こちらで書いた内容ですが、

一方通行標識には「自転車を除く」がついていないものの、反対側(通行禁止側)には「自転車を除く」がついているので、
ものすごい急ブレーキにびっくりした!!Σ(・□・;)
ゆっーくり出てきたから、気づいてくれてると思ったら、まったく見えてなかったみたい…。#ドラレコ #自転車 #危険運転 #交通安全 pic.twitter.com/qTJfP0UCCl— 空樹はるか (@UtsugiHaruka) December 22, 2023
この自転車は合法です。
見通しが悪い交差点の徐行義務(42条1号)を果たし、左側通行している模範的な自転車としか言えませんが、ネットの世界だと

となっております笑。
ひどい話ですが、そもそもの話として。
Contents
一方通行標識と「自転車を除く」
一方通行だけど「自転車を除く」の場合、通常は補助標識で「自転車を除く」をつけるのですが、
東京都などは特別な事情がない限り、一方通行標識には補助標識をつけずに運用する傾向がありまして、通行禁止標識や指定方向外通行禁止標識に「自転車を除く」をつける。
要は進入側に「自転車を除く」とつければいいという考え方です。
一方通行標識に補助標識があるかないかは、自転車からしたら関係ないからです。
ところが問題になるのは、
動画のような左折車は、「自転車を除く」がついてないから自転車が違反していると思い込むリスクがある。
また、「自転車を除く」がついてないので、逆走車両がいないと過信してしまうリスクがあります。
結局、ネット上での評価も「自転車が違反している」ことにされてますが、実際には違反ではない。
私としては、きちんと補助標識をつける運用にした方がいいと思うのですよ。
一応、自転車は違反ではないので左方優先です。
しかし左折車からすると、自転車が違反だと思い込んで左方優先ではないと誤認するリスクもあるので。
けどまあ、見通しが悪い交差点で徐行義務を果たしていたから事故を回避できたとも言えるので、他人がどうとかよりもやることをやるしかないのよね。
ネット上で自転車が違反扱いされているのは、ご愛敬、いつものパターンくらいに思えばいい。
実際のところ、何を言っているのかわからないオリジナル道路交通法を信じる人は多いのですから…

こんなのしょっちゅうなのです。
一方通行標識の運用
ちなみにうちの近所の一方通行については、全て「自転車を除く」がついていないため逆走不可。
東京都は逆走OKの場合には、「通行禁止側」には補助標識をつけるけど、
一方通行標識には補助標識をつけない傾向にあります。
補助標識がないことが、逆走車両が無いと過信する結果にもなるので、
ちゃんとつけた方がいいと思う。
ちなみに以前書いたこちら。


いまだに正解はよくわかりません。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
そもそも自転車も一方通行で規制されたら話が早いのでは?
どうせ守らない未来しか見えませんが
コメントありがとうございます。
うちの近所の一方通行は「自転車を除く」がついてないのですが、全く困らないのですけどね。
都内はあまりそういう運用をしてないイメージがあります。