2019モデルでモデルチェンジした、コルナゴのアルミレーサーA2-r。
昨年まではA1-rでしたので、それより一歩進んだ形となります。
さて、実はこのA2-rですが、フレーム自体はA1-rと全く同じだそうです。
じゃあ違うのは何よ?という話でして。
2019 コルナゴ A2-r
フレーム自体はA1-rと同じく、6011アルミです。
ジオメトリも同じ、というより全く同じフレームだそうです。
一応軽量アルミの部類に入れて問題ないと思うのですが、フレーム重量はよくわかりません・・・
で、A2-rになり何が進化したのかというと、フォークです。
A1-rではアルミコラムのカーボンフォークでしたが、A2-rになりC-RSと同じフルカーボンフォークになったようです。
これにより、200g以上は軽量化されていると予想します。
A2-rには完成車が二つあり、105完成車とティアグラ完成車です。
で、フォークがフルカーボン化したのは105完成車だけであり、ティアグラ完成車はアルミコラムのカーボンフォークのままのようです。
なんですか、この微妙な差別感。
多くの場合、同じ車種名だとコンポなどの違いはあっても、フレーム&フォークは共通というのがこの世界のスタンダードですが、A2-rについてはフォークも変えてくるという仕様になっているようです。
しかも日本限定
実は既にイタリア本国では、コルナゴはアルミフレームを作っていないそうです。
このA2-rについては、日本限定モデルという扱い。
コルナゴというと高級ブランドの一つと言っていいと思いますが、既にアルミフレームは本国のラインアップにはないそうです。
そんなコルナゴですが、やはり低価格帯のアルミフレームでもコルナゴに乗りたいと思う人も多いでしょうし、そんな日本の事情を考えてのジャパン限定でしょうか。
完成車のスペック
このA2-rは、トップチューブにイタリアントリコロールを配色していて、カッチョいい一台ですね。
さてスペックですが、こんな感じです。
105完成車 | ティアグラ完成車 | |
フレーム | 6011アルミ | 6011アルミ |
フォーク | フルカーボン | カーボン(アルミコラム) |
クランク | シマノ FC-RS510
50-34 |
FSA
50-34 |
FD,RD | 105 | ティアグラ |
STT | 105 | ティアグラ |
スプロケ | 105 11-28T | ティアグラ 11-28T |
ブレーキ | テクトロ | ティアグラ |
ホイール | コルナゴオリジナル | コルナゴオリジナル |
タイヤ | CONTINENTAL ULTRA SPORT II 700×25C | CONTINENTAL ULTRA SPORT II 700×25C |
定価(税別) | 169,000 | 139,000 |
フォークの質は105完成車がいいとして、パーツスペックについては絶妙に微妙という感じがします。
まずはブレーキ。
105完成車ではテクトロがついており、ティアグラ完成車ではBR-4700(ティアグラ)になっています。
これじゃ、ブレーキの質としてはティアグラ完成車のほうが上です・・・
クランクについては、105完成車がFC-RS510。
これはグレード外のクランクで、レベル的にはティアグラと105の中間で、ティアグラ寄りというスペックです。
クランクについてはケチるメーカーが多いのですが、105完成車のブレーキは買うと同時に交換したほうが良さそうです。
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ホイールとタイヤは同じもののようです。
どっちがお買い得かですが、やはりフォークの分105完成車のほうがいいですね。
フルカーボンフォークとアルミコラムフォークでは、重量差が結構あります。
メーカーサイトでは重量が8.6キロとありますが、どっちの完成車の重量なのかわかりません・・・
コルナゴというとC60などのハイエンドフレームが注目を浴びますが、実はこのアルミフレームもなかなか面白い存在です。
また、フラットバーロードのヴォレイもなかなかいい一台なので、低価格帯でもコルナゴに乗りたいという人にはいい一台ですね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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