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チェーンをアルカリに浸け置きした結果。

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ちょっと前に書いた話の続きです。

 

アルカリがチェーンに与える影響。
先日の続きです。 アルカリがチェーンに与える影響 実験内容としては以下の通り。 開始したのは12月1日。 ①使い古したチェーンの切れ端 ②3、4日マジックリンに浸け置き ③水洗いしエアブローで乾燥させ、3、4日放置 ④2と3を繰り返し 前の...

 

3~4日「マジックリン」に浸け置きし、水で洗い水分を飛ばして3~4日放置を繰り返した結果です。
なお、単なる観察日記以上の意味はありません。

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アルカリに浸け置きしたチェーン

マジックリンはこんな色ですが、

ここ最近は数日経つとこんな色に変色してました。

さて、前月時点でもクラックのような線が見えてましたが

今回はバラバラにしてみました。
やっぱりクラック風に見えます。

一番下ね。

反対面。

クラックが内側まで達しているのは確認できませんが、錆が酷い。
このチェーン、以前実験した際にも確認してますが、内部に汚れはあっても錆はなかった。
最近マジックリンを使うと数日でこんな色になっていたのも、

錆の影響でしょう。

 

そもそも、アルカリを使ったから即座にクラックに至るとは誰も考えないと思われます。
プラスアルファで、走行時の引張や変速時の衝撃が加わってクラックに至るものと思ってますが、やはりチェーンメーカーが言うようにアルカリは避けておいたほうが無難なことは間違いないかと。

不思議な世の中

アルカリ洗剤を使っていたチェーンにクラックが入った画像がありましたが、

 

「安物のスクラップ材の可能性がある。アルカリは問題ない」

 

などと根拠がないことを平然と語るような人もいるわけで、不思議な世の中だなあと思ったりします。
まあ、何の件なのかは書きませんが、何か問題が起きるたびに言い訳ばかりの人としか思ってないので、どうでもいいか。

 

単なる観察日記に過ぎないので、とても「検証」とか「実験」なんて言えるレベルではありませんが、皆様もチェーンの洗浄には十分ご注意を。
表面がキレイに見えても中身が錆だらけなら意味がないですし。


コメント

  1. SGT TODD より:

    いつも楽しく拝見してます。

    当方、仕事で塗装の剥離剤を使うのですが、剥離剤は一般的に強アルカリで、塗装を剥がした後は成分が残らないように洗浄しないといけません。成分が残ると錆の原因になるからです。

    なので、チェーン(普通は金属)にマジックリンを使うのは止めた方が良いと思います。

    多分「なら完全に洗えば良いんじゃないか。」とか言うコメントが付くか思いますが、温水を使って洗浄しても、小さな隙間とは取り辛く完全に洗浄するのは難しいです。

    他に無いなら兎も角、ディグリーザーとか、中性洗剤の方がベターだと思います。

    • roadbikenavi roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      全くその通りでアルカリはオススメしていませんが、実際に使うと何か起きるのか試した観察日記です。
      予想以上に錆がでてビックリしました。

  2. 玄海灘 より:

    いつも興味深い記事で、大変参考になります。

    私も詳しくは無いですが、亜鉛メッキのアルカリ洗浄はまずいようです。
    亜鉛メッキがアルカリに溶けるため、防錆性が損なわれるとのこと。
    ちょっと良いチェーンはニッケル亜鉛メッキだと思いますが、おそらく似たようなことが起きると思われます。

    • roadbikenavi roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      単なる観察日記なので、必ずこうなるとは言えません。
      リスクマネージメントの問題だと思ってますが、メーカーが禁止していることをわざわざやる意味はないかと。

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