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チェーンの伸びチェックは、チェーンチェッカーだけでは不完全。

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なんか変速がおかしいぞ?と思ってチェーンチェッカーを当ててみたら異常はないし、かといってスプロケが磨耗している様子でもない…という経験はありますか?
ディレーラー調整がうまく出来てないなんて話ではありません。

 

チェーンチェッカーでは「まだ大丈夫」となっていたけどチェーンを新品に交換したら全て解決した場合、チェーンチェッカーでは検出できなかったチェーンの伸びがあったことになります。

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チェーンの伸び

チェーンの伸びは「縦方向」に起きますが、普段からたすき掛けをよく使っていると必要以上に「横方向」に動くようになることがあります。

チェーンは本来、横方向にも多少動きがあるようになっているからたすき掛けにも耐えられるわけですが、たすき掛けを多用するとその方向に応じてピンが磨耗しやすくなるのですかね。
横方向に「動きすぎる」状態になったチェーンを「横に伸びた」と表現しますが、フロントシングルだと顕著に出やすいとする説もあります。

 

さて、じゃあ横伸びをどう検出して評価するのかというと、以前紹介したABBEYのLL Chain Wear Tool。

このように縦伸びチェックでは問題なかったのに、横伸びチェックでは問題が検出される事例がある。
たとえるなら横読みでは問題がなかった文章なのに、縦読みしたら違う意味が検出されるみたいな話なのよね。

 

縦伸びチェックでは問題がなくても、横伸びチェックでは問題が検出され、それが変速不良の原因になっている事例もあるわけ。

チェーンチェッカーの精度

ABBEY社の主張によると、市販されているチェーンチェックツールのほとんどはレーザー切断により製造されているものの、レーザー切断による精度は±0.010 インチ(0.254mm)。
ABBEY社ではCNC加工にすることで許容誤差を±0.0002インチ(0.005mm) まで抑えたとしてます。

 

この精度差がチェーンの伸びチェックでそこまで大要素なのかはやや疑問がありますが、ABBEY社の公式サイトにも「この用途には少しやりすぎかもしれません」と書いてあるのが真実かも笑。

まれによくある

縦伸びチェックでは問題がなかったのにチェーンの横伸びが原因で変速不良を起こすことがあるのかですが、たぶん「まれによくある」なんだと思う。
またおかしな日本語使っているなと言われそうですが、まれな事態の中では頻度が高めという意味。
私自身は一度経験済み。

 

まれによくある事態に備えてツールを持っておく必要があるかはビミョーですが、初めてチェーンチェッカーを買おうとする人には選択肢の一つに挙げてもいいのかもしれませんね。
何せ、チェーンチェッカーは壊れる類のものじゃないので、わざわざ買い換えようと考える人が「まれ」でしょうから…


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