アルカリに強いチェーンでもアルカリは禁止。

まあまあどうでもいい話を。

アルカリに強いチェーンでもアルカリは禁止

椿本チエインさんには、「アルカリ性に侵されない」ためのコーティングチェーンあります。

つばきコーティングチェーンの「ネプチューン」。

https://tt-net.tsubakimoto.co.jp/lib/catalog/C_CDC_NEP/book/data/all_page.pdf

アルカリに強いコーティングをしたらしいけど、警告としてはこれ。

・チェーンを酸やアルカリで洗浄しないでください。割れが生じます。

●脆性割れを引起こすもの（酸・強アルカリ・バッテリー液など ) がチェーンに付着した場合は、直ちにチェーンの使用を中止し新品に交換してください。

詳しい理屈は知りませんが、どちらにせよ全てのチェーンメーカーはアルカリで洗浄してほしくないみたい。

それを理解して我が道を進むならそれはそれ。
まあ、メーカーが推奨してないことをする以上は何が起きても自己責任ですから。

まあ、ネットで見る限り、某社の粉末を使いスプロケのスパイダーアームのアルマイトが剥げたという報告が上がっていますが、理論も大事ですが実際にどうなのか？についてはもっと大事なわけで、金属を犯さないとする主張については説得力を欠くとしか言えず。

理論は条件が変わると違う場合もあるし。

この手の問題で難しいのは、「使ったら絶対に割れる」わけではないし、「使っても絶対に金属を犯さない」と言える根拠もない。
チェーンやらスプロケは金属同士が擦れて、引っ張りも掛かり、剥き出しなので様々な環境要素が関係しうる。
実験室でチェーンを扱っているわけじゃないのでね。

それこそさ、中性洗剤でも注油がいまいちならグダグダになるわけだし。
どの要素が関係しているのかは専門家ではないので知りませんが、「トラブルが起きた事実」は普通に存在しており、アルカリに強いコーティングをしたチェーンでもアルカリ洗浄するなという指示が出ているという「事実」を書いておきます。

そりゃさ、数日漬け込みしただけで

スパーン！

とクラックが入る絵なんて誰も想像してないでしょ笑。

そもそも

いろいろ書きたいけど、控えます笑。
結局のところ、リスクをどこまで評価してどう考えるかは人それぞれなので、淡々とメーカーの意見を書くだけです。

まあ、前提条件を無視して考えるとそうなるんだろうなとは思って見てますが、必ず割れるわけではないし、絶対に割れないわけでもない。

大丈夫と公言しながらもアルミスパイダーアームにアルマイト剥げが起きていたりするのは理解に苦しみますが、世の中矛盾なんて探せばいくらでも見つかるわけでね。

まあ、トラブルが起きたらメーカーの責任ですし、そちらにどうぞ。
大手メーカーが「絶対大丈夫」などと書かない理由を考えればわかりそうな気もするけど、中性洗剤だろうと「脆性を起こさない」なんて書かないもんだよな。

「絶対」なんてないし。

ちなみにムードンコを正しく使用した場合の否認率は約85％です。
いろいろ濁したのですみません笑。
Googleさんが怒るもんで。

まあ、何で洗浄しているのかはわからないけど。

『変な音がするんですけど？』と、ご来店のお客様

確認のため動作チェックを行い作業を進めていくと、チェーンが割れているではありませんか‼😲

お手入れの際、何を使ってどの様な方法で洗浄をされているのか？とても怖くて聞けませんでしたが、お客様の安全のため注意喚起をさせていただきました。 pic.twitter.com/WgcAzZevXx

— サイクルショップ オシガモ (@bicycleoshigamo) November 20, 2022

roadbikenavi

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。

ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。

現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。