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「競技車両だから」メンテナンスするわけではない。

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ロードバイクは競技車両だからメンテナンスが大事なんだ、という話を書いてますが

この論法って、競技目的でロードバイクを使ってない人には響かないと思う。
メンテナンスっておそらく3つの意味があって、一つは「より性能を高めるためのメンテナンス」ですよね。
競技的意味合いはむしろこれで、通常使用では不要と考えられる範囲であってもあえて性能を引き出すためにメンテナンスする。

 

もう1つの意味合いは、自分や他人を怪我させないことを目的としたメンテナンス。
これは競技目的であろうとなかろうと必要なことですが、乗る度に毎回分解して洗浄することまでは必要としない。

さらにもう1つの意味合いは、パーツの寿命を長持ちさせるためのメンテナンスですね。
チェーンが汚れてジャリジャリになっていたらチェーンの寿命は短命に終わる。
ただし「自分や他人を怪我させない目的のメンテナンス」と「パーツの寿命を長持ちさせるためのメンテナンス」は必ずしも明確に分けられるものではなくて、チェーンの寿命が短命に終わる可能性と自分や他人が怪我するリスクは重なる部分があるでしょう。

 

思うに「ロードバイクのメンテナンス」といっても乗り方によってメンテナンスの程度には差がある。
競技目的のメンテナンスをごり押ししたところでピンと来ない人も多いだろうし、「そんなにしないといけない自転車なら面倒だし違う自転車にしよう」と考える人もいるのよね。

 

街乗り目的や非競技目的にはオーバースペックなメンテナンスもあり、メンテナンスの重要性を説くにあたり「競技」をプッシュすることが必ずしも正しいとは思わないのですが、「ロードバイク離れ」が加速した理由の一つはこういう意見にもあるのではなかろうか。

 

非競技目的で1日数十キロ走る人に「毎回チェーンは洗うべき」と説いたところで「そこまでする必要はないよね」となるのは当たり前。

 

とはいえ、自分の乗り方に必要なメンテナンスがどの程度なのかを理解してない人もそれなりにいる気がする。

 

最低限「自分が怪我しない、他人を怪我させない状態」にしておくことが大事ですが、それはママチャリだろうと変わらんのよね。
ちなみにママチャリレースなる分野もありますが、そういう使い方であれば求められるメンテナンスの内容が異なるのも当たり前。
なのでメンテナンスの重要性の本質は「競技車両だから」が理由ではないと思いますが…


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