最近、そんな呼び方があるらしい笑。
セラミックベアリングキャンセル界隈。
あれって不思議なのは、セラミックベアリングに大きな効果はないことはずいぶん前から定説であるにもかかわらず、いまさら騒ぐ人たち。
まあ、発端はパクり記事を作ったあの人なんでしょうけど、あの人自身もたった数年前には自身がプロデュースしたホイールに「セラミックベアリング」を採用したくらいなので、またずいぶん一貫性がない話をするんだなあと驚きしかないのですが、
セラミックベアリングのみならず自転車業界って、やたら効果を誇張した宣伝をして、それをキャンセルする話を投入して、という連続なのかな。
話を盛って、それから落とす。
なんとも進歩がないというか。
しかしまあ、話を盛って注目させる宣伝方法もどうかと思う。
どこぞのメーカーなんて、なんの脈絡もなく「ライトウェイトに勝利宣言」とか、「チェーン洗浄して注油すれば簡単に5キロアップ」とか語っていたけど、
話を盛る人たちがいるから、それをキャンセルする界隈が登場するという単純な仕組みなのかもしれない。
ただまあ、ちょっと前にはセラミックベアリング採用のホイールを出した人が、今度はキャンセル界隈に転じるという一貫性がない光景をみるに、他人の話は全てを真に受けないことが大切なのではないか?と思ってしまう。
結局、教訓としては「他人の話は全てを真に受けない」なんでしょうね。
意外と世の中、根拠がない話を投入したがる人がいるので…
ちなみにみんな大好きSACRAの元代表田中Ph.Dにしても、2017年頃には「セラミックベアリングは意味がない」と著書で発表してますが、
わりといまさらなのよね。
ところで、もっと気になるのは話をすり替えたがる人。
「簡単に5キロアップ」の人にしても、批判された理由は「誇張しすぎ」な点であってチェーンを脱脂することが無意味という話ではないにもかかわらず、話をすり替えて「チェーン脱脂は効果がある派」と「チェーン脱脂すべきではない派」の対立みたいなアホ構造にしてましたが、
セラミックベアリングの件にしても、どこぞの人が話をすり替えて再投下している。
なかなか馬鹿馬鹿しいけど、イチイチ指摘してあげるのも馬鹿馬鹿しい。
ところでセラミックベアリングの話とは全く関係ないのですが、ホイールのスポーク結線は意味がないという説がある。
ぞの根拠としては、静的荷重を加える剛性試験で差がないからだと。
一方、それなりの人が結線による体感効果が明らかに違うと語るのも事実。
静的荷重試験で剛性差がなかったから無意味…というのは思考停止だと考える。
要は、静的荷重を加える剛性試験で評価することが結線の体感効果を表す目的において本当に適切なのか?という話なのよ。
そう考えていくのが科学なんじゃないかと思うのですが、その意味では田中Ph.Dが行った歪み試験なんかも興味深い。
まあ、田中Ph.Dは試験条件を変えてしまったから話がややこしくなりましたが。

ある試験で数値化されたときに、それが全てと捉えて思考停止になる人がわりといるのも気になる。
ちなみにセラミックベアリングについては、費用対効果でいうならかなりビミョーと言わざるを得ないでしょう。
やたら0か100かで論ずる人たちについてもビミョーですが。
ついでなので脱線しますが「風呂キャンセル界隈」という言葉。
当初この言葉を見たときに、お風呂屋さんに予約したのに無断キャンセルする奴の話だと勘違いした。
危ない危ない…

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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