あんまり見かけない事例を、読者様から提供頂きました。
知らぬ間にサドルレールが曲がっていたという話だそうです。
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サドルレールが曲がっていた!
実際に確認すると、やっぱり傾いている。あれ、左右に傾ける事ってできるのかな? 検索しても分からない。また3週間くらい放置。
どうやって気が付いたかは、覚えていません。機会自体は、サドル高さを調整した時です。
レールがカーボンだと、そういう事はあり得ないのでしょう。破断ならば、多少、検索するとヒットしますが、曲がった、というのは極めて少数です。(日本語ではMTBで1件くらい。)
曲がったまま乗っていて、走行中に破断等に至らなくて良かったです。いつ曲がったかは不明ですが、落車したことがあるので、その時かも知れません。
ただ、純粋に単独事故での転倒なので、サドルレールが曲がるかと言うと、私はかなり懐疑的です。(転んだのに、サドルを相当な力で上から殴られたように曲がる?? サドルの皮革は、さして傷んでいないのに。そんな力が加わるくらいなら、私そもそも死んでない??)
# もしその時だとすると、交換するまでに1年半ほど放置なのですが…
アンケート、これですよね。。。
で、落車でサドルを地面に強打しても、サドル自体にクッション性があるので、あんまりサドルレールには負荷がかからないような気がします。
というよりも、落車したときの衝撃って、ほぼ人間が受け止めます。
バイク単独で倒したほうが、むしろフレームには負荷が掛かる可能性すらあるわけで。
ママチャリですが
たぶん記事にした覚えがないので、正確な時期は思い出せませんが、たぶんここ2年以内の話。
普段通勤で駅に行くときは、電動アシストのママチャリを使ってます。
距離がそこそこあるのと、10%超えの坂もあるので・・・
で、帰り道、ママチャリでその10%超えの坂を登っていたときのこと。
パキっと変な音がしたと思ったら、なんかサドルがグラグラになりまして。
もう数十メートルで家だったので帰ってから確認したら、サドルレールが折れてましてw
2009年製の電動アシストなので、無理がたたったのかも。
あとこのママチャリは中古で仕入れているので、前の使用者の環境も不明。
このときの感想ですが、片側のサドルレールが折れているので、プランプランですよね。
座って体重掛けると、もうグラグラです。
ロードバイクでそういう事例の話を聞いたことがないですが、たぶん、サドルレールが折れるとしたらカーボンレールのほうですよね。
オーバートルクで締めている場合など。
自然に起こる劣化による破損は・・・たぶんそれよりも先に、シート自体が痛んできて交換しちゃっているのではないでしょうか?
あんまりない事例ですが、サドルが左右に傾いているなら、基本的におかしいです。
よくあるチェック法ですが、バイクを立て掛けて、サドルを押しながら体重を掛けて、ギシギシ異音が鳴ったりしないかのチェックですね。
緩みのチェックと、破損のチェック。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
高はしです
意外に折れるものです(でした、かも?)
30年以上前ですが、カラビンカのT氏が「これサイコーだよ!軽くてっ」と薦めていたセラロイヤルのスーパーコンツール(アルミワイヤーベース)を私も購入。しばらくしたある日の練習でT氏が「???」という顔をしてサドルを覗きこむ。次いで見せてくれたのは、ヤグラ部分でキレイに分離したワイヤーベースでした。
また、それよりは少し前のオレンジロードかチャレサイだったと思うのだけど、誰だか忘れたけどホームストレッチの長い下りを不自然な立ちこぎで通過した彼の自転車には座るべきところがなくなって、ピラーだけだった、とか。
という訳で、パーツは折れる、というオハナシでした。
写真は、BBシャフトが折れて、悲しみにくれるローラン・フィニョン
コメントありがとうございます。
軽量サドルとかならアレですが、エントリーグレードのサドルだとかなり重厚に出来ているからなかなか壊れないのかと思ってました。
あまりサドルレールが割れた、折れた、曲がったという話を聞かないのですが、実際はそこそこあるんですかね。
ところで話は変わりますが、先日書いたインピーダンスロスの記事、あれだとちょっとニュアンスが変わってしまいますかね?
いろいろ悩んで上で、単純な力学で簡略化して捉えたほうが分かりやすいのかなと思ったのですが。
昔は材質もよくなかったのかもしれないですが、サドルのレールとかは、クランプの金具のコーナーの仕上げの影響も言われていたと思います。当時に流行っていた一本締めの(ラプラード型なんて呼んでました)ピラーでは、レールワイヤーのキズ部分から破断したのを見たことがあります。
インピーダンスロスの説明は分かりやすかったと思います。単純化してみて、どこにズレが在るか指摘してもらい、誤差を見積って、全体評価することが「大ハズレ」を防止できると思いますので。
ひとつあるとしたら、力と運動量とを切り分けて考えた方が正確になると思いました。原則、運動量はヒステリシスロスで消費された以外は変わらないパズで、凹凸に出逢う度に方向が変換されるのだと思います。方向が変わった運動量のうち、進行方向以外のものはネットに変わってゆく、と。
ところで、ヒステリシスロスと並立する用語としてインピーダンスロスって正しいのでしょうか?私の個人的な感覚だと、(機械)インピーダンスって慣性項と粘性項が並んだ式で変形の時定数を表現するイメージなのですけど。
コメントありがとうございます。
>ヒステリシスロスと並立する用語として・・・
ここは私も疑問でして、インピーダンスロスはロードバイク界では造語みたいなものらしいですが、転がり抵抗の一部とみるのもなんか違うような・・・
転がり抵抗はヒステリシスロス、それ以外の要素としてロスする因子の1つにインピーダンスロスがあると捉えたほうがシックリ来るような気もします。
サドルレールは、前にも締めすぎでカーボンレールが潰れていた人もいましたし、本来は定期的にチェックしておくべきなんでしょうけど、金属レールの場合、折れたり曲がったりする前に、見て分かるものなのか・・・という疑問もあります。