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チューブレスリムとタイヤの相性。外すのにタイヤをハサミで!?

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チューブレスリムとタイヤの相性によっては異常に硬くて嵌めにくいし外しにくいことがありますが、読者様から頂いた事例を紹介します。

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ハサミでタイヤを…

今日、チューブレスレディタイヤを交換しようとしたらビードが全く落ちずに大変だったので、何かのネタにでもしていただければ…と思いメールします。

 

前提として比較となるこれまでに使ってきたチューブレスレディタイヤは、ハッチンソン、ピレリ、シュワルベのロード用ハイエンドモデルです。
性能、値段、脱着性含めてシュワルベPRO ONEが最高だと思っているのですが、昨今の様々な値上げから上記タイヤ群に比べて1,000〜3,000円くらい安かったIRCに浮気してみた…というところで本題です。

 

使用ホイール:フルクラム レーシングゼロコンペティチオーネ
使用タイヤ:IRC FORMULA PRO TLR HL S-LIGHT 25C
使用シーラント:フィニッシュライン チューブレスシーラント

 

まずこのタイヤ、全然ビードが上がらないどころかホイールに嵌めることすら難しかったです
クロスバイク含めると5年ほど乗っていますが、こんなに嵌まらないタイヤは初めてでした。
シュワルベのタイヤレバーを使うなど、指の皮を痛めつけながらなんとか嵌められましたが、とても大変でした。
尚、普段タイヤを嵌めるときは素手で嵌めています。

 

そこから4ヶ月程度でざっと3,500キロ乗って、スリップサインが消えてきたので交換しようとしたところ…今度は全く外れません
これまでの経験上、四ヶ月程度でシーラントが乾いた経験も無いし変な固着はしてないよな…と思いながら、
にっちもさっちも行かないのでハサミでタイヤを切り開いたところ、シーラントは余裕で生きていて、変に固着しているようには見えませんでした。
どうにもならないので、少しずつタイヤを切ってビードを切るという作戦に出ました

これ、誤解がないように書いておきますが、IRCがダメという話ではありません。
リムとタイヤの相性が悪かったという話ですが、双方の個体差があるので同じ組み合わせでも問題ない可能性もあります。

 

以前、チューブレスタイヤを外すのに硬すぎて難儀した人の話を書いた気がしますが、いざというときに外れないのはまあまあ困るかと。

添付写真見えますでしょうか?

私は知らなかったのですが、ビードの中には繊維?のようなものが入っているのですね。
この繊維を少しずつ細めのマイナスドライバーを突っ込んで全ての繊維を切って、最終的には反対側のビードも切り、なんとかタイヤを外すことが出来ました。
2〜3時間もかけてリムの中にも多少傷を付けてしまい、もう二度とシュワルベから浮気しないと心に誓いました。
勿論、チューブレスレディはタイヤとホイールの相性があるのでIRCが必ずしも悪いとは思いません。
ネットを見てるとどちらかといえばシュワルベの方が大変だという意見が多い気さえしています。
IRCはフロントだけ変えたのですが、ひょっとしたらバラツキの範疇なのかもしれません。
まあ相性なんて言葉で終わらせてほしく無いので業界として取り組んでほしい問題ですね。
(最近のホイールとタイヤはもっと嵌めやすいとどこかで見た気がしていますが)
チューブレスレディタイヤのビードが落ちなかったときの対処をアンケートしてもらえませんかと書こうと思いましたが、ニッチすぎて票が集まる気がしませんね。
どちらかと言えばビードが上がらないときどうしたらいい?の方がまだ需要ありそうです笑
ちなみに私は石鹸水派でしたが、一々面倒なので最近シュワルベのビードワックスを買いました。

以前、GP5000をハサミで切ったことがありますが、

すみません、ビミョーに読み間違えておかしな返事をしてしまいましたが、こちらがケーシング層。
下記のビード部分も硬い繊維が入ってます(画像の上部分)。

「ケブラービード」なので、「ケブラー」つまり繊維です。
ワイヤービードのタイヤなら金属が入ってますが、ケブラービードの繊維はハサミ程度ではなかなか切れないはず。

 

