シマノの11速デュラエース、アルテグラのクランクリコール問題については何度も書いてますが、
シマノからはディーラーズマニュアルが出されていて、これに基づいて検査するようにと指示されています。
マニュアルに基づいて検査すると40分とか一時間とかかかるらしい。
その一方、こういう声があるのも事実。
問題なしだって!
様々な声があるのも事実。
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バラツキが出る理由
シマノのディーラーズマニュアルによると、点検は洗浄した後に「目視」になっていますが、
ショップによってはなるべく見落としを防ぎたいのだと思いますが、デジタルマイクロスコープを導入したりルーペでしっかり見たりするところもあります。
単に目視するだけのショップと、拡大して念入りに確認するショップで検査精度に差が出るのは当たり前。
ユーザー的にもきちんと見てもらえるショップを選びたい気持ちになるのは当然とも言える。
そして拡大して念入りに確認するショップと、目視のみのショップでは相対的に後者の信頼感が落ちることにもなるわけで、最初からシマノがルーペなりを指定したほうが良かったのではないか?と思ったりします。
マニュアル通りにすらやらないショップがあるのも聞いていてそういうのは論外ですが、マニュアル通りでも目視のみと拡大して目視するショップでは差が出るのは当たり前。
ショップに点検を任せた時点で均一な検査体制にはならないとも言えますが…余計混乱しているような気がする。
結構不思議なのは
確かシマノの見解だと交換になるのは1%以下みたいな話だったと思うけど、交換対象になったという報告はまあまあ多い。
そしてヤフオクやメルカリに「FC-08」や「FC-09」がよく出品されている気がしますが、交換になった人は何%くらいになるのだろうか?
ヤフオクやメルカリに出品しているのは使わないクランクということなんでしょうけど、なんだかんだ検査体制に大きなバラツキが出る時点でシマノの対応としては失敗だったのではないか?と思ったりします。
まあ、明らかなクラックが見えるのにショップから「問題なし」と言われた事例すら聞きますが、それについてはちょっと意味がわかりません。
結局、人が見て判断するというバラツキが出るのが当たり前な点検方法以外に選択肢がなかったのだろうか。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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