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TPUチューブの樹脂バルブは、電動ポンプで溶ける。対策は延長ホースのみ。

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TPUチューブに電動ポンプを直結させて空気を入れた結果、TPUチューブの樹脂バルブが熱変形してしまったようですが、

これは電動ポンプメーカーとTPUチューブメーカーが禁止しているのよね。

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TPUチューブに電動ポンプ直結は禁止

例えばグロータックのTPUチューブの場合。

携帯電動ポンプは使用できますか

携帯電動ポンプの種類によっては、発生する熱によりバルブが変形してしまう可能性があります
その場合は、延長ホースなどを使用して熱がバルブに伝わらないようにしお使いください

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パナレーサーのTPUチューブ「001」は電動ポンプに対応するためにバルブ先端が金属製になってますが、それでも電動ポンプ直結はリスクがある。

 

あれ?
パナレーサーのTPUチューブの名前がなんか違う気がするけど、まあいいか…

 

電動ポンプはモーターが仕事するから発熱するのよね。
ハンドポンプは人間が頑張るから人間自体が発熱しますが、汗をかいて放熱するし、なによりポンプ自体が発熱するわけではないのだから樹脂バルブを溶かすことにはならない。
電動ポンプ最大の欠点は発熱と騒音と言われますが、その欠点を上回る利便性があるからこれだけ普及したわけで。

 

電動ポンプには延長ホースが付属するものも多いけど、要は電動ポンプ本体が発熱しそこから放出される空気も加熱されている。
延長ホースを使って電動ポンプ本体とバルブの距離を離すことで、加熱された空気の温度が下がるわけだ。

 

で。
以前某所で聞いたんだけど、延長ホースを使っても樹脂バルブが変形した事例は「あるにはある」らしい。
とはいえマレなケースと考えられるので、強いていうならきちんと延長ホースを使い電動ポンプの連続使用はせずに、日陰の涼しいところで使えば基本的には問題ないでしょう。

もし延長ホースを忘れたなら

もし延長ホースを家に忘れてきたなら、TPUチューブに電動ポンプはリスクがあるからハンドポンプにしたほうがいい。
最近「電動ポンプがあればハンドポンプは不要」みたいな宣伝文句を見かけますが、電動ポンプが「利便性、メインキャラ」だとしたらハンドポンプは「サブキャラ」なのよ。
メインキャラが死亡したときに備えてサブキャラを用意することは大事だし、メインキャラなんてバッテリーが切れたら終了するのだからなおさら。

 

控え投手がいないのに試合を開始したら、先発投手にトラブルが起きたら試合終了なのよ。

CO2がウォーミングアップを開始か?

電動ポンプ最大の弱点が発熱であり、発熱により樹脂バルブを溶かすのだから、発熱どころかキンキンに冷えるCO2インフレーターがウォーミングアップを開始するのではないか?という疑念すら生じる。
しかし今のところ、CO2インフレーターに回帰するような流れはない。

バルブにユルユル接続してCO2インフレーターを使ったら、むしろキンキンに凍るほど凶悪な冷却性を誇るのですが、結局のところ電動ポンプに延長ホースを使えば「先端がモッコリ不可逆変形」は避けられるのでして、利便性とのバランスを考えるとCO2インフレーターより電動ポンプが優勢と言わざるを得ない。

 

電動ポンプは便利だけど使い方を間違えたらトラブルが起きるし、トラブルに備えてハンドポンプを携行することも大事なのよね。
なお樹脂バルブが先端モッコリ化した場合、バルブを切断するしかないと思われる。

 

バルブを金属製にして電動ポンプ対策したTPUチューブもありますが、延長ホースを使うのがトラブル回避策でしょうね。


コメント

  1. まさ より:

    コメント失礼します。

    電動ガーとか、CO2ガーという前に、なんでやったらアカンって言われてることをやっちゃうのでしょうね…
    こんな風になるリスクがあるからやったらアカンよって言われてるのにやっちゃって、正にその通りになっちゃって自転車屋に持って行って時間とお金を無駄にするって〇〇なの?って思います。

    • roadbikenavi roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      私レベルになると、「◯✕は禁止」という表現を「ヤレというフリ」だと勘違いします。
      そういうレベルの人が増えているのかもしれません。

  2. 山中和彦 より:

    TPUとは、熱可塑性ポリウレタンとのことですが、
    もしかすると、その001とかのサガミなんたらと、同じ素材なのではないでしょうか。(当然、用途に合わせて、特性は変えてあるでしょうけど)

    • roadbikenavi roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      001は素材が違うような…どうでしたっけ?

      • 山中和彦 より:

        メーカーの通販サイトには、【引用:
        6、なめららか表面
        ポリウレタンが持つ(中略)
        また、熱可塑性に優れた素材ですので、(後略)】
        と、ポリウレタンと熱可塑性の2つの単語は確認できます。
        多少は近い素材なのかもしれません。

  3. カモがネギしょってる より:

    モーターの熱ではなくて、ポンピングの圧縮による発熱では?CO2は膨張だから熱を奪って凍る。ハンドポンプでも早いサイクルでポンピングするとシリンダーが熱を持ちますよ。

    • roadbikenavi roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      どちらからの発熱なのかまではわかりかねますが、ハンドポンプによる発熱はほとんど無視してよい程度のものと思いますが…

      • カモがネギしょってる より:

        圧縮で生じる熱は馬鹿に出来ませんが、ハンドポンプでそれをやるハイケイデンスは無理ですね(笑)
        何度で柔らかくなるか分かりませんが、そもそもバルブのところの耐熱温度が低すぎるような…

        • roadbikenavi roadbikenavi より:

          コメントありがとうございます。

          たぶんハイケイデンスポンピングしたら、人間自体の発熱が凄いかと笑

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