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MAVICが誇るヒルクライムからロングライド向けホイールの終着点!R-SYS SLR

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マヴィックホイールの中でもやや異質な存在であり続けるのが、R-SYS SLRです。
このホイールの持ち味ですが、特にヒルクライムで真価が発揮できます。



R-SYS SLRのスペック

重量 F555g,R740g

ペア1295g

リムタイプ ISM 4D

エグザリット加工

(リム15㎜)

リム高 F24mm,R26mm
スポーク素材 F カーボン

R (DS)アルミ

(NDS)カーボン

スポーク数 F16、R20
付属タイヤ イクシオンプロ23c

(195g)

対応タイヤ クリンチャー

このホイールは、マヴィックの誇るテクノロジーが満載です。
まずはリム。
最新のISM 4Dを特殊な溶剤に付け込んで電酸化処理を施したエグザリッド加工。
これにより軽量性と剛性を確保しながらも、ブレーキ能力の向上に努めています

特筆すべきはスポーク。
フロントホイールはカーボンスポークです。
中空構造の円柱形のカーボンスポークを使っていますが、このカーボンスポークはほかのホイールとは考え方がちょっと違います。

普通のホイールだと、リムとハブを引っ張るように金属スポークが配置されています。
マヴィックのカーボンスポークは【トラコンプ】と呼ばれる技術で、スポークは【つっかえ棒】的な存在になります。
コンプレッション構造になるため、抜群のバネ感と振動吸収性を演出します

リアホイールはドライブサイドにはアルミスポーク(ジクラルスポーク)、ノンドライブサイドにはカーボンスポークです。
この絶妙な配置が、リアのトランクションを向上させるため、ペダルを踏み込んだ力がダイレクトにホイールに伝わるような加速力が出ます。

重量も1295gと軽量に仕上がっており、アルミリムホイールの終着点と言っていいほどの完成度です。

R-SYS SLRの乗り味

このホイールはカーボンスポークな上に、スポークがコンプレッション構造で振動を吸収するため、乗り心地は抜群にいいです
剛性もそれなりに高く、さらに軽量なのでヒルクライム用アルミホイールとしてはナンバー1といっていいでしょう。
乗り心地がいいのでロングライドにも向きますね。

唯一の難点ですが、高速域ではスピードが伸びにくいです
これは円柱状のカーボンスポークが悪さをしていると思われ、極太のカーボンスポークが空力を悪くしているような感覚を受けます。
高速域、速度40キロ以上を使うような場面では、ほかのホイールを選択したいところです。

しかしながら、リムが軽量でありトラクションのかかりがいいホイールなので、30キロ~30キロ台後半あたりの速度では加速性はかなり高く、低速域でも軽快に回ってくれるホイールです。
なのでヒルクライム~ロングライド向けに特化していて、特化しすぎていると言ってもいいような【シチュエーションを選ぶホイール】と言えそうです。

ヒルクライムなどでは効果抜群ですが、高速域で競うレースでは不利と言った印象です。

マヴィックにはR-SYS以外にもキシリウム系、コスミック系があります。
R-SYSがヒルクライム用だとすれば、キシリウム系は【オールラウンドホイール】、コスミック系は【平坦専用のエアロ重視】と言えます。
キシリウムでもスペックが高いキシリウムならば登りも十分こなせますが、R-SYSはそれの一歩上を行くようなホイールです。
当たり前ですが、平坦なところでも高速域では、コスミック系のホイールには太刀打ちできません。
しかし40キロ以下の速度が常用域なら、コスミック系のエアロ性能よりも、R-SYSの軽量性のほうがメリットが大きい場合もあります。
本来であれば、キシリウム、R-SYS、コスミックと揃えて置きたいところですが、なかなかそんな予算もないでしょうし、どれか一ついいホイールを買うのであればあえてR-SYS SLRという選択肢はアリでしょう。

エグザリット加工されたリムなので、ブレーキ面まで真っ黒なのが特徴です。
これがカッコいいんですよね・・・
エグザリット加工されたリムは、専用のブレーキシューと合わせることで雨天時でも制動力が落ちにくいといった特徴もあります。
ブルベなんかでも良さそうなホイールですね。

このホイールには、LIMITED EDITIONという限定モデルがあります。
性能的な違いがあるわけではなく、見た目の違いでリムのカラーリングなどが微妙に異なります。

R-SYS LIMITED EDITIONは国内定価28万(税抜)ですが、サイクリングエクスプレスだと大特価で149,999円になってました。

サイクリングエクスプレスでR-SYS SLR LIMITED EDITIONを見る

ちなみに、リミテッドエディションではない普通のR-SYS SLRもありますが、こっちは約21万とちょいお高めになってますね。
モノ自体は何ら変わりません。
サイクリングエクスプレスでR-SYS SLRを見る

R-SYS SLRの良さを、是非とも体感してください。




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