キュラリスのでぃすくぶれーきふる内装で14万円台・・・

今のロードバイク界は、エントリーユーザーには厳しい時代と言っていいかと。
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昔でいうとクラリスさんは8万円台
何年か前の話でいうと、クラリス完成車(りむぶれーき)は8万円台が相場でした。
キュラリスさんででぃすくぶれーきで、フル内装となると14万円台というのはエントリーユーザーにはちょっとハードルが上がっていることは確か。
主要なところのクラリス、ソラ完成車はこちら。
メーカー | 車種 | コンポ | 値段(税込) | 重量 |
ジャイアント | CONTEND 2 | クラリス | 103,400 | 9.8kg |
CONTEND 1 | ソラ | 121,000 | 9.6kg | |
メリダ | RIDE80 | クラリス | 99,000 | |
SCULTURA Rim 100 | クラリス | 117,700 | ||
SCULTURA 200 | ソラ(ディスク) | 146,300 | ||
ビアンキ | VIA NIRONE7 | ソラ | 147,400 | |
VIA NIRONE7 DISC | ソラ(ディスク) | 158,400 | ||
コーダーブルーム | FARNA | クラリス | 109,890 | 9.5kg |
スペシャライズド | ALLEZ SPORT | ソラ | 170,500 | |
キャノンデール | CAAD Optimo3 | ソラ | 126,500 | |
トレック | Domane AL2 | クラリス | 99,000 | 9.57 kg |
Domane AL2 Disc | クラリス | 123,200 | 10.55 kg | |
Domane AL3 Disc | ソラ | 145,200 | 10.3 kg | |
コラテック | DOLOMITI | ソラ | 145,200 | |
スコット | SPEEDSTER 40 RIM | クラリス | 119,900 | 10.4Kg |
SPEEDSTER 40 DISC | クラリス | 143,000 | 11.2Kg | |
SPEEDSTER 30 DISC | ソラ | 159,500 | 10.5kg |
10万以下で買えるロードバイクってメリダさんちのRIDE80とか、トレックさんちのDOMANE AL2とかに限られてくる。
ディスクブレーキ車はリムブレーキ車よりも高いというのはしょうがないこととはいえ、10キロ超えてきますし。
ぶっちゃけて言いますと、エントリーグレードの方に関しては、リムブレーキのほうがいいと思います。
ディスク車はちょっと重い。
ただまあ、ショップによっては強力にディスク車をプッシュするみたいです。
今後の発展性とか、パーツの今後とか。
それ自体は間違いだとは思わないのですが、少なくとも5年程度でリムブレーキのパーツが終了するということは基本想定しづらいですし、いわゆる消耗品のチェーンとかスプロケについてはブレーキタイプは関係ないし。
どうしてもボーラWTOウルトラを使いたいとかであれば、そりゃディスクブレーキ用しかないですが、
Campagnolo – Bora Ultra (ボーラウルトラ) WTO 45 ディスクロードホイールセット
若干偏見込みになってしまうのでアレなんですが、このグレードのアルミフレームにボーラWTOウルトラを導入する前に、たぶんフレームが欲しくなると思うんですねw
なのでそこまでリムブレーキの今後を考えてディスクを選ぶべきなのかについては、エントリーグレードについてはちょっと疑問。
初めてロードバイクを買うという入り口は、ハードルが低いほうが嬉しい人も結構いると思うし。
そりゃ各社ともに、パーツ開発の主戦場はディスクブレーキだと思いますよ。
ホイールは特に。
ただまあ、入り口のハードルを上げてしまえば、手が届きづらくなる人もいると思うので、ことエントリーグレードについてはむしろリムブレーキ車でいいと思う。
それこそ見方を変えると、ホイールとかも中古で安く仕入れやすいですから。
業界の入り口
先日書いた記事についてですが、


自転車はこのような頑固又はできなきゃ主義みたいな所。
ラジコンカーもとても楽しく遊んでいたがやはり、早くなければみたいな
エバリんぼ主義がある。メーカーはいつも世界戦だと力んでる。
ジリ貧ジャパンの生き残り。
早くこういう体質が変わってほしい。
まあ、いろんなショップがありますけど、時々不可思議な話は耳にします。
読者様からもとてもここには書けないようなタレコミ情報も頂きますが、例えば堂々とM社の偽物と思わしきものを店頭で売っているとか。
うん、ヤバいですね。
自主規制w
こうであるべきだ、こっちの方が発展性がある、こっちだとデメリットが多いなどとアドバイスすること自体、親切なのかどうかも分からないことはありますが、子育てで予算投資が限られている人とかもいるわけだし。
そういう意味ではある意味画期的なのは、ジャイアントのドロップバークロスのエスケープRドロップなんですが、

