ向けの点検方法が公開されてます。
ショップはシマノからいくらもらえるのでしょうか？
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クランクの点検とショップの負担
ディーラーズマニュアルによると、クランクを外して分解し中性洗剤で洗浄してから目視で段差やクラックの有無を確かめることになっています。
外して分解に、中性洗剤で洗剤してから目視で検査というのはまあまあの手間なんじゃないないか？というのと、目視のみでショップが判断するわけでショップに責任を押し付けているようにも思えますが、下記の記事。
英国のシグマスポーツは、検査ごとに37.50ポンドを見積もっており、たとえクランクの3分の1だけが検査されたとしても、シマノは約4000万ポンド（約4800万ドル）を取り戻す可能性がある。
37.50ポンドは、日本円にして約6750円。
シマノが発表した数字ではないので憶測的な内容だと思いますが、まあ、そんなあたりかなと思えるようなリアリティーがある数字でもあります。
要は仮に検査する度に7000円弱シマノから貰えると仮定したときに、それはショップからみて妥当な報酬なのだろうか？
外して分解して中性洗剤で洗い、目視で段差やクラックの有無を判別してお客さんに「OK」と太鼓判を押すわけで、ショップ側も責任が伴う。
仮に7000円弱という数字があっているとしたら、ちょっと安くないか？という疑問もあります。
あと、そもそも。
何かしらの「機械的方法」、例えばX線等により判別するのではなく目視のみは不安が…と感じる人も多いと思う。
実際、コメントは来ました。
レントゲンを当てて判別できるのかはちょっと怪しいけど、「接着剥がれ」について目視のみというのはなんとも言い難い。
今回の件、ショップ側の負担と責任が大きくなるのは確実なので同情します。
実際のところ、検査ごとにいくら貰えるのかはわかりませんが。
入手ルートは問わない
ちなみに、対象クランクであればレシート等の販売証明は不要みたいです。
どこで購入したか、どのようなルートで購入したから無関係。
ショップの負担が大きいように見えるのでショップの方々に同情しますが、たまたま目視の検査で異常が見られなかったクランクを「安心して」使えるのか？というと別問題になるわけで、シマノ的に接着剥がれが起きたケースと接着剥がれが起きなかったケースの違いをどのように分析しているのでしょうか。
コメント
コメント失礼します。
私のバイクのクランクも対象なので、この問題は注視しています。
シマノから出されているやり方では、おっしゃる通りショップの負担が大き過ぎると感じます。
ショップで異常なしと判断された後に、接着が剥がれてクランク破損⇒事故とかなったら誰が責任取るの…って話なので、ショップも慎重にならざるを得ないでしょう。
となると、やはり全て交換というのが正解だと思いますが、北米だけでも76万本という情報もあるし、全世界では恐ろしい数になりそうです。
それに交換の際は現行モデルになるらしいし、あの角張ったクランクは好き嫌いがあるでしょうから、かなり根深い問題ですね。
コメントありがとうございます。
なんか「クランクの大洗浄会」で終わるんじゃないかとすら思ってます笑。やたらピカピカになるだけではないかと…
6800が対象になってるので気になります。
しかし、打音検査もやらないのですかね？
目視では内部の初期剥がれ等は先ず判らないかと。
（打音検査だと、傷が付くからなのかも？）
コメントありがとうございます。
打音でわかるのかは不明ですが、今のところクランクの大洗浄会にしかならない予感です。