ECLIPSEから「TPUチューブ用」シーラントが登場したらしい。
【Eclipse新商品「TPUチューブ用シーラント」が入荷!】
「TPUチューブ用シーラント 100ml」はTPUチューブ用に開発された最新型のシーラント!
バルブから注入すれば、TPUチューブの優れた空気保持性が更に向上します!詳しくはコチラから↓↓↓https://t.co/ZJDttapQNj pic.twitter.com/rtUunyzqP3
— 株式会社フカヤ (@fukaya_nagoya) July 4, 2024
ちょっと意味がわからないのは私だけでしょうか?
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超軽量だけど重くしまーす!
まずおさらい。
ECLIPSEのロードTPUチューブの重量を確認しましょう。
ECLIPSE ウルトラライトチューブ | ECLIPSE チューブ | |
40mm(20~25c) | 19.5g | 28g |
70mm(20~25c) | 21g | 30g |
19.5gは超軽量タイプの薄々チューブ。
「TPUチューブの優れた空気保持性が更に向上します」とありますが、TPUチューブの中にはエア抜けが早いものもあるし、シーラントはエア抜け防止機能なんだと理解できる。
けどさ、TPUチューブ最大の魅力って軽量性なわけでしょ。
軽量さがウリなのにシーラントを投入するなら、結局TPUチューブを選んだ意味がだいぶ失われるのではなかろうか?
超軽量フレームにしたけど重量規定を満たすために重りをつけたみたいな話にもつながるけど、

シーラントをどのくらい入れるかにもよるけど、超軽量TPUチューブを選んだのにシーラントを入れて重くしてエア抜け対策するという意味がわからない。
軽量ブチルでいいんじゃね?という疑問が沸いてきます。
若干気になる表現として
今までもクリンチャー用シーラントなるものは存在してましたが、耐パンク対策として必ずしも効果的とも言いがたいし、ましてやパンクした際にはシーラントまみれになるのでさほど一般的でもない。
ECLIPSEのシーラントは「TPUチューブ用」だとしていて、「インナーチューブ全般」に向けたものではない。
しかも耐パンク対策ではなく、空気保持性の向上(エア抜け)を目的としている。
んー、超軽量なのにわざわざ重くしてエア抜け対策するなら、結局はブチルチューブでいいんじゃないか?という疑問が沸いてきます。
なお、同社のTPUチューブは3300円~3960円(税込)、TPUチューブ用シーラントは1870円。
シーラントを入れるならわざわざTPUチューブを選ぶ理由が薄く、チューブレスまたは軽量ブチルチューブでいいんじゃないか?と思ってしまいますが、なかなか不思議な製品ですね。
なお、勘違いしないように書いておくと、TPUチューブはシーラント無しで使うほうが一般的だし、シーラントが必要となるわけではありません。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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