新型デュラエースとアルテグラが発表されたわけですが、

ホイールについては、いささか予想外でした。
なんでこうなるジャパン!
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デュラエースグレード(R9200系)ホイール
従来のデュラグレードというと、C24、C40、C60の3本立てでした。
まあ、C40と謳いながらも一部ホイールは35㎜とか37㎜しかないなど、意味不明な状況もありましたが。
新型デュラエースのホイールは、C36、C50、C60の3本立てに変わります。
1点注意事項ですが、フリーボディが12sのみ対応になっています。
12s対応フリーボディは、12sしか対応していません。
11sフリーボディの場合は、12sスプロケを付けることができるのですが・・・
R9200のラチェットは、デジタルエンゲージメントというスラーラチェットのようなタイプに変わっています。
なので従来のフリーボディに交換というのも不可能でしょう。
R9200系チューブラーホイール
まずはカーボンリムのチューブラーホイールから。
WH-R9270ーC60-HR-TU | WH-R9270ーC50-TU | WH-R9270ーC36-TU | |
F重量 | 667g | 610g | 522g |
R重量 | 770g | 722g | 632g |
ペア重量 | 1437g | 1332g | 1154g |
リムハイト | 60㎜ | 50㎜ | 36㎜ |
リム外幅 | 28㎜ | 28㎜ | 28㎜ |
リム内幅 | |||
適応タイヤ | TU | TU | TU |
スポーク数 | 24/24(2:1) | 24/24(2:1) | 24/24(2:1) |
ブレーキタイプ | ディスク |
チューブラーを選ぶ人は少数派だと思いますが、R9200系チューブラーホイールはディスクブレーキ用のみです。
参考までに、R9100系のホイールも挙げておきます。
WH-R9170ーC60-TU | WH-R9270ーC40-TU | |
F重量 | 678g | 609g |
R重量 | 829g | 763g |
ペア重量 | 1507g | 1372g |
リムハイト | 60㎜ | 37㎜ |
リム外幅 | 28㎜ | 28㎜ |
リム内幅 | ||
適応タイヤ | TU | TU |
スポーク数 | 24/24(2:1) | 24/24(2:1) |
ブレーキタイプ | ディスク |
以前も似たようなものはあったけど、大きく軽量化したイメージですかね。
R9200系チューブレスホイール
続いてはチューブレスホイール。
フルカーボンリムのチューブレスホイールになります。
WH-R9270ーC60-HR-TL | WH-R9270ーC50-TL | WH-R9270ーC36-TL | |
F重量 | 751g | 674g | 620g |
R重量 | 858g | 787g | 730g |
ペア重量 | 1609g | 1461g | 1350g |
リムハイト | 60㎜ | 50㎜ | 36㎜ |
リム外幅 | |||
リム内幅 | 21㎜ | 21㎜ | 21㎜ |
適応タイヤ | TL | TL | TL |
スポーク数 | 24/24(2:1) | 24/24(2:1) | 24/24(2:1) |
ブレーキタイプ | ディスク |
これらは全て、チューブレス用リムテープが必須になっているようです。
参考までに、R9100ではC40のみチューブレスがありました。
WH-R9170ーC40-TL | |
F重量 | 739g |
R重量 | 883g |
ペア重量 | 1622g |
リムハイト | 37㎜ |
リム外幅 | |
リム内幅 | 17㎜ |
適応タイヤ | TL |
スポーク数 | 24/24(2:1) |
ブレーキタイプ | ディスク |
ワイドリム化した上に大幅な軽量化を達成しているので、これはこれで朗報ですね。
リムブレーキ用ホイール
リムブレーキ用のR9200系デュラホイールですが、ありえないことにカーボンチューブラーだけになりましたw
WH-R9200ーC60-HR-TU | WH-R9200ーC50-TU | WH-R9200ーC36-TU | |
F重量 | 653g | 586g | 602g |
R重量 | 796g | 723g | 684g |
ペア重量 | 1449g | 1309g | 1286g |
リムハイト | 60㎜ | 50㎜ | 36㎜ |
リム外幅 | 28㎜ | 28㎜ | 28㎜ |
リム内幅 | |||
適応タイヤ | TU | TU | TU |
スポーク数 | 16/21(2:1) | 16/21(2:1) | 16/21(2:1) |
ブレーキタイプ | リム |
R9100系カーボンチューブラーはこのようになっていました。
WH-R9100ーC60-HR-TU | WH-R9100ーC40-TU | |
F重量 | 666g | 637g |
R重量 | 830g | 747g |
ペア重量 | 1496g | 1384g |
リムハイト | 60㎜ | 37㎜ |
リム外幅 | 28㎜ | 28㎜ |
リム内幅 | ||
適応タイヤ | TU | TU |
スポーク数 | 16/21(2:1) | 16/21(2:1) |
ブレーキタイプ | リム |
R9200系では一気に軽量化したということになります。
なおくどいですが、
R8100アルテグラホイール
さてR8100系のホイールも登場しています。
新製品のR8100系はディスクブレーキ用のみです。
カーボンリムで登場というところもポイント。
WH-R8170ーC60-HR-TL | WH-R8170ーC50-TL | WH-R8170ーC36-TL | |
F重量 | 738g | 698g | 657g |
R重量 | 911g | 872g | 831g |
ペア重量 | 1649g | 1570g | 1488g |
リムハイト | 60㎜ | 50㎜ | 36㎜ |
リム外幅 | |||
リム内幅 | 21㎜ | 21㎜ | 21㎜ |
適応タイヤ | TL | TL | TL |
スポーク数 | 24/24(2:1) | 24/24(2:1) | 24/24(2:1) |
ブレーキタイプ | ディスク |
リムはデュラエースと共通で、ハブが違うだけのスタイルになっているようです。
デュラホイールは12s専用ですが、アルテグラグレードは11s、12s共用になっているようです。(つまり8s~12s対応)
デュラエースではラチェットがダイレクトエンゲージメントという、いわゆるスターラチェットのようになっているわけですが、アルテグラグレードでは従来の爪式ラチェットにしてコストダウンしているのが特徴です。
総合的に見て
デュラホイールは、ハブをデジタルエンゲージメントという、いわゆるスターラチェットのようなタイプにすることで駆動剛性を挙げているのが特徴。
またR9100系に比べると大幅な軽量化も果たしています。
ただまあ、リムブレーキ用はバッサリ切り捨て気味ですね。
アルミホイールは新作がありませんw
デュラグレードとアルテグレードの差は、主にラチェット方式の違いと思えばいいのかと。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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