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重ね塗りNGなチェーンルブ。

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ワコーズには「エクストリーム」というチェーンルブがありますが、高い耐久性を誇るとはいえ「重ね塗りNG」という制約がつく。
つまりきちんと洗浄してから再注油しろとなりますが、読者様は「なんで重ね塗りNGなのかわからないし、重ね塗りして使うこともある」そうな。

 

そもそもなんでエクストリームは重ね塗り禁止なのか?

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重ね塗りNGの理由

これ以前聞いたことがあるんだけど、重ね塗りNGの理由。

 

「エクストリームに含まれる微細な粒子が、汚れと相まって駆動効率を低下させるから」

 

で。
若干勘違いしやすいのは、「エクストリームの重ね塗り」はダメだけど、エクストリームを施工したチェーンが油膜切れしたときに他のチェーンルブを重ね塗りすることは禁止していないそうな。

 

ただまあ若干疑問なのは、油膜切れにより緊急的にエクストリームを重ね塗りするとして、油膜切れによる駆動効率の低下と、粒子と汚れが相まって起きる駆動効率の低下はどちらが大要素なのだろう。
もちろんきちんと洗浄してから注油することがベストなのは言うまでもないんだけど、「駆動効率の低下」という話も「きちんと洗浄し本来の性能と比較して」の話なんじゃないかと思うわけでして。

 

油膜切れのチェーンに重ね塗りしたら、油膜切れ状態より駆動効率が悪化するとは思えない。

わりと難しいチェーンルブの評価

ワコーズのエクストリームもきちんと脱脂洗浄して乾燥させてから施工しないと効果を発揮しないタイプのチェーンルブですが、それらを怠るとメーカーがいう「持続距離」よりはるかに前に終了する。

 

ちなみにAZのロードレースSPでいろいろ試したことがあるんだけど、ロードレースSPは汚れやすいチェーンルブですが、きちんと洗浄脱脂してから使うとそこまで汚れやすいわけではなかったりする。

 

このあたり、人それぞれ考え方の違いなんだろうなと思うけど、チェーンルブの性能をフル発揮するには相応の下処理が必要だし、相応の下処理に時間を掛けたくない人は特殊系のチェーンルブは向かないのかもしれません。
ワックス系なんかは下処理しないと意味がないし。

 


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