カーボンフレームやカーボンフォークが折れた、クラックが入ったみたいな話を見ていてちょっと思うこと。
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どこのメーカーでもある話
カーボンフレームやカーボンフォークの不具合、初期不良なんてどこのメーカーだろうとある話でして、まあ大なり小なりと。
有名ブランドだろうとある話なので、中華カーボンに限った話ではありません。
中華カーボンをどう定義するかという問題はありますが。
で。
この手の初期不良が起きたときに、ユーザーとしては落車したりなどがない限りは、販売店を通じてメーカーなり代理店と交渉になりますよね。
ユーザーとしては、自分自身に一切非がないと思っているわけですから。
最近は「生涯保証」を謳うブランドなんていくらでもありますが、代理店からやたらと喧嘩腰の態度で来られてしまう話っていくらでも聞くのですよ。
そりゃ代理店からしたら、ユーザーが口頭で話すことを全て鵜呑みにする訳にもいかない。
ユーザー自身の不手際によってクラックが入ったのに、それを隠して初期不良だと騒ぐような人もいますから。
とはいっても、「言い方」ってあるわけで。
そのやり取りの中で、ユーザーが代理店に対して不満を持つケースは時々聞くわけよ。
その結果、「二度とあのブランドは買わない」となるケースも聞くので、生涯保証って誰に何のメリットがあるのだろうか?と疑問にすら感じます。
生涯保証の罠
最近はちゃんと説明しているのかわからないけど、一時期やたらと聞いたのは
という宣伝文句。
生涯保証って、事実上初期不良にしか対応しないわけですが、生涯保証と謳ってなくても初期不良なら対応するのが当たり前だし、10年後に見つかる初期不良なんてものもないし。
落車転倒しても「生涯保証だから無償交換」と勘違いしている人すらいましたが、そんなことはあるわけもない。
生涯保証と言っても、代理店との交渉中に嫌な思いをした人もいますが、結局のところ、何か問題が起きたときにどう対応するかによっても「ブランドの価値や評価」は変わると思う。
不思議なもので、やたら喧嘩腰でくる代理店の担当者とか聞くのでね。
「このクラックは固定ローラー使ったに違いない」みたいに決め付けされたけど、固定ローラー持ってませんとか笑。
確認として質問するのと、やたら喧嘩腰で決め付けするのは全く違うから。
何か問題が起きたときに、どう対応するのかがブランドの価値に関わるし、さらに言えば国内正規販売店で購入するメリットはそこなんだよね。
雑な態度で対応してくれないなら、通販で無保証で買うのと変わらんし。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
カーボンプリプレグは樹脂が変質するため温度管理が必要なのと使用期限がありますが、過失か故意かは分かりませんが守られていないものが使用されることがあります。そうすると破壊試験以外では欠陥が発見できないため折れてから分かることになります。
コメントありがとうございます。
ユーザーが見た目で気づくことが不可能という点では、何か対策も取れませんよね。メーカーを信頼するしかない。
メーカーは信用できても、従業員まで信用できるかは難しいところです。真偽は不明ですが、初期の中華カーボンは期限切れとかを捨てるくらいならって再利用したものだと言われていました。
コメントありがとうございます。
従業員が横流しする事例は普通にありますよ。
コッソリコピー品を作る話もありますし、そういう意味では正規品でも疑わしいケースはありますよね。