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持病を隠して…運転以前の悪質性。

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ちょっと前にもてんかんの影響が疑われる事故がありましたが、

 

福岡の暴走事故、容疑者にてんかんの持病。
先日も書いた件ですが、 やっぱりというか、容疑者にはてんかんの持病があったそうな。 その後の捜査関係者への取材で、関係者への聞き取りから、男がてんかんの持病を抱えていたことが新たに分かりました。 事故現場にブレーキ痕はなく、防犯カメラの映像...

 

持病を隠して免許を更新し、持病の影響で事故と見られるとか…

容疑者の男は2023年7月10日、浜松市浜北区平口の国道152号交差点で信号待ちをしていたトラックと軽乗用車に突っ込み、軽乗用車を運転していた男性を死亡させたなどの疑いがもたれています。

免許を更新する際には、一定の病気などの症状を確認をする質問票を提出する必要がありますが男は、運転中に意識を失った経験があるにもかかわらず、質問票には「いいえ」と回答していたということです。

警察は、うその回答で免許を更新し、病気の影響で事故を起こしたことが「危険運転」だと判断し、逮捕に至りました。

 

うその記載で免許更新か 病気の影響で意識喪失…信号待ちに突っ込み死亡事故 45歳会社員を逮捕=静岡県警(静岡放送(SBS)) - Yahoo!ニュース
2023年7月、浜松市浜北区で2人が死傷した多重事故をめぐり、警察は衝突した車の運転手が持病を隠して免許を更新したなどとして逮捕しました。事故の際、運転手は持病により意識を失っていたとみられています

7月の事故について今逮捕ということは、身柄拘束して取り調べをする必要性があったことになりますが、「持病」というのが何なのか?は報道されていません。
てんかんについては、自動車運転処罰法3条2項、令3条2号にあるいわゆる「準危険運転致死傷」になりますが(「準」とは俗称みたいなもので法律上は危険運転致死傷ですが)、

第三条
2 自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるものの影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、その病気の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を死傷させた者も、前項と同様とする。
(自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気)
第三条 法第三条第二項の政令で定める病気は、次に掲げるものとする。
一 自動車の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する統合失調症
二 意識障害又は運動障害をもたらす発作が再発するおそれがあるてんかん(発作が睡眠中に限り再発するものを除く。)
三 再発性の失神(脳全体の虚血により一過性の意識障害をもたらす病気であって、発作が再発するおそれがあるものをいう。)
四 自動車の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する低血糖症
五 自動車の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈するそう鬱病(そう病及び鬱病を含む。)
六 重度の眠気の症状を呈する睡眠障害

報道内容からすると、てんかんの疑いなんですかね?

 

この規定ですが、

第三条
2 自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるものの影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、その病気の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を死傷させた者も、前項と同様とする。

①政令で定めた病気
②病気の影響で「その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」が起きることの認識(未必的認識)
③事故時にその病気の影響で正常な運転が困難な状態に陥っていたこと

 

これらを警察が捜査して立証していくことになります。
結局、ややこしくなるのは「病気の影響でその走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で運転したか?」という故意の認定になるわけですが…

 

病気の影響で運転に支障が起きることを未必的にせよ認識していたか?というところが争点になりやすい。
こちらでも少し判例を挙げましたが

 

福岡の暴走事故、容疑者にてんかんの持病。
先日も書いた件ですが、 やっぱりというか、容疑者にはてんかんの持病があったそうな。 その後の捜査関係者への取材で、関係者への聞き取りから、男がてんかんの持病を抱えていたことが新たに分かりました。 事故現場にブレーキ痕はなく、防犯カメラの映像...

 

あんまりいい判例があるわけでもないので…
良くも悪くも、危険運転致死傷の公判は長期化します。
交通事故裁判ってどうしても被害者が置き去りになったようなイメージで裁判が進みますが、そもそも免許更新時には持病の有無は「自己申告」。
ここってもう少しシステム的に解決できないのかなと思うけど、勝手に既往歴を行政が取得できるとなるとまた違う問題にもなりかねないし。

 

報道で弁護士さんが

<道交法に詳しい井上昌哉弁護士>
詐欺罪にも該当するような悪質性の高い行為をしている。ここが危険行為をする前段階として許されないことだと思います」

 

うその記載で免許更新か 病気の影響で意識喪失…信号待ちに突っ込み死亡事故 45歳会社員を逮捕=静岡県警(静岡放送(SBS)) - Yahoo!ニュース
2023年7月、浜松市浜北区で2人が死傷した多重事故をめぐり、警察は衝突した車の運転手が持病を隠して免許を更新したなどとして逮捕しました。事故の際、運転手は持病により意識を失っていたとみられています

確かに詐欺といえば詐欺。
自分の利便性ばかりに目が行き、他人に迷惑が掛かる可能性を軽視しちゃっているのよね。

 

やっぱ自動運転のほうがマシなのだろうか。
自動運転でちょっと思い出しましたが、こんな「ゲーム」があるらしい。

AIを欺いてゴールまでたどり着けるか?というゲームらしいのですが、要はAIが認識できなかったパターンを自動運転技術に役立てるそうな。
こういうデータって開発者的にはかなり必要なんだと思うし、ゲーム参加者は勝手に楽しんでくれるから双方ともにメリットがあるのでしょう。

 

うちなんて某Googleさんがアダルトサイト認定を何ヵ月にも渡り繰り返すという珍事がありましたが、AIの精度が高いのか低いのか、私自身も評価に苦しむ。

 

話が逸れましたが、ウソをついて免許を更新するなんてこと自体を封じることがシステム的にできないのかな?と思うけど、ウソをついた結果他人が死ぬのだからやるせない。

 


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