トレック520が廃盤になりツーリングバイクってあまりないよな…と書いたばかりですが、BOMBTRACKのARISE TOURというものを教えて頂きました。

不勉強でして、そもそもBOMBTRACKというブランドを知らなかったのですが、確かにツーリングバイクです。
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BOMBTRACK ARISE TOUR
ARISE TOUR(アライズツアー) - BOMBTRACKARISE TOUR アライズツアー 荒野が呼んでいる。古今東西の旅人が信頼を置くTubes社の前後ラック、Supernova社のダイナモライト、 そしてフルフェンダーを初期装備したアライズツアーがあれば躊躇はいらない。
アライズツアーというこのバイク、確かに最初からキャリアやフェンダーが装備されたツーリングスチールバイク。
ただしお値段は税込363000円です。
4130クロモリのフレームにマイクロシフトの2×10速。
フレーム重量が公表されており、フレームが2480g、フォークが1370g。
まあ、ツーリングバイクなので軽量性ではなく耐久性重視か。
フロントは46/30T、リアは11–42T。
ツーリングバイクってフロントトリプルが主流なのかと思ってましたが、ローギアが30-42Tなので十分なのかな。
海外のツーリングバイクでよく見かけますが、ダイナモライトが標準装備。
ARISE TOUR(アライズツアー) - BOMBTRACKARISE TOUR アライズツアー 荒野が呼んでいる。古今東西の旅人が信頼を置くTubes社の前後ラック、Supernova社のダイナモライト、 そしてフルフェンダーを初期装備したアライズツアーがあれば躊躇はいらない。
「Supernova E3 Pure 3 front, E3 Tail Light 2 rear」とあるので、フロントとリアにライトが標準装備されてます。
あと画像でチラっと写ってますが、バーエンドシフター採用。
https://www.microshift.com/models/bs-m10/
マイクロシフトってあまり情報がないので詳しくないのですが、このBS-M10はインデックス・フリクション兼用らしい。
しかもフロントはトリプル/ダブル兼用シフターになっているので、トリプル化してもシフターを変えずに済みます。
なぜにバーエンドシフターを採用しているのかはわかりませんが、バーエンドシフターを採用している関係からバーエンドミラーは使えない。
ミラーなんてほかにも手段はありますが、ちょっと気になるポイントです。
ちなみに日本でのサイズ展開はSとM。
SとMしかいないので趣味趣向に合わせてサイズを選んで…ではなくて身体のサイズに合わせて選ぶんでしたね。
ついつい間違ったサイズ選びを伝授するところでした。
M男でも身体のサイズに合わせて選んでくださいね。
ドSだとしても。
そしてサイズSは650B、サイズMは700C。
フレームサイズで違う径のタイヤ/ホイールになってます。
こういうツーリングバイクって日本ではあまりないのですが、値段は冒頭で書いたように363000円。
スタンドは
ちなみにこのARISE TOURはスタンドが付属しません。
ツーリングバイクだとスタンドが必要かと思いますが、コガのワールドトラベラーさんは前後にキックスタンドを装備。

フロントにも荷物を積載すると、リアスタンドのみだと安定しないのかと思いますが、フロントにキックスタンドを装備しダブルスタンドの自転車なんて見たことがなかったので衝撃です。
ちなみにフロントのキックスタンドはフロントキャリアに取り付けているように見えますが、
ツーリングバイクの世界だとフロントにキックスタンドが主流…というわけではないらしい。
いろいろカスタムして使いやすくしていくのは、方向性は異なりますがロードバイクに通ずるものがありますね。
こういう自転車って、日本では主流とまでは言えないでしょうけど、いずれはこっちの方向性のほうが楽しそうな予感がしてます。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
こんばんは。
このバイクブランド初めて知りましたが、コンセプトが面白くて素敵ですねえ。
バーエンドシフターを採用している理由は、おそらく積載時に干渉しにくい点と可用性じゃないかなと思います。
というのも、380mmくらいのハンドル幅で大きめのフロントバッグを装着すると、機械式STIの場合バッグが干渉してレバーを内側に倒せなくなるんです。
長期旅行する際なんかはフロントまわりが更にゴチャゴチャするのでなおさらです。
また、STIはけっこうデリケートな機構をしているので、雑にトラックに積んだり渡し船に乗っけたりで破損することがあるんです (どちらも実体験です)。
積載込の車重が40kgとかになると、スムーズなギアシフトと走行性能が得られるSTIよりも、耐久性があり細かな調整が不要なフリクションシフターの優位性が増すことがある、という感じですね。
自転車での長期旅行者目線だと、完成車としてはこのバイクけっこう魅力あります。10速というのが気になるくらいで。
もっとも最近の流行りは、グラベルロードにバイクパッキングして高速ツーリングなので、日本市場でどれだけ売れるんだよという感じですが……
コメントありがとうございます。
なるほど。
バーエンドシフターにしている理由がそんなところにあるとは思いませんでした。
ちなみにこのバイク、個人的には見た目的には好きなんですが、日本の市場での需要は謎です。