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不思議なチェーンとアルカリ。

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前から不思議に思うことがありまして。

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チェーンとアルカリ

以前、マジックリン(アルカリ)でチェーンを洗浄し、水で念入りに流した後の残留アルカリについて調べたことがあるのですが、

 

マジックリンでチェーン洗浄した場合の残留アルカリ。
先日の件にさらに追加。 実験として、チェーンをマジックリンで洗浄した場合の残留アルカリを見てみました。 チェーンメーカーはアルカリ洗剤を使うなとアナウンスしていますので、当然推奨しません。 単なる実験です。 マジックリンでチェーン洗浄 どこ...

 

まあ、これはこれとして。
この記事を配信してからしばらく経ってから、どこかのサイトで全く同じ趣旨の実験をし、「残留アルカリはナッシングっす」みたいな記事が配信されてましたw

 

なんか対抗心があるのか、それとも偶然なのかはしりません。
前者だと想定した場合、必死な人がいるもんだなあと思っていたのですが、まあ、そりゃ念入りに流してやりゃ残留アルカリ成分はほとんどないだろうねとしか言えない。

 

あくまでも私の趣旨は、一般的レベルでの「念入り」ではまだ足りないから気をつけてくらいの意味しかないのですが、まあそれはどうでもよい。

 

で。
ちょっと前にこんな内容を書いたのですが、

 

チェーンをアルカリに浸け置きした結果。
ちょっと前に書いた話の続きです。 3~4日「マジックリン」に浸け置きし、水で洗い水分を飛ばして3~4日放置を繰り返した結果です。 なお、単なる観察日記以上の意味はありません。 アルカリに浸け置きしたチェーン マジックリンはこんな色ですが、 ...

 

これも観察日記レベルの話だし、むしろ極端な方法(浸けっぱなしなんて通常あり得ないので)だから特に意味があるわけでもない。

 

たまたま何かで配信されてきた記事を読んだら、同じくチェーンを分解して「アルカリでも問題は出なかった」的な結論を導いている。

たまたまなのか、対抗心でも燃やす方がいるのかは知りません。
偶然よりも運命的な出会いなんだと勝手に認定し、2人の出会いは必然なんだと勝手に認定した上で話になりますが、私のスタンスって、最終的には「そんなにアルカリ使いたいなら好きにしなよ」でしかない。

 

というのも、全く影響がないと言い切るメーカーについては正直なところどうかと思うけど、現に市販されているクリーナーやディグリーザーの中にはアルカリ性のものが普通に存在してます。
それらを使った人がみんなクラック入って大騒ぎしているなんてことはない。

いろいろ考えても、アルカリ性を使ったから必ずクラックに至るなんて発想は全くないので、要はリスクマネージメントの問題としか考えてないのですよ。

 

リスクとして「必ず割れる」なんて発想は無いし、たぶん実際にクラックに至った事例は必ずしも多いわけではないのかと想像します。
どれくらいの頻度で起きるのかは知りませんが実例がありチェーンメーカーが推奨してない事実から、「どれくらいの頻度で割れるかわからんけど、リスクは限りなく減らすべき」という考え⇒推奨しないだけなんで。

 

某メーカーさんはこれを「ヘルメット」をたとえに使っていた気がしますが、ぶっちゃけた話、ロードバイクに長年乗っていても一度も頭を打ち付けた経験がない人もたくさんいると思う。
じゃあ確率が限りなく低いからヘルメットは不要なのか?というと、それは違うんじゃねーの?となるわけ。

 

何回も取り上げてますが、歩道からノールックで車道に進出してきた自転車と、車道を通行するロードバイクの衝突事故判例があります。

この判例、ロードバイク乗りの方は頭を打ち言語障害と片半身麻痺の後遺障害。
ヘルメットを着用していたかいなかったかについては証拠無しとなってますが、こんな事故に遭う確率がどれだけあるかと聞かれたら、確率からすりゃ限りなくゼロに近いと思う(もちろんわかりません)。

 

ロードバイク乗りがヘルメットを被る理由は、こんな無法者に備えるためではない気がしますが、ノールックサイドアタックされたら回避できないし、ヘルメットはこんな事故にも備えていると言える。

 

けど確率論からすれば、限りなくゼロでしょう。

 

結局のところ、リスクがゼロではなく実例がある以上はアルカリを控えたほうがいいんじゃないか?という考え方の違いでしかないので、変な対抗心を燃やされても「そもそも論点が違う気がする」としか言えない。

 

まあ、対抗心なのか偶然なのかは知りません。
私にとっては、2人の出会いは必然であり運命なんだと勝手に勘違いしています笑。

 

勘違いから始まる恋もありますし、2人の出会いは必然に違いありません。

むしろ

科学の分野で「全く影響しない」と言い切れるほうが不思議です。
全く影響しないという証明自体が困難ですし、普通は「ほとんど影響しない」とか「可能性を否定することはできないが実用上問題は見られなかった」などに留めるもんですけどね。

 

それは、メーカーとしてのリスクマネージメントの問題でもありますが、絶対に大丈夫と保証する時点で大丈夫なのかと心配になるレベル。
チェーンメーカーが「中性なら絶対に大丈夫」とは書かないでしょ。
「中性なら影響を及ぼさない」とも書かない。

 

「中性で洗ってください」と「中性なら影響を及ぼさない」では意味合いが変わるのでね。
想定外のリスクを検討してないのは致命的な気がします。

 

ところでこの判例。

まあまあ有名な判例みたいですが、過失割合は50:50です。

 

先日の判例についてちょっと補足。
先日挙げた判例なんですが、 ちょっと補足。 なぜ車道ロードバイクにも5割の過失が付いたか まず、事故の前提から。 ・原告(ロードバイク)は車道を通行していた。 ・被告(自転車)は歩道を通行していた。 ・歩道には配電ボックスがあり、被告の身長...

 

東京地裁の交通専門部が「予見可能」だとしてます。
自転車事故は過失割合が「変」になるのがもはやお決まりですが、あまり知られていないけど地裁の合議審はハズレの回があります。
理由は、主任裁判官が見習い裁判官になるから。

 

リスクマネージメントとしてどこまで考えるかの価値観の問題な気がしますが、2人の出会いは必然です笑。


コメント

  1. Dohchan より:

    某ケミカル会社の潤滑剤○○6がチェーンオイルとして使える/使えないと似ていると感じました

    使える派
    ・商品に使えるって書いてある
    ・使ってみたけど問題ない
    ・使えない派はバカにするけど十分な性能がある


    ・メーカーサイトを見れば、別にチェーンルブが用意されていることから見て
    チェーンルブよりは性能が落ちる
    ・緊急避難的に使うことはあっても普段から使うほどの有用性を感じない

    知恵某でも定期的に質問が上がるんですけど
    使用量から換算して大して費用が変わるわけでもないのに
    わざわざ汎用品を「すばらしい」というひとの気がしれません

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確かに似ている面がありますね。
      あれにしても、専用品があるのにわざわざ556を使う理由がよくわかりませんし。

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