ロードバイクが欲しくてこれを買うというならお勧めしませんが、手頃な入門機としてツーリング目的などで買うなら全然アリだと思うけど、これって売れているんですかね?
以前こんな声も頂いてます。

実際、自分以外でr-dropに乗っている人を見かけたことはありません。
私は一目惚れだったんですけどね。
約一年乗って感じることは、ダボ穴あるし荷物積載したり街乗りでも気を使わなくて楽
乗車姿勢もゆったりポジションで楽
だから、気軽に乗り続けられて楽しい!です。
ただし、脚力もついてきて自転車の乗り方にも慣れてきたところで、ロードの反応性などに惹かれつつあります(笑)
r-dropは軽量化するよりも積載能力を高めて気軽にサイクリングした方が向いてる気がしてますが、25キロ以上の移動を繰り返す身としては軽さも大切だなと。
言いつつ、春頃にはキャリアつけてランドナー的にデイキャンプなどに挑戦しようかとも夢想しています。
おっしゃる通り、スポーツサイクル入門にはピッタリなのではと思います。
信号待ちの時など後方のロード乗りの方から凝視されることはあります(笑)
何も調べずに買って後悔するというのは論外として、こうあるべきだ、これはダメだと排他的な雰囲気がダメなんじゃないのかなと思う今日この頃。
そりゃレースに出たい人に勧める自転車ではないですが、限られた予算と、自転車の特性を分かった上でこういう選択肢は全然アリ。
そのうち、エントリーグレードのロードバイクでターニー完成車とかでコストダウンするんじゃないのか?と勝手に思っていたのですが、さすがにそこに手を出すメーカーは聞かないですね。
個人的にはスコットが出してきたフル内装クラリス完成車、これはこれで求める人がいるのかなと思うのですが、クラリスで14万円台って昔から乗る立場だとどうにもしっくりこない。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
確かにロードバイク乗り界隈の『こうあるべき』『~でなきゃね』みたいのはよく感じますし、バイクやホイールやパーツでのマウント取り合戦なんかも身近でよくあります。
逆に初心者なのに高級車を買った人に対して、お金掛けていいバイク乗っても使いこなせないでしょ…みたいに言う人もいます。
ロードバイクは入口からお金が掛かるから始めにくいのに、頑張ってバイク本体買ってからもそんな次々お金がかかるとなると、そりゃ若い人は手を出しにくいです。
安く手に入れて長く気楽に楽しめるような雰囲気を、メーカーやメディアだけでなく私たちひとりひとりが作っていかないといけないですね。
コメントありがとうございます。
時々聞く話ですが「あいつにデュラなんてもったいない」みたいなのもあります。
こういうのも単に資金的な余裕があるかどうかと、どこまでお金をかけるかの価値観の違いなだけなんで、遅い奴にデュラはもったいないとか言う人って単なる妬みでしかないんですよねw
自転車界はなかなか不思議なところがありますが、偏屈な人が多いのかもしれません(←自分も含めw)。
失礼します。
https://www.cyclesports.jp/news/new-product/60519/
La Biciという新ブランドが価格:7万6780円でターニーを採用することで安くすませるみたいです。グラベルがクラリスです。ただ今の値段上昇だともっと高くなるんじゃないかと思います。ジャイアントも来月から値上げするようですしシティサイクルでもブリヂストンも値上げ、自転車じゃないタイヤも値上げ 材料費の高騰化が原因なので他メーカーの自転車タイヤも値上げですかね?。原材料メーカーである東レのHPみると繊維も値上げ 去年値上げしたカーボンもまた値上げするかはわかりませんが、日本製鉄なんかも鉄素材を値上げしてきますし このままだとソラで20万とかになりそうです・・・
コメントありがとうございます。
これ、ちょっとだけ気になっていたのですが、ワイヤーが外出しでザ・エントリーグレードという感じで一定の需要はあるのかなと思いました。
全般的に値上げされるのはこの時代しょうがないですが、ソラ完成車が20万まで行くとさすがにエントリー層の間口が狭すぎて初心者さんがロードバイクを始めようと思わなくなるかもしれませんね。