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日本人の日本語力。

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最近、日本人の日本語力について疑問を感じることが何度かありまして、

こういうのにしても、当たり前ですが野球や自転車遊び自体を絶対的に危険だと評価して注意喚起しているわけではなくて、より正確に書くなら「この公園において危険な」みたいなニュアンスになるでしょう。

 

東京ドームでルールに則り野球をすることが危険だとは評価できないし、公道でルールに則り自転車に乗ることが危険だとは評価できないわけで。

 

日本語って、どういう文脈やシチュエーションで語るかによって意味が変わるわけで、文字面そのまま読んで発狂する人がもしいたら日本語教育の失敗なのかと思ったりします。

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ニッポン語

先日の「最低でも105」にしても、その後に続くフレーズがあるのだと思ってまして、

 

「最低でも105」。
ちょっと前にしたアンケートについて、補足。 「最低でも105」 昔から「最低でも105」という話はありますが、個人的には予算に応じて好きなもの選べばよい、としか思ってなかったりする。 「最低でも105」という話をすると、必ずといっていいほど...

 

その後に続くフレーズをあえて曖昧にしているような気もしますが、少なくとも私の解釈では「最低でも105じゃなきゃダメ」ではない。
たぶん意味合いとしては「最低でも105なら上位互換性もあるし不満が出にくく、満足する人が多い」程度の話なんだと理解してますが、

 

「クラリスでもちゃんと変速するだろ!」

 

などと発狂している人もいたりするわけで、ちょっと心配になる。
変速するかしないかを評価基準にしているわけではないし、105より下がちゃんと変速しないなんて話もしていない。

 

ニッポン語って難しいのですかね?

 

理系の分野だと、「ある事象が起こらないことについて証明不可能なこと」を「可能性を否定できない」みたいに表現することがありますが、これの意味って

 

「存在しないことの証明はできない」

 

程度ですよね。
しかしおかしな読み方をする人にとっては

 

「否定・できないだから二重否定になり、強い肯定なんだ!」

 

などと発狂する。

 

こんな意味に捉えられたら、「この人とは話にならないからフェードアウトしよう」と思うでしょ笑。

 

ニッポン語って文字面そのまま読んでも意味が違うことなんていくらでもある気がします。
ある意味ではこれも似たような話かな。

 

ロードバイクの事故と、本当の原因。
何年か前になりますが、名古屋で先行する時速35キロで進行する大型車に対し、左側の狭いところから時速36キロで追い抜きしたロードバイクが事故に遭った件をご存知でしょうか? こちら。 この事故、民事の判例もあります。 刑事事件の内容 刑事事件の...

 

民事一審では、自転車が追い抜きされた(自転車が先行していた)という主張に対して「可能性を否定できない」として自賠法(人身損害)の賠償責任を認めた一方、「自転車が先行していたことの立証がない」として民法(物損)の賠償責任を否定。

 

なんでこうなるかというと、自賠法は「加害者が無過失の証明をしない限り賠償責任を負う」という規定になっていて、民法は「被害者が加害者の過失を立証」しなければならないから。

 

この場合の「否定できない」を二重否定=強い肯定だと受けとると、意味が全く通じなくなるわけで。

 

ニッポン語って難しいのか、理解力がない人がダメなのかは知りませんが、最近もうちの記事についておかしな読み方をして発狂されたばかりなので、英語教育の前に日本語教育に力を入れて欲しいなと思う今日この頃です。

 

ちなみにこれを書きながら、頭の中には「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」が浮かんできました笑。
意味は各自考えましょう。
そもそも、一部だけ取り出して考えることが間違いなんだとわかります。


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