先日こちらの記事を書いたのですが、
このような意見を頂きました。
今でも反対なのは変わらないが、野良キックボードを市場から排除できるという点ではいいのかもしれないと考え方が変わりました。
ぶっちゃけて言いますと。
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しばらく注意です
こちらでも書いたように、
なぜ無免許や整備不良(ナンバー無し)が「指導警告止まり」で取り締まりされてないかというと、謎の野良電動キックボードが原付一種なのか二種なのかを確定しないと切符が切れないという問題がありまして、
無免許なのに取り締まりではなく指導警告止まりという珍事が発生してました。
今後市場に出てくる電動キックボードは特定小型として認定を受けたものばかりになると思われますが、認定を受けた特定小型原付をナンバー無しで乗れば違反事実が確定しているので一発アウトにできます。
今までのように、「出力不明だから今回は警告ね!」みたいな珍事は起こりにくいはず。
ただし某通販で確認したところ、特定小型原付として基準に適合しない電動キックボードを破格の値段で在庫処分しているのも見かけるので、ちょっと注意が必要です。
安さに惹かれて特定小型原付にならないものを買うよりも、特定小型原付に該当するものを買いましょう。
ところで。
そりゃ懸念点なんてあるよ
そりゃ、特定小型原付について「悪いところ」を挙げればいくらでもあると思うんですが、歩道通行の時速6キロモードにしても遵守されなければ意味がない。
ただまあ、インターネットで言われている懸念点を見ると、事実誤認を前提にした意見も多いのよ。
まあいろいろ反対する気持ちはわかるんですけどね。
特定小型原付ってほぼ自転車と同じルールなわけで、特定小型原付について高校生対象にルール説明やら指導やらすることで自転車ルールの勉強にもなるはずが、
一部の高校は完全排除、笑。
自転車ルールとあわせて勉強したり指導するチャンスだと捉えることもできたはずなので、結局は考え方次第なんだと思うのね。
既にルールは施行されて開幕しているわけで、今さら反対したところで何も変わらない。
新しいモビリティだからルールの勉強やら指導をするチャンスだと捉えたら、自転車ルールの勉強にもなるよね、と。
今さら自転車ルールの勉強といっても高校生はあまり聞いてくれないかもしれないけど、特定小型原付という新しいモビリティの勉強だと謳えば違うかもよ?
マイナス面をひたすら挙げればいくらでもあるけど、プラスに考えればプラスにもなるチャンスなのになんかもったいないように思う。
少なくとも、正体不明の野良電動キックボードを市場から排除する方向には向かうわけで、その点だけでも評価に値すると思いますけどね。
時速60キロ出る電動キックボードとか普通に販売されてましたが、ユーザーは摘発リスクがあるワケわからんものよりも特定小型原付として合法的に乗れるタイプを求めることになるわけで、ワケわからんものは市場から淘汰されていくでしょう。
それがメインの狙いなんじゃないかとすら思うのですが。
これだけの違反が「指導警告」(右図)になっていた理由を考えればわかるかと。
けどまあ、法改正のプロセスにおいて明らかに説明不足だったとは思う。
警察庁のパブコメにしても、最初から意見を取り入れる気がないように見えるし。
あと、「座り乗りタイプ」はよほど自転車よりも安全なんじゃないか?という意見も出てますが、それはある面ではそう。
ただしあくまでも特定小型原付は「原付」なので、自賠責やら軽自動車税やらランニングコストは自転車よりも掛かるし、そもそもバッテリーの問題から長距離走行には向かない。
ダメなところを挙げれば、自転車だろうとクルマだろうといくらでもあるし、それは特定小型原付でも変わらないのよね。
「特定小型原付の違反ガー!」と言い出すなら、その辺を見渡せばチャリカスが信号無視したり逆走しているし、クルマなんて歩道上に路上駐車してますわ笑。
それらを平等に非難するならともかく。
けど、懸念点がゼロなわけはないし、いいところ、ダメなところをきちんと分析することがバランス感覚がある人だと思います。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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