ちょっと読者様とメールでやり取りしてまして。
空気入れを繋いでポンピングしていたとします。
途中でポンピングを止めた場合、バルブって開放されているの?閉まっているの?という話。
左の状態なの?右の状態なの?というところで、正解は左の状態なのですが。
これ簡単に実験できますよ、と豪語して実験してみたら、おかしな結果が出てきまして。
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奇跡的に無能な実験
とりあえず、8Bar入れてみます。
前に、ポンプのゲージとパナレーサーのエアゲージでは0.1~0.2Bar程度の差しかないことは確認済み。
(パナのエアゲージのほうが僅かに低く出る)
で、ホースを繋いだまま、12時間くらい放置しました。
12時間ほど放置すると、ポンプのゲージは数字が下がってます。
ポンプのゲージは、ポンプ本体~ホースの空気圧を計測しているのですが、弁構造になっているので、放置しておけば多少の漏れは出る。
7.5Barくらいなので、12時間で0.5Barほどポンプ側の漏れが発生していると言えます。
この状態でホースを外して、パナのエアゲージで測れば、頭書の件はわかります。
仮定 | 想定される結果 |
バルブは締まっている | エアゲージで計測すれば、8Bar程度になる |
バルブは解放されている | エアゲージで計測すれば、7.5Bar程度になる |
で、結果なんですよ。
このように、8Barよりも低く出ます。
7.2Barくらい?ですかね。
あれ??
ということはポンピングした後にホースを繋ぎっぱなしにしている状態でも、
バルブは開放状態なのか??となるわけです。
そんなバカな??と思ったのですが、数分考えたら重大なミスを発見。
ラテックスチューブだから
これ、前にも同じことをしていて、そのときはポンプのゲージが下がっていても、エアゲージで計測すると下がっていない結果でした。
今回の結果はこうなるのですが、
時間 | ポンプのゲージ | エアゲージ |
0時間 | 8.0Bar | ー |
12時間後 | 7.5Bar | 7.2Bar |
もうすっかり忘れていたのですが、ラテックスチューブを入れているから、バルブが閉まっていてもエア抜けするという話ですよw
単にそれだけです。
ポンプのほうは、弁から僅かなエア抜けが発生して数字が下がる。
チューブのほうは、ラテックスなのでバルブが閉まっていようと勝手にエア抜けする。
ポンピングしたときのバルブの動きですが、こちらに書いてあります。
ポンピングしたときの圧力差で開放されるけど、
このように圧力差でバルブが閉じる。
瞬間的には、タイヤ内の空気がポンプ側に移動しようとして、そのときに閉じてしまう形。
実際には、
時間 | ポンプのゲージ | エアゲージ |
0時間 | 8.0Bar | ー |
12時間後 | 7.5Bar | 7.2Bar |
12時間後にポンプとチューブの空気圧の差はポンプのほうが高いことになってますが、ポンピングせずに静的な状態では、このくらいの圧力差ではバルブは開放されないということです。
前に試したときは、ホースを繋いで30分程度放置しただけでポンプの数字が下がっていましたが、今回はちょっと用事で外出しなくちゃいけなくて、12時間も放置したのが失敗の原因。
ラテックスは12時間放置すれば1Bar程度抜けますから・・・
いやー、我ながら無能な実験をしたなぁと。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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