頑張りましたね笑。

ちなみに脱着性を無視した場合のIRCの個人的な評価ですが…

 

グリップはいい気がする
転がりが悪い気がする
軽い(220g)
路面の細かいギャップを全部拾ってるような感覚がある(5.2bar)
タイヤの寿命は長い気がする(スリップサインは消えたけどヒビ割れとか全く無かった、
パンクしなかった(N=1、3500km)

 

値段も5〜6,000円くらいでグリップと寿命が強いので、雨の日も通勤などで使う方には良いかもしれません。
タイヤの脱着性を無視したとしても個人的には転がりと乗り心地が気になるのでリピートはしませんが。

転がりについては感覚的な話なので何とも言えませんが、そもそも。
「嵌めにくい」「外れない」という時点で路上でパンクした際に苦労することが予想されるので、リピートしないほうが賢明。
メンテナンス性能もタイヤの性能の一部ですから…

 

チューブレスリムとタイヤの相性ですが、最近のワイドリム化でだいぶ良くなったみたいな話は聞きます。
以前GP5000TLとマヴィックのカーボンリムだと相性が悪く、マヴィックが提唱していた「素手で簡単に」なんてレベルではないという話をよく聞いた気がしますが、ビードが落ちないタイヤは苦労しますね。

 

こういう話を聞くと「クリンチャー最強伝説」の始まりにも思えますが、バイスでタイヤを掴んだ話とか、ひたすらグリグリ頑張った話とか、苦労話をよく聞くので…

リムの構造から考えると

ビードが落ちない問題をリムの構造から考えると、やや斜め上に押し上げるようにグリグリ頑張るしかないような気がします。
何か工具でタイヤを掴んで引っ張った人の話も聞きますが、あんまり手荒なプレイはしたくないかも。

 

何か工具でタイヤを挟んで頑張るしかないような気もしますが、なんだかんだクリンチャーが簡単で最強ですよ笑。

 

けど、頑張りましたよね…

タイヤをハサミで切るのってかなり大変だと思いますが、やっぱりクリンチャー最強伝説を提唱しておきます。


コメント

  1. りっきー より:

    レーゼロ 2Way FitとLightでないIRC Formulaで台所洗剤とIRCタイヤレバーで、普通につけ外しできてます。

    クリンチャーより大変でしたが、ローテーション間違えてて杉目の向きだけだから良いかな?と躊躇したけどつけ直した位には、やれますね。

    ビードをリムに落とすという基本を改めて注意すれば、できると思いました。(タイヤの取説にも書いてあります)

    なおシーラントを使いたくなくて、TLのホイールとタイヤとして選びましたが、1年弱、普通に運用できています。

    元リンクの方の方にコメントすべきかもしれませんが、慣れているこちらに書かせてもらいました(汗)

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      個体差があるかもしれないので何ともいえませんが、ビードが全く落ちなかったようなので仕方なく切ったようです。

  2. たて より:

    自分が買ったのはFORMULA PRO TUBELESS LIGHTでしたけどおおむね評価は同じでした(タイヤの寿命は短い気はしましたが)
    そういえば思い出しましたが、1回ビードが落ちましたね
    パパン!(上がった音)パコン(落ちた音)
    落ちるの!?ってビビりました。再度多めに空気入れたら落ちることは無かったのですが・・

    ただこの辺も含めチューブレスは取っつきにくいと思われますが、
    相性がいい・素敵な組み合わせが見つかるともう戻れない魅力があり、やはり自分はチューブレスが好きですね

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      素敵ではない組み合わせだと地獄ですよね笑。
      素敵な組み合わせならいいのですが…

  3. まさ より:

    コメント失礼します。

    一時期チューブレスを使っていましたが、クリンチャーに戻りました。
    双方のメリットとデメリットを天秤にかけて、クリンチャーに分があがりました。
    私の場合は比較的短いスパンでタイヤを替えるので、嵌めやすさ・外しやすさはかなり重要で、軽さや価格もクリンチャーに優位性を感じています。

    まぁ、今は15Cのナローリムのホイールに23Cのタイヤという昔ながらの組み合わせに魅力を感じており、そんなチューブレスはなんてない!というのも理由のひとつです。

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