シマノ製プーリーは、歯が樹脂製です。
サードパーティのプーリーと言うと、無駄に軽量化を狙ってアルミ製になっているものが多いですが、シマノが樹脂製にしている理由は、単純に磨耗に強いからだろうと思うわけです。
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アルミプーリー
私が今使っているのは、下プーリーだけGEAROOPのものです。
まあ、取り付け軸が偏心しているという謎のビッグプーリーさんですが・・・
なんだかんだ1万キロ以上使っているはずですが、磨耗度がどれくらいかというと、今の状態はこんな感じ。
新品の頃ってどうだったかというと、こんな感じ。
まだ全然余裕です。
一番怖いのは、チェーンとプーリーが噛みあわなくなったらですかね・・・
GEAROOPのプーリーですが、このように取り付け軸が偏心しているので、
これは14Tですが、シマノのディレーラーに取り付け可能というものです。
これはサイクリングエクスプレスさんに貰ったものですが、
https://roadbike-navi.xyz/archives/8279/
前にも書きましたが、驚くような効果を求めるなら、それは期待ハズレですよー。
何となく違う気がする!
この程度の話。
サイクリングエクスプレスさんのミスで、間違って16Tプーリーも貰っていたのですが、16Tは私のRDには入らない。
なにせ、5800GSなもんで・・・
読者様にあげましたが、何となく違う程度の話のようですw
https://roadbike-navi.xyz/archives/12559/
私としては、低速時にペダリングが軽いので、気に入ってます。
唯一うっとおしいなと思うのは、肉抜きの部分に汚れが溜まることくらいですかね。
一応シールドベアリングになっているので、さすがにディグリーザーに漬け込みするわけにもいかず・・・
プーリーは消耗品
シマノでも
プーリーのガタが大きくなったら交換してください
このようにアナウンスしているんで、プーリーは所詮は消耗品です。
シマノプーリーの互換性ですが、前にシマノに聞いてビックリしたのですが、デュラプーリーはデュラにしか使えない、というのが公式見解になってます。
まあ、実態はそうではないんですが・・・
シマノの分解図を見ると、多少互換性にも触れられてまして、まとめるとこのようになります。
RD | プーリー品番 | 共通パーツ | 互換性があるパーツ |
RD-R9100 | Y5ZR98010 | ー | ー |
RD-R8000-GS | Y3E998010 | RD-R8000-SS | ー |
RD-R8000-SS | Y3E998010 | RD-R8000-GS | ー |
RD-R7000-GS | Y3F398010 | RD-R7000-SS | RD-R8000-GS |
RD-R7000-SS | Y3F398010 | RD-R7000-GS | RD-R8000-SS |
シマノの展開図を見ると、
A: Same parts.
B: Parts are usable, but differ in materials, appearance, finish, size, etc.
Absence of mark indicates non-interchangeability.
訳すと、
A:同じパーツ
B:使えるけど、素材など違うから
無印は互換性無いぜ
こうなっていて、例えばR8000-GSの展開図。
プーリーについては、R8000アルテのRDに、デュラR9100プーリーを突っ込むのはご法度扱いです。
実際に使えるのかどうかは知りませんが・・・
(たぶん挑戦者はいくらでもいるでしょうけど)
ちなみに、R9100とR8000は上下ともにシールドベアリングです。
たまに
という人がいますが、ベアリング球はなくても、ブッシュベアリングになってます。
ブッシュとシールドベアリングだと、回転性が結構違うのですが、プーリー単体の回転性能って、実走ではほぼ関係ないのも事実。
よくある、セラミックベアリングのプーリーだと、指で回すとビックリするくらい回りますが、実際に取り付けて走る分には差が分からない。
たぶん、チェーンとかの抵抗のほうが大要素で、プーリーの回転性なんて駆動時にはほぼ抵抗に関わっていないのかと・・・
9000デュラ~5800の105までについては、もっとややこしい。
RD | プーリー品番 | 共通パーツ | 互換性があるパーツ |
RD-9000 | Y5XX98090 | ー | ー |
RD-6800-GS | Y5YC98140 | RD-6800-SS | ー |
RD-6800-SS | Y5YC98140 | RD-6800-GS | ー |
RD-5800-GS | Y5YE98090 | ー | ー |
RD-5800-SS | Y5XE98030 | ー | ー |
こんな感じで、6800のGSとSSが共通パーツであること以外は、他のグレードとの互換性は一切無しと言うのがシマノの公式発表です。
実際に使えるかどうかの話は、また別ですが・・・
5800GS使ってますが、SSとはプーリーの大きさと歯の高さが違います。
こちらが5800GS用で、
こちらが5800SS用。
当然ですが、世代が違うR9100形とも互換性はありません。
ちなみにですが、GEAROOPのビッグプーリー、適合性はこのようになってます。
14T ⇒ 6800、5800、カンパニョーロ、R9100、R8000、R7000、スラム
16T ⇒ R9100、R8000、R7000、スラム
サードパーティーなんで、何でもアリという感じの互換性ですw
現行のRシリーズの11速だと、14Tでも16Tでも行けることになります。
ちなみに、取り付け方については、こちらを参考に。
プーリーのメンテナンス
シールドベアリングになっているタイプだと、出来ることは限られます。
拭いて、カバーを外してグリスをつけておしまい。
間違っても、シールドベアリングは分解しないことです。
105以下のブッシュベアリングのタイプですが、完全に分解して洗って大丈夫です。
洗ったら、ここに注油して組み立て。
真ん中のちっちゃい部分を無くすと面倒なので、分解しても無くさないように。
あと、取り付け時にプーリーに取り付け方向の指定があるものもあります。
よーく見ると、プーリーの表面に矢印がついているので、その方向とチェーンの駆動方向を合わせればOK。
こんな感じで簡単に出来ます。
プーリー単体だと高いものでもないので、ガタが出たら即交換ですね。
それにしてもシマノのプーリーって、どれくらい持つんでしょう??
社外製のアルミプーリーは、シマノプーリーよりはるかに寿命は短いはずです。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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