シマノが自社通販にてホイールの販売を始めたそうな。
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シマノのホイール通販
シマノ《公式》サイクリングオンラインストアシマノのサイクリンググッズ公式通販サイト。シューズ、ヘルメット、アイウェア等の限定品を多数取り扱い。お買い上げ合計11,000円以上(税込み)で送料無料。
シマノが公式オンラインストアにてホイールの販売を始めたらしい。
それはまあいいとして、公式オンラインストアにて購入した場合には「特典」がついてくる。
2023年2月以降にシマノ公式オンラインストアにて、R9200シリーズ、R8100シリーズ、RS710、GRXのホイールをご購入の方(以下、「ユーザー様」といいます)を対象としたプログラムです。
ホイールを購入してから、R9200シリーズ(3年以内)、R8100シリーズ(2年以内)、RS710/GRX(1年以内) で事故により破損された場合に、販売価格よりもリーズナブルな価格で同ホイールを購入いただく事が可能です。
ホイール取扱開始とキャンペーンのお知らせ | シマノオンラインショップオンラインストアにてシマノホイールの取り扱いを開始。それに伴うキャンペーンの案内
公式オンラインストア購入特典というわけか。
内容はこちら。
対象ホイール | 利用可能期間 | 再販価格 |
R9200 | 購入日より3年未満 | 販売価格の60%(購入日より1年未満)
販売価格の75%(購入日より3年未満) |
R8100 | 購入日より2年未満 | 販売価格の60%(購入日より1年未満)
販売価格の75%(購入日より2年未満) |
RS710(105) GRX (WH-RX870) |
購入日より1年未満 | 販売価格の60% |
他にも特典があって、「50日仕様変更プログラム」というのはデュラエースR9200を買った人は50日間ならリム⇔ディスクで交換可能というもの。
これについては、そもそも交換したいと思う人がいるのか疑わしい面があるのでどうでもいいと思う。
というのも、デュラエースR9200シリーズは12sスプロケット「専用」ホイール。
ディスクブレーキ車もリムブレーキ車もシマノ12sという人自体が少ないと思うので、さほど関係ないかと。
若干よくわからないのは、シマノって「シマノ プレミアムホイールショップ」っていうのがあって、こちらも似たような「クラッシュリプレイスメント」がある。
こちらは詳細が書いてないので、万が一の破損再販価格はよくわかりませんが、どちらにせよ
・シマノプレミアムホイールショップ
このどちらかで購入した人限定の「特典」になるわけです。
何をしたいのだろ
シマノって何年か前までは、海外通販でもシマノ製品を購入できたわけでして、当時はそれこそデュラエースC24やデュラエースと同じリムを使っていたRS81などがかなりの激安で買えました。
105フルセットが4万円なんて余裕でしたよね。
海外通販で安く105を買ってきて、自分で組み換えた人なんてまあまあいるのではなかろうか。
ところがシマノさんは、海外通販に「日本向けに売るなや。自国内のみで売れ」みたいな圧力を掛けた結果、海外通販からシマノ製品が事実上消えました。
これって、国内の正規販売店を守るための施策だと理解してました。
海外通販で安く買われたら、国内ショップは困っちゃうし。
で。
自社のオンラインストアで特典付き販売したら、シマノは利益率が上がるだろうけど国内ショップには還元されないだけなんじゃなかろうか。
このあたりやや不思議に思うけど、シマノさんの方針ということなんですかね。
いろいろ不思議です。
けど、もう一つ思うこと。
ショップの中にはシマノホイールを酷評する人もいるわけで、まあどのように評価しようと自由といえば自由。
酷評していたショップが「オンラインストアにしやがって!」みたいに語っているのを見ると、
シマノがオンラインストアでホイールを販売しようと、あんたには影響せんよ。
と、思ったりする。
まあ、クラッシュリプレイスメントが特典としてついているほうが安心だと感じる人は公式オンラインストアで買うのだろうし、気にしない人は好きなところで買えばいいし、シマノホイールに興味がない人は最初から対象外。
あっ、当たり前ですが初期不良の対応は別問題です。
クラッシュさせた人への救済措置になります。
「漢は黙ってアルミリム」というタイプの人間には全く関係ない話ですよね笑。
やはり黒ラベルですよ。
漢は黙って。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
シマノのおま国ですが、シマノがやりたくてやったわけではない事情があります。
主要販売国米国の自転車業界からの圧力があったそうです。
海外通販のせいで、米国市場のシマノ製品(完成車やコンポ)が売れない。
米国の自転車用品販売店やサイクルショップがつぶれてしまうから、なんとかしろやという圧力です。
これをのむ為には、すべての海外通販で自国以外はおま国にしろという通販業者への圧力しかなく、結果日本は巻き込まれた形になります。
日本の自転車業界で海外通販でシマノ製品買われた所で、日本全体の市場では大した損益にはならないので、日本人は日本の店舗で買えという意図はほぼ無いです。
米国は国がでかいので昔から通販や注文販売、カタログ販売が一般的でした、市場を占める割合はかなりある模様で、それを海外通販に食われて業界が危うくなってきたみたいです。
米国メーカーのスラムは元からそういう事情を判っているので、以前から基本おま国販売してます。
日本の様な業界自体がまだ小規模な国では、サイクリスト人口が増えにくくなる要因にもなりますし、おま国は残念なことですが、決してシマノの本意ではないみたいですよ。
コメントありがとうございます。
なるほど、そういう話なんですね。
けど、最近のシマノの動きはイマイチ何をしたいのかよくわかりません笑