リムブレーキで制動力を上げる方法について質問を頂いたのですが、「リムだけにムリ」なんてつまらない話をするならしんでしまったほうが良さそうですよね笑。
一応、方法はあります。
タイヤを変える
そもそもの話、制動力に直接関わるのはタイヤと路面の摩擦。
タイヤのグレードを上げるとか、より太いタイヤにするとかでも制動力は上がります。
逆に、ブレーキキャリバーのグレードが高いのにタイヤが安物だと、ズルズル滑ってしまい無意味です。
リムブレーキ車の場合、タイヤクリアランスがあまり広くないのでフレームがどこまで対応しているか次第になりますが、タイヤのグレードを上げることは制動力向上になります。
ブレーキキャリバーのグレードを上げる
ブレーキキャリバーのグレードを上げることで制動力は上がりますが、デュラエースである必要は無いと思うのでアルテグラか105あたりで十分かと。
ブレーキレバーのセッティングを見直す
人間の手って開き気味よりもグーに近いほうが力が入るわけですが、たまにやたら「引きしろ」がないセッティングになっているロードバイクがあります。
レバーの位置をリーチアジャストで決めるのも大事ですが、
①でブレーキシューがリムに接する場合と、②で接する場合では②のほうが力が入るのは当たり前。
引きしろを調整してブレーキレバーを握りやすくすることが大事。
たまにいるんだよなあ…やたら引きしろを詰めてしまうメカニックの方が。
このあたりは自分でも調整は簡単にできますが、ショップに相談したほうが解決しやすいかも。
それこそ、STIの角度次第でも全然変わるもんです。
丁寧にフィッティングするショップって、いくつか試しながら「どれが力入りやすい?」みたいに対話しながらセッティングしてくれると思いますが、同じレバー、同じブレーキキャリバー、同じタイヤなのに全然ブレーキの掛けやすさが変わるもんです。
ここを丁寧にセッティングするショップは信頼に値する。
アルミリムなら磨く
マヴィックストーンでリムを磨くと、一時期に制動力は上がります。
間違ってもカーボンリムをマヴィックストーンでガリガリしてはいけません。
マヴィックストーンでリムのブレーキゾーンを擦るだけ。
いつもは違うモノを擦って楽しんでいるあなたも、たまにはリムを擦って楽しみましょう。
…なんか違うか。
マヴィックストーンで擦ると、リムの輝きが全然違います。
そして「一時的には」制動力が上がりますが、あくまでもヤスリで削ってキレイにしているので頻繁にはできません。
順番的には
順番的にはまずはセッティングの見直し、次にタイヤかブレーキキャリバーになるんですかね。
ただしどうやっても雨天時にはリムブレーキの制動力はがた落ちします。
そしてディスクブレーキのほうがブレーキとしては優位なことも事実。
けど、そもそも「やたら引きしろを詰めている」ためにうまく制動力が発揮できない場合もあるので、やれることはやったほうがいいよね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
あとは体重を減らす!というのは置いといて。
個人的にはリムブレーキはこまめな清掃が大事な印象です。
どうしても泥とか拾いやすく、シューにも細かい砂とか挟みがちで、それが原因でリムに傷が入ったり効きが悪くなる感じ。
横着して水たまり超えのバニーホップを失敗してポチャった時とか、直ぐにブレーキの効きを確認して、悪くなってたら安全な場所に停めてぐるっと一拭きしたりとか。
(タイム的にマイナス、急がば回れですね)
余談ですが、マビックストーンを使ったことが無いのですが、ホーザンのK-141辺りと比べて違いは有るのでしょうか?
自転車用専用品だから良い感じの番手なのかな?
半田ごてのコテ先清掃用にホーザンのを最初から持っていたので、そこからそのまま浮気したことがないもので。
コメントありがとうございます。
ブレーキシューのホジホジを忘れてました。
ホーザンは使ったことがないのですが、マヴィックストーンと変わらないレベルと聞いたことがあります。
実際にはわかりません。
あとはカンパに変えるのも手ですね。
コメントありがとうございます。
ブレーキの操作性やレバーの握りやすさ、という話ですか?
カンパニョーロは使ってないのでよくわからずです。
リムには砂消しゴム使っています
コメントありがとうございます。
砂消しゴムってまあまあキレイになるもんですか?