ツールド北海道事故については何度も取り上げてきましたが、


160ページ以上にわたる報告書がまとめられ、主催者に手渡されたそうな。
なお報告書はまだ公表されていない。
自転車のロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた死亡事故を受け、大会の安全対策検討会は4月4日、「片側1車線」方式を撤廃するなどの提言をまとめました。
2023年9月北海道上川の上富良野町で、「ツール・ド・北海道」に出場していた当時21歳の男子大学生が対向車線の乗用車と衝突し、死亡しました。
有識者による「安全対策検討会」では、7回にわたり会合を開き再発防止策を話し合ってきました。
検討会は4月4日、1987年の第1回大会から続いていた「片側1車線」方式を撤廃し、ブロックごとに全面通行止めにするなどの提言をツール・ド・北海道協会に報告しました。
「片側1車線」方式はこの大会だけのルールで、国際自転車競技連合は「安全要件を満たしていない」と6回指摘していました。
ツール・ド・北海道協会は「ハードルが高く、2025年の開催は未定」としています。
【ツール・ド・北海道】死亡事故受けた安全対策検討会「片側1車線方式の撤廃」「ブロックごとに全面通行止め」提言_過去6回危険性を指摘も改善されず…『2025年の開催は未定』“実現に壁”立ちはだかる|FNNプライムオンライン自転車のロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた死亡事故を受け、大会の安全対策検討会は4月4日、「片側1車線」方式を撤廃するなどの提言をまとめました。 2023年9月北海道上川の上富良野町で、「ツール・ド・北海道」に出場していた当時21歳...
他の報道によると、片側一車線方式については「必ず撤廃しなければならない」という強い文言になっているらしい。
で、要は何度も危険性が指摘されながらも片側一車線方式のまま開催し、さらに片側一車線方式を担保するための警備体制もザルだったのだから、いつか起きる事故だったのよ。
安全対策検討会 武藤俊雄座長)
「事故発生箇所を含む対向止め区間等において、事故車両を含む少なくとも一般車両15台が道路に進入しており、事故車両を含む3台の車両を停止させることが出来なかった」 ツール・ド・北海道死亡事故 安全対策検討会 報告書まとまる 事故当時より5倍から8倍の警備など必要おととし、出場選手の死亡事故が起きた自転車ロードレースの大会「ツール・ド・北海道」で第三者による安全対策検討会の報告書がまとまりました。安全対策検討会 武藤俊雄座長)「2度と事故を起こしてほしくはな…
たまたま事故が起きてなかったことからなあなあになっていたところに、起きるべくして起きてしまった。
もう1ついうと、片側一車線方式のままでは二度と警察は道路使用許可を出さないでしょう。
そもそもこの件、警察も「今まで事故が起きてないから」と甘く見ていた面はあると思う。
人災にしか見えません。
被害者のご冥福を。
しかしまあ、あれだけ騒いでも風化するのよね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
【引用:1987年の第1回大会から続いていた「片側1車線」方式】とあるように、37年間事故が起こらなかったのが奇跡なのでしょう。
実際、警察側も、観光のクルマもいるので、大会に2車線使わせずに、1車線のほうが良い、と思ってた可能性もあるかと思います。
あと、マラソンやトライアスロンでもそうなのですが、経費関係が上がってきているのに、スポンサー収入も参加費収入も追いつかず、ボランティアも思ったように集まらない。そういう理由で、今まで配置していた警備員が減ってしまったのかもしれません。
とはいえ、主催者には、安全管理はしっかりしてほしいと思います。
コメントありがとうございます。
何回も警告を受けながら変われなかった、というのがすべてなんだと思ってます。