今日、ツールド北海道の第4回有識者会議があったようなのですが、いつもならこのタイミングに合わせて前回(第3回)の議事要旨が公開され、第4回有識者会議の配布資料も公開されますが、今回はどちらも公開されていません。
週明けに公開するのだろうか?
今回の有識者会議に関する報道はこれ。
去年、自転車のロードレース「ツール・ド・北海道」に出場した選手が死亡した事故。29日に4回目の安全対策検討会が開かれ、選手の前後を走るバイクなどの警備体制について話し合われました。
去年9月、「ツール・ド・北海道」に出場していた当時、中央大学4年生の五十嵐洸太さんが対向車線の乗用車と衝突し死亡しました。
29日の検討会で有識者らはレース中、先頭から最後尾までの距離が長くなっていることから、定点で制限時間を設け、遅れている選手はレースを中止させ収容するなどの措置や、ある一定の基準に満たない選手はレースに出場させないなどの措置をとるなど運営管理をしやすいようにするべきといった意見が出たということです。
さらに、去年のレースでは選手らの安全確保を行う「エスコートバイク」が7台だったことに対し、国際的な規則などに従い40台ほど必要であるといった指摘もあったということです。 「ツール・ド・北海道」選手死亡事故 「出場に一定の基準を」安全対策検討会で警備体制など議論去年、自転車のロードレース「ツール・ド・北海道」に出場した選手が死亡した事故。29日に4回目の安全対策検討会が開かれ、選手の前後を走るバイクなどの警備体制について話し合われました。去年9月、「ツール…
昨年9月に自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた死亡事故をめぐり、選手集団を先導して安全を確保する「エスコートバイク」が7台で、必要とされる台数の2割以下だったことが29日、分かった。事故の調査などを行っている第三者委員会「安全対策検討会」の第4回会合で共有された。
会合の資料によると、大会には幅広いレベルの選手が参加していたため、選手集団が分裂して「空白区間」が生まれ、全体の車列が長くなる特徴があった。
本来、空白区間にもエスコートバイクが必要で、40台は必要だったと試算された。実際は7台だったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a38d92395a7e17e4b557c3a2510bd9325d210acb
何の話をしているのかもはやわからないというか、国際ルールに従うとエスコートバイクが40台ほど必要なのに7台しかいませんでしたと今さら言われても。
大事な情報なのに、第4回になってから出てくるのは論点整理の問題なのか、それとも?
警備体制の不足については前回出てますし、そもそも昨年大会以前から危険性は指摘されていたのに。

「落車、事故の危険リスクを伴う」
「大幅な改善が必要」
A4判の内部資料には、強い文言が並ぶ。
資料をつくったのは、日本自転車競技連盟(JCF)の専門部会「ロード部会」。昨年6月、「ツール・ド・北海道協会」に対してレースで事故が起きる危険性を指摘したものだ。
「事故起きるリスク伴う」ツール・ド・北海道、いかせなかった指摘:朝日新聞デジタル「落車、事故の危険リスクを伴う」 「大幅な改善が必要」 A4判の内部資料には、強い文言が並ぶ。 資料をつくったのは、日本自転車競技連盟(JCF)の専門部会「ロード部会」。昨年6月、「ツール・ド・北海…
警備員の教育体制に問題があったことや、無線すらないなどボロボロな上に、さらにはエスコートバイクがずいぶん足りなかったですと言われてもね。
選手の出場を制限するとか、遅れている選手をレースから止めるみたいな話も出たようですが、「そこ」が問題なんでしょうか?
なんかおかしな方向に向かっている気がするけど、選手が安心して出場できる体制を構築しない限りは出場したいと思わないのでは。
以前の有識者会議では、右側にはみ出た選手にペナルティを課す案も出ていたけど、根本的に改善するような気配がない。
警備体制ボロボロ、無線無し、エスコートバイクは必要数の2割以下…
起きるべくして起きた事故だったと結論するしかないのでは。
おそらく週明けに議事要旨などが公開されると思うので、また後日。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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