先日の続きです。
Contents
アルカリがチェーンに与える影響
実験内容としては以下の通り。
開始したのは12月1日。
②3、4日マジックリンに浸け置き
③水洗いしエアブローで乾燥させ、3、4日放置
④2と3を繰り返し
前の記事でも書いたように、以前はマジックリンに何日浸け置きしてもマジックリンの色を保ってましたが、
最近は数日でこのように変色します。
ところで、チェーンの表面。
なんかビミョーにクラック風の筋がある。
ただしこれ、12月半ば時点(開始して約半月)から傷なのか汚れなのかわからない筋がありました。
こちらの画像は12月半ばのもの。
見たところ、傷が広がっているようにも見えますが、定かではありません。
見たところクラックにしか見えないのですが。
実際のところ
この実験の結果がどうだろうと、何かを証明する類のものではないほど「雑」な実験、というよりも観察日記レベルなんですが、一つ気になる点。
マジックリンに浸け置きしても、大してキレイにはならん!
むしろそっちのほうが気になります笑。
フィニッシュラインのディグリーザーと比べても、どっちがキレイになるかと聞かれるとフィニッシュラインのディグリーザーなような気がするし。
まあ、このように変色する傾向が出てきたので分解してみようか迷ったのですが、
もうしばらく、分解しないまま観察日記を続けてみます。
ちなみにですが、チェーンメーカーが「アルカリやめて」と書いていることについては今さら言うまでもなく。
ちなみに私の考え方ですが、メーカーが推奨しないことは尊重すべきとの立場ですが、アルカリに浸け置きして即座にクラックが入るとは考えにくいと考えます。
おそらく、アルカリ+走行時の引張応力+変速などの衝撃などの複合的な要素からクラックの事例につながっているものと考えていますが、
アルカリ剤で洗浄して切れた人のチェーン再掲しときますね。パッキパキやで。 pic.twitter.com/H0FVI1IPJt
— 和泉チエン Izumi Chain (@ChainIzumi) May 19, 2021
こういう事例が現に起きているという「事実」をどう評価するか?
「自分には起きてないから関係ない」と思いたいのも人間ですし、他人が何をするのかなんて関係ないとも言えますが、まあまあ聞くのよね。
クラックの事例は。
それに対し「安物のスクラップ材の可能性がある」などと根拠がない話で濁すだけならちょっと理解に苦しみます。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
チェーンは精密機械部品です。(と思います)酸またはアルカリで、洗浄すれば、寿命が短くなります。寿命を長くするには、オイル付けが一番です。(自転車では不可能)
きれいにしたければ、洗浄すればいいし、長くしたければ、オイルを付けて拭き取ればいいです。 元機械設計者より
コメントありがとうございます。
オイル洗いも最近はありますよね。
昔からオイル多めに掛けて念入りに拭き取るだけの人もいますし。