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レーシングゼロカーボンDB登場に見る、非DBのレーゼロカーボンとの違い。

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ついにディスクブレーキ用のレーシングゼロカーボンも登場しましたが、個人的にはなかなか興味深いスペックのホイールを出してきたなと思っています。
フルクラムが誇る軽量カーボンクリンチャーのレーシングゼロカーボンDBについて見ていきましょう。



レーシングゼロカーボンDB

レーシングゼロカーボンというと、アルミリムのレーシングゼロのいいところはそのままに、リムをカーボン化して軽量化したモデルと言う印象のホイールです。
アルミリムのレーゼロのいいところと言うと、アルミスポークを使って2:1パターンで組み、駆動剛性を高めている点でしょう。

 

こちらはアルミリムのレーシングゼロ。

Fulcrum – Racing Zero (レーシングゼロ) LG クリンチャーホイールセット

アルミホイールで勝ちたいならコレ!と言われるほど、アルミホイールの中では王者と言っていい存在でしょう。

 

レーシングゼロカーボンは、その加速性のよさはそのままに、リムをカーボン化したモデルと考えればよいです。
アルミスポークを使っているところも共通ですし。

 

今回登場したのは、レーシングゼロカーボンDB、つまりはディスクブレーキ用のレーシングゼロカーボンなわけです。

DBと非DBの違い


Fulcrum – Racing Zero (レーシングゼロ) カーボンホイールセット

スペック上のレーゼロカーボンのDBと非DBの違いを見ていきましょう。

レーゼロカーボン レーゼロカーボンDB
重量 1340g 1450g
リム素材 フルカーボン、ツイルカーボン仕上げ UDフルカーボン、ARCテクノロジー(ツィル)
リムハイト 30mm 30mm
リム幅 24.2mm(外) 26.5mm(外)
ブレーキゾーン AC3加工 なし
スポーク数 F16、R21 F21,R21
ハブ素材 カーボンボディ&アルミフランジ フロントハブ:カーボン製、アルミオーバーサイズ・フランジ
リアハブ:アルミ製、アルミオーバーサイズ・フランジ
ベアリング USB USB
タイヤ クリンチャー 2WAY
定価(税別) 272,000 284,000

ポイントとなっているのは、レーゼロカーボンDBで採用されているリムのARCテクノロジーでしょうか。
これですが、ニップルホール周りにカーボンを盛っている加工で、こんな感じです。

なんでこうなっているかですが、コレは何度も書いていますが、ディスクブレーキの場合、制動力はハブで生じ、スポークを介してリム・タイヤまで伝えます。
そのため、スポークがかなりの力でリムを引っ張るため、実はリムを軽量化しすぎると強度的にやばいんですね。

 

そのため、なるべく軽量化しながらもクラックが入りやすいニップル付近だけ補強したいということで、このような設計になったのでしょう。

 

ディスクブレーキ創成期には、【ディスクブレーキ車だとブレーキゾーンを作らなくてもいいので、リムを大幅に軽量化できる】という宣伝文句がありましたが、実際にはそうはいかないようです。
しかしこのレーゼロカーボンDB用に作られたニューリムは、軽量化と強度をうまく取ろうとした力作なのではないでしょうか?

重量増加だけは仕方ない

非DBのレーゼロカーボンに比べると、110gの増加です。
これについては仕方ないところでしょう。

 

ディスクブレーキ用のホイールでは、スポーク数を減らすことが出来ません。
リムブレーキ用のレーゼロカーボンはフロントスポーク数16本のラジアル組ですが、ディスクブレーキ用ホイールではそもそもラジアル組が出来ませんし、スポーク数も減らせないので21本です。

 

21本と言うことで、片側ラジアルになってしまうのは正直いかがなものかと思うのですが、カンパニョーロ・フルクラムはこの方針で行くようですね。

 

見た目重視の人だと、前後G3組でカッチョいい!!と思うのかもしれません。

正直なところで言うと、ディスクブレーキ用ホイールについては、フロントがG3である必要性は全くないと思ってます。
マヴィックだとフロントスポーク数24本とかのものもありますし、ディスク用ホイールはスポーク数が増えることが難点と言えば難点でしょうか。

 

今のところ、ディスクブレーキ用ホイールと言うと、インプレもほとんど無く、どうしても人柱覚悟で買ってみるしかない状況です。
レーゼロカーボンDBを見る限り、リムが結構良さそうだなぁと思いますので、値段は高いですが使ってみたい一本と言えそうです。




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