以前紹介したKogaのワールドトラベラーの紹介動画の中で出ていたのですが、サスペンションステムというとこの辺りが有名ですが、
VecnumというブランドのfreeQENCEというサスペンションステムが紹介されていました。
Vecnum freeQENCE
Suspension stem Vecnum freeQENCE — Vecnum GmbHUp to 75% less shocks! ★ Geometry neutral 30mm travel, damping + Sag ✓ External stepless adjustment 50 - 120 kg ✓ Starti...
振動と衝撃を最大75%吸収するそうな。
平行四辺形の特徴的な動きをしますが、最大30mmトラベルに設定でき、20mmのポジティブトラベル、10mmのネガティブトラベルと3パターンの設定が可能。
オンロード向けではなくグラベルロード用だと思うけど、なかなか特徴的な動きをしているよなあと。
ちなみにVecnumはドイツのブランド。
ドイツらしいしっかりとした作りに見えますが、当然重量はこうなる。
サイズ | 90mm | 105mm | 120mm |
重量 | 287g | 299g | 317g |
でも「激重」というほどでもないところに収まるから不思議。
素材はアルミニウム AL7075、チタン アクスルとなっています。
Suspension stem Vecnum freeQENCE — Vecnum GmbHUp to 75% less shocks! ★ Geometry neutral 30mm travel, damping + Sag ✓ External stepless adjustment 50 - 120 kg ✓ Starti...
動きの支点になるのが4ヶ所あるので、よくあるサスペンションステムとは動きが違います。
普通のサスペンションステムだと支点が1ヶ所なので、ハンドルバーが支点を軸に円を描くように動きますが、freeQENCEは平行四辺形の4軸なので、ハンドルバーが上下に垂直移動するようなサスペンションになる。
コガのワールドトラベラーでもこれが紹介されてまして、使うハンドルバーのパターンによっては一般的なサスペンションステムだと意味がない。
持つ場所の角度が変わるだけで、振動吸収とはやや意味合いが変わるから(動画の0:35あたりから)。
確かに持つ場所がステムより前にあればサスペンション的な意味合いになるけど、ハンドルバー次第ではfreeQENCEのように平行移動できるサスペンションステムが意味を成すわけか。
まあ、オンロードバイクではあまり必要としないと思いますが、グラベルロードとかツーリングバイクだといいのかな。
ただし、日本ではたぶん販売されてない。
直接買うしかないと思う。
オフロードツーリングバイクなら
海外の動画をみていると、コガのワールドトラベラーでオフロードツーリングしている様子がいくつも出てきますが、
前後にキックスタンドをつけた変態性強めなスペックもそうですが、これを担いで川を渡る様子とかも出てくるので、世界のオフロードツーリングって凄いなと。
そういう過酷な状況だとfreeQENCEのようなサスペンションステムも活きるでしょうけど、日本ってそういう場所があまりない。
オンロードバイクでも使えるステムですが、そこまでのサスペンション性を求める人もなかなかいないのかもしれません。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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